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ハロウィンネタ(大遅刻)です。

皆様11月いかがお過ごしでしょうか…(

🇺🇸🇯🇵ばっかり書いていて申し訳ありません。実の所私の主食でありまして…

ただイチャついてるだけの🇺🇸🇯🇵です

***

🇺🇸「Trick or Treat!」

部屋に入るなり言われたのはそれだった。私は一瞬固まった。

🇯🇵「そういえば今日はハロウィンでしたね」

数秒経って思い出す。連日の激務のせいで曜日の感覚が消し飛び今日がなんの日だったのか忘れていたようだ。

🇯🇵「お菓子…あ、いつも仕事の合間に食べるように常備してるチョコならありますよ」

実際今のところ勤務中は休憩すらないため食べることができたことはいちどもないが。

🇺🇸「ちぇ、イタズラしたかった」

彼はチョコレートを受け取ると、悪巧みに失敗した子供のように残念そうな顔をして言う。

🇯🇵「何するつもりだったんですかもう…」

そのまま話しながら、リビングに案内される。テレビ台の上にかぼちゃやお化けの小物がひっそりと置いてあってかわいかった。

🇯🇵「かわいいですね、これ」

🇺🇸「だろー?」

そう言った彼を振り返ると、彼は先程まで身につけていなかった黒いマントを羽織っていた。ヴァンパイアを思わせるような襟の大きなものだ。

🇯🇵「あ!もしかしてそれ」

🇺🇸「まーちょっとした仮装だぜ」

🇯🇵「アメリカさんやると映えますねえ…本物みたいです」

仮装のためかいつもしているサングラスははずしてあった。そのせいで透き通る青いガラスのように鋭く、けれど優しい光を持った視線が眩しい。

🇺🇸「なあ日本、ハロウィンではなんで仮装するか知ってるか?」

私は首を傾げる。

🇯🇵「そういえば知らないですね」

彼は私の手を取りソファに座らせる。

彼はその端正な顔ににっこりと特別楽しそうな含みのある笑みを浮かべている。

その種類の笑みに幾度か見覚えのある私は体を強ばらせた。

🇺🇸「ハロウィンは魂や霊が死後の世界からやってくる日だから、仮装は邪悪な霊に自分は仲間だと思わせるためにするんだよ」

🇯🇵「なるほど…身を守るためだったんですね」

彼はその笑顔のまま、私をソファの上に優しく押し倒す。

🇯🇵「あ、あめりかさん…?」

それは、なにかいいことを思いついた時の悪戯っぽい笑みだと知っていた。

🇺🇸「さーて、仮装してないかわいい子猫ちゃんはどこかな」

甘い声。ぞくりと体が震える。

🇯🇵「えぁ、…それは待っ、」

彼はその長いマントで視界を遮るように私を包み込むと、そのまま首筋にキスを落とす。

ちゅ、と軽いリップ音が響く。自分の顔が熱を持って赤くなっていくのがわかった。

🇺🇸「待たない」

綺麗な青い一対の瞳に貫かれれば、私はもう食われる寸前の被食者のように動けなくなる。ならば彼は捕食者だろうかと熱に溺れ始めた頭で考える。

ちゅ、ともう一度、今度は喉元にキスが落とされた。

🇯🇵「ん…ぅ、」

🇺🇸「油断した罰だぜmy Kitten ?」

その瞳が、甘い声が、何度も自分に向けられるたび堕ちていく。ああだめだと理性が警鐘を鳴らしても本能は止まらない。

今日くらいは、そんな邪悪にたっぷり浸かっていても許されるだろうか。

そんなことを頭の隅で考えながら、彼の首に腕を回して今度は唇の触れ合うキスをした。

***

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