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しばらくすると、ぞろぞろと人が入ってくる。
時計は7時10分。
皆が登校して来る時間帯だった。
ふと後ろを見てみる。
すいちゃんの姿が無い。
全く見ていなかったし、ぼーっとしていたから、すいちゃんがいなくなったのは気づかなかった。
「またなんか呼び出されちゃったかなぁ…。」
すいちゃんは、転校初日から告白が絶えない。毎日呼び出され、毎日返事をする。
みこは慣れちゃったけど、やっぱり複雑な気持ち。
みこなんかで良かったのかな…って度々思う。
そう思っていると、時間が経って、1時間目のチャイムがなった。
「もう一時間目かぁ…。」
授業を難なく受ける。
2時間目…。
中休み……。
時間は経つけどすいちゃんは一行に帰ってこない。
「すいちゃんサボって寝てるのかなぁ…」
「さすがに心配になってきた」
そう呟くと、屋上に移動する。だいたいこういう時は、屋上か図書館にいる。
屋上の扉を勢いよく開けると、青い髪の少女が静かに寝息を立てながら寝ていた。
すいちゃんだ。
「すいちゃん…寝てる…。」
今語り掛けても
きっと伝わらない。
だけど伝わらなくていい。
もしかしたら、逆に
伝わらない方がいいのかもしれない。
「みこさぁ……。本当にみこでいいのかって悩んでいるんだよね…。」
「すいちゃんって人気者だし…。」
「もっとお似合いの人がいるんじゃないかって……。」
その時、すいちゃんが唇を重ねてきた。
「んっ……!?」
「良くない人にこんな事してると思う?」
「すいちゃんはみこちが良いの!!」
「一番みこちが大好きだよ??」
「すいちゃん……。」
「みこち、おいで?」
抱きつくことしか出来なかった。
すいちゃんに体を任せて、落ち着くまで
一緒にいてもらった。
結構今回短かったかも!ネタなかっただけなので許して下さい🙇♀️次回全く違う所からスタートするかも