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なにわの姫

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なにわの姫

78 - 70.今日

♥

30

2024年12月02日

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駿佑Side

「頭痛い、、」

青白い顔をしかめながら辛そうに呟く○○。

駿「大丈夫、?寝とく?」

「ん、そうする、」


流「○○ホンマに辛そう、」

駿「いつも天気悪い時体調悪いけど今日は一段とやな、」

コンコン

流「はーい」

涼「○○いるー?」

駿「あ、○○さっき寝ちゃって。」

涼「そうなんだ。なら良かった、」

ホッとした表情でそう呟く山田くん。

流「??よかった?」

涼「いや、○○体調悪いかなと思って。」

さすがや。。

涼「ちょうど今日だし、天気も悪いし。」

駿「?どういうことですか?」

涼「今日、」



涼「○○起きたら連絡もらっていい?」

駿「わかりました、」



大「疲れたぁ〜!」

丈「お疲れ〜」

謙「皆んなでおやつ食べましょー!」

和「お!ええなぁ!」

流「ちょ、皆んなそんな騒いで入ってこんでや、、○○が、」

「ん、、」

「うるさい、、」

大「あれ、○○寝てたん?ごめん、起こしたな、」

「だいじょーぶ、、そろそろ起きないとだったから、」

「ねぇ、恭平は、?」

丈「そういや居らんなぁ」

和「予定やったら揃ってるはずなんやけど、、」

「えっ、」

駿「あっ。」

大橋くんの一言で泣きそうになる○○。

流「まぁまぁ!こんな天気やし、渋滞に巻き込まれとるんやろ!」

流星くんがフォローに入る。やけど、

「恭平、っ、はぁっ、」

駿「○○、落ち着いて。大丈夫やから。」

「はっ、はっ、」

謙「過呼吸起こしとる」

大「○○、大丈夫やで」

丈「○○、俺らの真似しよか」

丈「吸って〜吐いて〜」

「はっ、はぁっ、」

流「ゆっくりでええからな〜」

「はっ、はぁっ、」

駿「泣かんでや〜、恭平は大丈夫やから!」

「はぁっ、、はぁ、」

和「落ち着いてきた?」

「ん、っ、」

ガチャ

『お疲れ様でーす、』

丈「お、○○、恭平来たで!」

「恭平、っ、」

大「ほら、大丈夫やった。な?」

また過呼吸起こさんように大吾くんが○○の背中を擦りながら声を掛ける。

『え?なに?どしたん?』

流「今日天気悪いやん」

『あぁ、』

その一言で察する恭平。

『ごめんな、渋滞しててん。』

「ん、っ、」

『ごめんごめん』




コンコン

大「はーい」

涼「○○いるー?」

「にぃ、」

涼「ちょっといい?」

「うん、」

そう言って山田くんは○○を連れ出した。


○○Side

涼「体調大丈夫?顔色悪いけど」

「寝たらちょっとは。」

涼「そっか。」

涼「やっぱさ、付いていくよ」

「んーん、大丈夫」

涼「心配だから。」

「マネに付いてきてもらうし、」

涼「でも心配なんだもん、」

「大丈夫だから。ね?」

涼「…ちゃんと報告すること。」

「分かった」



『次ってYouTubeショート撮影ですよね』

和「準備しよ〜」

流「○○は休んでな」

「でも、」

大「そんな体調悪い人に準備させません〜。」

丈「流星後でメイクしたってや」

流「はーい」


流「○○起きて〜」

「ん、」

流「顔色悪いの隠すから」


流「な、○○、じっとしとれる?」

「ん、ごめ、」

流「ちょ、恭平後ろから○○支えてくれん?」

『了解』

ギュッ

流「頭支えといて」

『ほい』

「Zzz…」

駿「寝とる?w」

丈「眠気スイッチ入ったか〜w」


流「よし!OK!」

流「○○起きて〜」

「ん、」

『藤原さん、撮影お願いします』

「はいっ、!」

『ww』

「撮影、、?」

大「撮影やろ?」

「ん、そうだね、」




マネ「○○さん、行きますよ」

「はい、」




🏥

「藤川先生〜!」

藤「おぉ!○○ちゃん!久しぶり〜!テレビ見てるよー!」

「ほんと?ありがとう〜」

藤「もうすっかり有名になっちゃって〜!」

「いやいや。まだまだです!」

は「話もいいけど準備してよ?」

藤「あ、はーいw」

は「○○ちゃんはこっちね」


~治療中~


藤「お話があります」

「話、ですか」

藤「はい」

マネ「えっと、僕も聞いていいんでしょうか」

藤「ええ。お仕事にも影響するでしょうし、聞かれておいた方がいいと思います」

マネ「分かりました、」

「話って?」

藤「手術を受けるというのはどうでしょうか」

マネ「手術、ですか、?」

藤「はい。今の○○さんの場合、年に1回の治療でも大丈夫なレベルではあるのですが、やはり手術をした方が少しは痛みが軽減されると思います。」

藤「今後のことを考えると手術を今のうちに受けておいた方がいいかと。」

マネ「そうですか、、」

藤「でも、手術を受けるとなると、それなりにリスクは伴ってきます。」

マネ「そうですよね、」

「もし、手術ってなった場合、仕事は、、」

藤「激しい運動はしばらく控えて欲しい。」

「…」


藤「今日の検査結果によっては手術を受けてもらうかもしれないっていうことは知ってるよね?」

「うん、10年以内だと危険な状態になることがある、」

藤「そう。そうなった場合は手術をしないと助からないケースがほとんど。」


🚗

マネ「どうすんの?」

「手術したら痛みは軽減されるけど仕事に支障が出る。手術をしなかったら痛みはそのまま、仕事は出来る。もう決まってるよ」

マネ「言うと思ったけどさ。」

マネ「考えてみたら?手術。」

「手術は受けない」

マネ「でも、さ。もし今日の結果があれだったら?」

「…受けるしかないよね、」





🏠

謙「おかえりー!」

「ただいま〜」

丈「手洗ってきー」

「はーい」


「いただきます!」

和「んー、うま!」

大「おかわりあるよ〜」

プルル

「んー、ごめん、ちょっと出てくる、」

ガチャン

「もしもし?」

涼「聞いたよ。」

「…何を。」

涼「手術のこと。」

「受けないから」

涼「俺は受けて欲しいと思ってる」

「私は受けたくない」

涼「受けるにしても、受けるのは○○だから、○○の意見を尊重したい気持ちもある。」

涼「けど、なるべく○○にはこれ以上辛い思いをしてほしくない」

「私は平気だから」

涼「…このこと、皆んなには?」

「言ってない。私が病院に行って治療と検査してるっていうのも知らないと思う」

涼「ほんと秘密主義だねぇ、、」

「言っても余計な心配かけちゃうだけじゃん」

涼「ん〜、まぁそうかもだけど、、」

涼「…明日会って話そ。藤原くんも誘って。」

涼「家族会議。」

「分かった」


謙「○○の分無くなってまうで〜?」

「えー!ちょっと残しといてよーw」





恭平Side

大「なぁ、○○ちょっとおかしいよな?」

丈「あ、大吾もそう思う?」

『1人仕事帰って来てから何かおかしいっすよね』

駿「体調も悪そうやし、、」

和「そういえば何で今日あんなに体調悪そうやったん?」

和「過去1やなかった?あんな顔色悪いの。」

流「これ言ってもええんかな」

駿「でも山田が教えてくれたってことはええんやないんかな、」

謙「なになに?」

流「今日、まぁ天気悪かったやん。」

大「やな。」

駿「それプラス、今日、ちょうど愛さんが亡くなった日、命日なんやって山田くんが言ってて。」

丈「そうやったんや、、」



🚿

「手術、、」

「仕事をセーブしなくちゃいけないっていうのもあるけど、普通に怖いし、、」





「お風呂出たよ〜」

「あ、お兄ちゃん。」

丈「んー?」

「明日、にぃとお話がある」

丈「なに!?怖!w」

「大事な話だから」

真剣な表情でそういう○○。丈くんもさっきまでのふざけた感じから一変、真剣になる。

丈「分かった。」


和「大事な話って何やろ」

流「気になるな」

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