※ こちらはテノコン2023に参加させて頂きました
オリジナル小説なのでご注意下さい。
どうぞ!
「 さよなら、世界 」
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ドコッバコッ
沙 「 い”だッ… ポロポロ 」
も 「 うわッ、此奴泣いてやんのww 」
沙 「 … ポロポロ 」
コツコツ
も 「 やべっ、誰か来るッ 」
ぶ 「 とっとと隠れるぞッ 」
沙 「 … 」
コンコン
沙 「 あ、は…はい… ゴシゴシ 」
綺 「 ごめんっ、遅れて… 」
綺 「 会議長引いちゃってな… 」
沙 「 そんなの全然大丈夫だよニコッ 」
この人は 「 綺良 直翔 」( きら なおと )
家族にも、先生にも誰にも愛されていない私を
彼はずっと一緒に居てくれる。
綺 「 それより、その傷どうした? 」
沙 「 あははっ、大袈裟だなー、直翔はニコッ 」
沙 「 ただ、転けただけだよ〜ニコッ 」
綺 「 そ、そっか… 」
綺 「 …なぁ…今日は一緒に帰れる…? 」
沙 「 ごめん、今日も無理… 」
綺 「 そっか…じゃあ、また明日な、! 」
沙 「 うんっ、またね… 」
本当は帰って欲しくない。
無理やりでも一緒に帰らせて欲しい。
…そんなの直翔には届かないか、。
も 「 おぉい、お前さ?」
ぶ 「 何、直翔先輩と呑気に喋ってんだよ 」
も 「 あ〜腹立つ〜💢 」
沙 「 … 」
ぶ 「 あっ!ゴニョゴニョ 」
も 「 えっ、それめっちゃいーじゃん!!w 」
ぶ 「 でしょ〜!!w 」
沙 「 えっと… 」
も 「 おい…来いや 」
グッ
彼女からグッと手を掴まれた。
沙 「 いだッ… 」
私は階段の前に立たされた。
も 「 何されるか分かる?w 」
沙 「 ひッ… ブルブル 」
ぶ 「 www 」
ぶ 「 さよなら〜w 」
とんっ
沙 「 あっ 」
ゴンッ
ドンッ
沙 「 あ”ぐッ…!? 」
ゴロゴロ…
ドンッッ
沙 「 あ”がッ…いだッ… 」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
沙 「 ハァハァハァハァ 」
息が出来なくなってきた…
あれ、意識が…
沙「 … 」
私は彼女たちが笑っている姿を見て、
失神してしまった。
沙 「 んっ… 」
私が目治めるとそこは病院だった。
まだ目を上手く開けれない。
綺 「 沙羅!! 」
沙 「 あ……綺良… 」
綺 「 良かったッ…良かったッ…ポロッ 」
沙 「 あはは…泣かないでよ…ニコッ 」
綺 「 そりゃ泣くだろ… 」
綺 「 ゴシゴシ とりあえず、沙羅が生きてて良かった… 」
沙 「 ごめんね…迷惑掛けて… 」
でも正直…あの前死んでも良かったかもな
綺 「 ううん、良いんだ。 」
綺 「 ごめん、俺今日用事があるんだ。 」
綺 「 すまん、また今度な。」
沙 「 ううん、来てくれてありがとうニコッ 」
綺 「 ああ、お見舞いまた行くな! 」
沙 「 うんっ…ニコッ 」
ガラガラッ
も 「 なんなの彼奴… 」
それから私はずっと入院生活を送ってきた。
あぁ、やっと地獄から解放されると思った、
だけど…全然変わらなかった。
最初は 「 死ね や 消えろ 」などで
殴られるよりかはよっぽど良かった。
だけど…
どんどん日にちが経ってくる間に
私と綺良との思い出の写真などが
破られたのや燃やされた動画が送られてくるようになった。
正直、本当に殺してやりたい気分だった。
だけど、他の心の中には悔しい気持ち、辛い気持ちが合った。
何で私ばっかがいじめられないといけないんだ。
そう思う事しか出来なかった。
でも、私は決意した。
本当は、彼奴らよりかも先に○○たくなかったけど__
私は重くて全身が痛い体を引きずりながら
屋上へと向かった
3階__
6階__
9階__
最後…
10階__
正直、もうここで死にそうな位痛い。
だけど、私は此処で死んでちゃ面白くない。
彼奴らの他にも__全人類に笑われてしまう。
そんなの御免だ。
あぁ、もう分かったかな…?
そうだよ、私は死ぬんだ。
死んだ後の事__
ちゃーんと、見ててね♪
ガッ
フェンスに上がる。
沙 「 いたッ… 」
凄く痛いけど我慢だ。
深く深呼吸をして、
沙 「 スゥ- 」
手を広げて言った
沙 「 さよなら世界 」
ドンッッ
女 「 い、いやッ…!?女の人が…!!この病院の屋上からッ…!? 」
男 「 救急車ッ!!救急車を誰か呼んでくれッ!! 」
次のニュースです。
○○市○○町の○○病院の屋上から、
高校生の「 沙羅 世界 」さんが亡くなりました。
警察は、原因は自殺だと言っており、
「 沙羅 世界 」さんの病室には、ベットの上に死ねや消えろ などの手紙などが置いてあったそうです__
? 「 おぉ、ニュースにもなってるんだなぁ 」
? 「 ははは、今の内に笑っとけよ。お前ら 」
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