あの時と同じ優しい潮風が髪をあおる。
あの時と同じ天気で。
空の色で。
貴方の瞳の色。
何もかも完璧だ。
そうだね。
死ぬには本当にいい日だ。
「ねぇ、」
「ん?」
「私、秋奈ちゃんのこと大好きだよ」
「知ってる」
「だから…ありがとう。」
「…優里香と出逢えてよかった。」
「私も。」
最後ぐらい。
とびっきりの笑顔で。
貴方と一緒に。
「私を…救ってくれてありがとう」
「私を…愛してくれて」
「私と…一緒に居てくれて」
「*ありがとう。*」
あぁ、初めて出会った時も貴方はそんな顔をしていた。
「…そんな顔しないでよ」
「…..ん..?」
「優里香、誰よりも辛そうで。」
「..そうだね…。」
最後ぐらい。
全部吹き飛ばして。
これから、
この美しすぎる海と
あまりにも尊い貴方と。
夏の空と共に。
手を繋いで
2人で一緒に。
地獄でまたいつか。
さようなら。
ばしゃん。───
鬱陶しいぐらいの鳥の声が。
声が聞こえないぐらいの蝉の声が
波の音が。
心臓の音が。
全部海の中に呑まれて。
貴方に包まれて。
海の色も、
空の色も、
全て貴方の瞳の中に。
愛してる
じゃ
足りないくらいの
君への愛を込めて。
これは
「死にたがり少女」
と
「愛されたい少女」
の
たった2人の。
物語だった。
END…?
イエーイ✌️
完 かな? すごく雑。
海の中でキスして死んでほしい。てかそう。
ありがとうございました!!
HappyENDバージョンも創りたいなぁ…
まぁ、気分で!!
それじゃあ皆さま
お疲れ様でした。
コメント
12件
もう好き💘この二人の関係性泣けてくる 文才が凄すぎて言葉にできないような気持ちになった …天才か?
「大好きだよ」って言われて「知ってる」って言えちゃう秋菜ちゃん好きだ…感動した。。
神か…神だ…ッッッ!!