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あれから2週間がたった。
あの一軒からまともにべると話していない。
もちろんお互いが忙しいというのもあるが、、、
ちょうどべるとおどろくさんの遊び相手を交代し終えたばかりのしぇいどさんが声をかけてくる。
「さもさん。べるさんとなにかありました、、、?」
「へっ!?そ、そんなことあるわけないじゃないですか!」
「本当ですか?べるさんもはや目を離すとぼぉーっとしてるんですけど、、、」
「さもさんもそんなかんじなんだよね~」
とたまたまリビングに飲み物を取りに来たであろううたいさんが割り込んできた。
「へっ?そんなわけないじゃん!ちゃんとやってるし。」
「やってはいるけど前よりかはちょっとしたミス増えたよね。なにかあった?」
「ってかそもそもべるさんといる時間明らかに減りましたよね!?」
「うぅ、、、」
「何があったのさ。」
「えっと、、、」
こうして俺はもはや隠してもしょうがないと思ってこの前会ったことを洗いざらい話した。
すると二人はどこかおかしいといった様子で顔を見合わせていた。
「それで今離れちゃってるんですか!?」
「うん、、、、多分嫌われた、、、終わった、、、」
「だ、大丈夫だから、、、」
「俺嫌われたんだ、、、」
しばらく沈黙が続いた
「み、みんなどうしたの、、?そ、そのさもくんお通夜ムードだし、、、、」
するとべるがおどろくさんとおやつを食べに来たらしく下に降りてきた。
露骨に俺とは目を合わせてくれない、、、
終わった、、、
「あっ!そうださもさんとべるさんの二人にお願いがあるんだけど!」
珍しくうたいさんが言い出し始める。
「な、なに?急に改まって、、、」
「明日ちょっと調査に二人で言ってきてくれない?」
「わ、分かったけど、私よりしぇいどさんの方がいいんじゃない?その、、、現場慣れしてるだろうし、、、」
「私実は明日はうたいさんからのまた別件のお使いで1日町のほうへ出ないといけなくて、、、」
「それで二人に頼みたいんだけど、、、行けそう?」
「俺はいいけど、、、」
「べるねー!いってきなよ!!おどろくいい子にしてるから!大丈夫だから!」
「そ、そんなにいうなら、、、分かった明日ね」
そういっていったんこの場はお開きになる。
俺は急いでうたいさんの方について行った。
「う、うたいさん急にあんなこと言うなんてびっくりしたじゃん!」
「ん?なんのこと?僕わかんないや。」
「さっきの調査の話!俺にはいくらでも話し振る機会あったでしょ!」
「しらないなぁ」
あくまでしらを切るつもりなのかそっぽを向いていた。
花園奈々
600
#なんでも許せる人向け
うあなにぃみ
597
k@
84
と同時にモニターの方から声がした
『よっ!』
とつさんだった
「と、とつさん!?」
『うたちゃんがいろいろシステム改良してくれたみたいでな。こうやってすきを見て話せるってわけ』
「すご、、、」
『そんで?うたちゃんの方からかけるなんて珍しいじゃん?』
「そうそうべるさんに嫌われたってなんか騒いでるさもさんに一言」
「そんな急に言うなよ!?うーーーんそうだな、、、、、」
少し考えるそぶりをみせた後画面越しに俺と向き合った。
『俺には背景がよくわかんないからちゃんとしたことは言ってあげられないけど、もしかしたら今は嫌われてると感じてるかもしれない。けど、、、べるちゃんならきっと大丈夫。ちょっとべるちゃんも心の整理が追いつかなかっただけだから。大丈夫。凸さんが保証してあげるよ。』
「ほんと、、、?」
『もちろん!ってやべそろそろ戻んなきゃ怪しまれる。ごめん。また、、、、、、おどろくちゃんたちによろしくな』
そういって通信が切れてしまった。
なんか夢みたいだな、、、
ってかうたいさんがもちょっとでできるから!って言ってたのこれだったのか
「さもさん明日は頑張れ。ちゃんと二人で向き合うんだよ。あっでも調査してきてほしいのはガチだからよろしく。」
「ってかなんの調査、、、?」
「治安。何か身の危険があるようなら処理してかまわないよ。町の治安維持も僕たちのお仕事だからね。」
ーーーーー
あっさりと次の日になった。
「それじゃあべる。いこっか」
「うん。」
「二人とも大丈夫ですか?」
「うん」
こうして3人で車に乗って町の方に出る
行きはみんなで乗っていって帰りは俺たちが終わり次第しぇいどさんに迎えに来てもらうことになった。
正直めっちゃ助かる。
いつもならこういう道中も話すんだけど、、、
いまは重苦しい空気だけが流れている。
ーーー
【べる視点】
ぼーっとさも君の隣に座りながらこの前のことについて考える。
さも君はたまに私を安心させるために抱きしめてくくれることはあった。
でも、、、、
キスはさすがに安心させる材料にはならないし、、、
付き合ってない限り、、、
こんなの思わせぶりじゃん、、、
さも君はきっと私のこと妹としてしか好きじゃないと思ってたのに、、、
こんなの、、、
もしかしたら、、、
お互いに好きなのかもって、、、、
「二人ともそろそろつきますからね」
そういわれて降りる準備をする。
今日こそはちゃんと聞くんだ、、、!
ちゃんとしないと、、、
まずは仕事こなさなきゃだけど、、、
とりあえず探索地についたので二人で車を降りる。
「べるこっちだよ。」
「わかった。」
いつもは隣に並んで歩いていたのに並べない。
こないだのことを思い出すと恥ずかしくて少し斜め後ろを歩いてしまう。
さもくんは私のことすきなのかな、、、、
うたいさんに前相談したら
『なにいってんの?あれでさもさんがべるさんのこと好きじゃなかったなにになんのさ』
っていってたけど、、、
あれは本当に私のこと、、、、
「べる?大丈夫?体調悪い?」
さも君は変わらず私と接してくれてる、、、、
いや違ううまく接することのできなくなった私に気遣ってくれてるだけだ、、、
こんな避けてちゃ私嫌われちゃうよね、、、
「ちょっとだけごめんね」
そういって額に手を当てる
「熱はないみたい。何かあったらいうんだよ。」
「うん。」
またふたりで歩き始める
今日の調査は治安調査
今のところは大丈夫そう、、、
ってか戦争まっただ中で、一般の人たちにそんな気力なんて残ってないんじゃ、、、、
いやそういう考え方はよくないか、、、、
ちゃんと集中しないと、、、、
ちゃんと集中しないと困るのはさも君だもんね、、、
これ以上は嫌われたくない、、、
これ以上は、、、
気が付いた時さも君とは離れてしまっていた。
視界範囲内にはいるけれども、、、、
さすがにまずいと思っていそいでおいつこうとする。
こんな裏路地で何が起きるかなんてわかんないし
そういって走ろうとした時だった。
腕にがっしりとつかまれる感覚がした。
「いたっ、、、」
「こんなところに見慣れない育ちのよさそうな嬢ちゃんがいるなんて珍しいな。」
「だな、、、拠点に持ち帰ってどうするか考えようぜ。」
「まっ、、、」
「さ嬢ちゃん行こうな」
声が出ない、、、
あたまもうまく回んなくて銃も出せない。
こ、怖い
さも、、、くん
「さも、、、くん」
何とかちからを振り絞って声を出す。
自分が大丈夫だと暗示するために、、
もちろんそれこの人たちにばれてしまったから拘束がつよくなった
怖い、、、よ
ーーーー
【さぁーもん視点】
俺は何とかべるのことを考えないように仕事に頭をチェンジしていた。
ここら辺は裏路地
もともと女の子の連れ去り事件等でもよく耳にしていた場所だ。
そんなところが戦争の影響でもっと治安が悪くなるのは想像にたやすい
まってそういえば後ろからの足音がちゃんと聞こえない
さぁーっと血の気の引く感覚が嫌でもわかる
べるは、、、
振り返ろうとした時だった。
通ってきた道の方でか細く俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
姿は見えない。
探さなきゃ!
助けなきゃ、、、
俺が俺が守らなきゃなのに、、、!
とにかく急いできた道の方へと走り出す。
確か曲がり角になっていた場所は、、、!
ここら辺に、、、!
自分の予想した場所を見てみると無駄にがたいのよさそうな男性3人に無理やり引っ張られるような形でべるがいた。
とりあえずまだ距離が離れているうちにべるを引っ張っているサイド二名をしとめるために銃を持つ
大丈夫俺ならやれる
ここだ!
ヘッドショットとまではいかなくとも胸元に打ち込むことはできた。
「べるっ!」
「さも、、、くん」
「なんだお前、、、この女の連れか?」
「どうだかね」
グイっとべるを俺の方に引き寄せる
「わるいけど、、、、この子は渡せないかな。俺の子だから」
そういって胸元に拳銃を当てる
「お、お前さんにそれが打てるというのか?」
「さぁ。とりあえずそこにいたやつらは打ったけど」
「な、なら取引しよう!その女と引き換えに、、」
「ごめん。この子は俺のだから渡さないって言ってんのわかんないかな。」
声を聴く気は完全になくなりそのまま引き金を引いた。
べるにもう2度と触れさせないためにも一応もう一発撃っておく。
「さも、、、くん、、、ごめ、、、んな、、、」
「大丈夫!?怪我してない?怖かったね、、、大丈夫、、、大丈夫だよ、、、俺いるからね、、、」
そのままべるをぎゅっとする
べるを安心させたいのもあるが俺自身がべるを感じて安心したかった。
もう絶対にこんな思いはさせたくないから
「大丈夫だけど、、、びっくりしちゃって、、、」
「うん。そっか大丈夫だよ、、俺がちゃんと守るから、、、大丈夫、、、ごめんね怖い思いさせちゃったね」
自己暗示の様につぶやく、、、
いつまでもここにいるわけにもいかない
しぇいどさんに連絡しよう。
下手すればしぇいどさんだって危ない、
「しぇいどさんごめん。迎えに来てくれない?」
『わかりました。すぐそちらに向かうので場所だけ教えてくれると、、、』
「えっと、、」
ーーーーーー
あれからしぇいどさんに迎えに来てもらって拠点に帰った
帰ったあとはうたいさんが様子を見てくれることになり俺は部屋へと戻った。
ごめん、、
ごめんね、、、
俺が全然気にかけてあげられなくて、、、守ってあげられなくて、、、
俺べるにも怖い思いさせちゃったし、凸さんとの約束も守れてない、、、
『最低限守りたいやつだけまもっときゃいいんだよ』
その言葉が重くのしかかる。
おれは、、、、
俺は、、、俺は守れなかった、、、
助けることはできたけどもし俺が気づかなかったらべるはどうなってた、、?
もし、、、もし俺が、、、
、、、べるに合わせる顔がないや、、、
けどべるは俺のことを信じたのか何とか声を振り絞って名前を呼んでくれたから気づけた、、
それは少なくとも俺のことは、、、
こんこんと扉のたたく音がした。
扉を開けるとベるがいた
「どうしたのべる!?大丈夫なの!?」
「う、うん。大丈夫だよ。けど寝れなくて、、」
「そっか」
「だから、、、その、、、。今日、、、一緒にいてもいい、、、ですか、、、」
「大丈夫だよ。もう寝る?」
「、、、さもくんがいいなら、、」
「じゃあ寝よっか。」
二人で布団に入ってから電気を消す
二人で寝るなんていつぶりだろう、、、、
、、、
「べる。おいで」
「うん」
べるがぎゅーっと抱き着いてくる。
良かった、、、
俺のこと嫌いになってなくて、、、
「さもくん。今日は、、ありがとう」
「ううん。むしろ早く気づいてあげられなくてごめん。怖い思いさせちゃったね。」
「ち、違うの!むしろさもくんから離れてた私が悪いし、、、」
「大丈夫。べるは悪くないからね。」
「さもくん。私のこと嫌い、、、になってないよね、、、」
「なるわけないじゃん、、、むしろ好きだから、、、」
ぎゅっと抱きしめる
もう2度と離さないために
「さも、、、くん、、、?」
「べる。」
べると改めて向き合った。
「まだまだ頼りないし、もしかしたら今日みたいにまた怖い思いさせちゃうかもしれない、、、けど、、、けど隣でずっとべるのこと守らせてほしい。だから、、、、」
「俺と、、、付き合って、、、ほしい、、、です、、、」
べるはこくんと頷く
「うれしい、、いいの、、?さも君はわたしでいいの、、?」
「逆にべるじゃないと嫌だ。」
「ほんと、、、?」
「うん」
「っていうか、、、好きじゃなかったら、、あんなことしないから、、、、」
「えへへ、、、」
やっとちゃんと笑っているべるが見ることができた。
すごくうれしい。
「さもくん。」
「ん?」
「私も大好きだよ」