テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
花園奈々
600
#なんでも許せる人向け
うあなにぃみ
597
k@
84
ーーーーーー
第二章 君に会いたくて
ーーーーーーー
私が小さい頃はお父さんお母さん妹のべるの四人で一緒に暮らしてた。
お母さんは体が弱くてあんまり遊んではくれなかったけど、それでも体調がいい時は近くの公園に連れて行ってくれて遊んでくれた。
私たちに花冠を作ってくれてピクニックをして、、、、
べるはすこしおどおどするタイプなのか何か不安があると私に抱き着いてくることが多かった。
そんなこの様子を見てると自然に守らきゃ!とかこのこのお姉ちゃんなんだから!という気持ちがなんとなくわいてくる。
どうしようもないくらいずっと一緒にいたかったから。
お父さんはお仕事が忙しかったから日中の遊び相手はべるしかいなかったというのもある。
家にはお父さんが買ってきてくれるおもちゃがいっぱいでいつも二人で遊んでた。
べるは室内遊びが好きなのかいつも家で遊んでいた
単純に外に出る機会がなさ過ぎて外で遊ぶという選択肢がなかったのかもしれないけれど
「おねーちゃんは何読んでるの?私も読める?」
「べるにはまだはやいかな~」
「おねーちゃんのけちー。私と一歳しか変わんないのに。」
「うそうそ一緒によも?」
「うん!おねーちゃん大好き!」
「んもーそんなに抱きついてきたら苦しいって」
そういって軽くあしらう
するとべるは何かを察したのかしゅんとしてしてしまった、、、
またやってしまった、、、
「おねーちゃんごめんね、、、わたしやっぱり一人であそぶね、、、」
そうやってとぼとぼと歩いていく姿に申し訳なさを覚えた。
私はうまく声をかけてあげることができなかった
どうすればよかったんだろう
それなのにどうして私は、、、
「、、、っ!」
そんなことを考えているときゅっと胸が締め付けられた。
読んでいた本にこのまえおとうさんに買ってもらったしおりを挟んでべるが向かったであろうリビングに向かった。
「おかあさん!べるこっちに、、、」
リビングに向かうとべるはおかあさんといっしょにいた。
「あらななっし~。本読んでたんじゃないの?どうしたの?なにかあった?」
「べるに私悪いことしちゃった、、、」
「あらそうなの?」
「うん。謝らなきゃなのに、、、」
べるを見るとお母さんのよこにぺたりとくっついてすやすや眠っていた。
「おかあさん今からお薬取りに行かないといけないんだけどべると仲良しできるかな?」
「、、、うん。私べると仲良しする!」
「ふふ。ななっし~はよい子ね」
そういってお母さんはお家を後にした
とりあえずべるは起きる気配がなかったので読みかけの本を持ってきて隣で読んでいた。
「おーねえちゃん、、、だい、、、、すき、、、」
私のこと本当に好きなんだな、、、
ごめんね
突き放しちゃって
、、、、
私はそっと自分の思いに蓋をしてそのままべるといっしょに横になるのだった。
ーーー
数か月たったある日の晩のことだった。
このころから本が好きでいっぱい読むようになった。
本の世界にいると基本は邪魔させなくて没頭できた。
今日も入り浸るために本を開こうとしたときだった。
こんこんと扉をたたく音がした
「おねーちゃん、、、怖い夢みた、、、」
「そっか。」
「一緒にねよ、、、?」
「ごめん私まだ本読みたいから、、、」
「わかった。お母さんのところ行く、、、」
べるはそういってとぼとぼとおかあさんの方へ向かった。
最近は全然夜に一緒にねよってこなかったから大丈夫だと思ってたから、、、
、、、、
いいや本読もう。
考えても仕方ないよね。
明日はちゃんと遊んであげよう。
ーーー
気が付くととても遅い時間になっていた。
今日はどうしても本が読みたくて、部屋の電気を消した後もこっそり小さな明かりをつけて本を読んでいた。
でものどが渇いたから寝る前に水を飲みに行こうと思って体を起こしてリビングに向かった。
リビングの方に向かうとお父さんが帰ってきていたのかおかあさんと話している声が聞こえた。
「最近体調はどうだ?」
「ごめんなさい、、、一向に良くならないみたいで、、、」
「そうか、、、病院の方はなんといってるんだ?」
「もう入院したほうがいいと、、、」
「わかった。入院に必要な費用はちゃんと貯金してあるから安心してくれ。家ももう少し病院に近いところに移そうか。」
「そのことなんだけれど、、、」
「どうした?代わりに僕が準備しようか?」
「そうじゃなくって、、、最近どんどん情勢が悪化していってるでしょ、、、」
「あぁそうだな。きっとまた戦争が起きるのも時間の問題だ。かといってさすがに他国に逃げれるほどの財力は、、、もちろんほかの国に行けば君の病気も治してあげられるのかもしれないけれど、、、」
「あのね。あなたにはね。私が死ぬ前にななっし~とべるを連れて安全な場所にいてほしいと思ってるの。」
「そ、そんなこと、、」
「ううん。私がね。一番もう限界が近いことがわかってるのよ。でもべるはまだななっし~と違って私離れできてないから、、、せめてななっし~だけでもつれて生きてほしい。そうすれば少なくともこの先で戦争が起きた時に巻き込まれて死んでしまう確率は低くなるもの。」
「けど君たちを置いていくなんて、、、!」
「、、そうね。私はまだしもべるのことは迎えに来てね。あの子ななっし~にべったりだから。ななっし~は素直になあれてないけどね。」
「き、君は、、」
「私?私は十分あなたと入れて幸せだったわよ?それに~」
そっと私はその場を後にした。
なんとなくこれ以上は振れてはいけない気がしたから。
もうべると離れないといけないのかな。
私ちゃんとしないと
そうすればきっとお母さんたちも安心できるよね。
頑張ろう、、、!
ーーーー
あのひから一週間後のことだった。
「ななっし~。少しお父さんとお話しようか。」
べると遊んでいる最中お父さんに声をかけられた。
「うん!わかった!」
「ねぇ!ねぇ!私とは?ねぇべるとは?」
「はは。べるともあとではなそうな~とりあえずななっし~と話してくるからな」
「わかった!おねえちゃん!おとうさんまたあとでね!」
私が立ち上がってお父さんと一緒に外に出ると大きくばいばいと手を振ってくれた。
、、、、、
ーーーー
「ごめんな。ななっし~。急に連れ出して。」
「ううん!大丈夫!どうしたの?」
「おとうさんたち引っ越さないといけなくなっちゃったんだ。」
「引っ越し?」
「そう引っ越し。」
「なんで?」
「ななっし~のためにだよ。」
「私のため?べるは?」
「べるはまだお母さんが必要だからね。、、引っ越してしばらくしたら二人でお迎えに行こう。」
「うん!」
「ななっし~はいい子だ。」
「えへへ~」
こうして二人で手をつないで帰った。
あぁべると離れるんだな。
ーーー
引っ越しをするのは一か月後
その間に着々と荷物を片づけていた。
お父さんに本はそんなには持っていかれないよと言われ最低限の荷物にまとめていた
あとは、、、べるに気づかれないようにするだけ。
「おねーちゃん!」
「べ、べる?どうしたの?」
「おねーちゃんあーそぼ!」
最後だもんね
「わかったなにしよっか?」
その日は二人で過ごした。
ふたりでおままごとして、外に内緒で遊びに行って、お昼寝して、、、
これが最後の思い出になるとかみしめながら。
ーーーーーーーーーー
引っ越し当日になった
前日にようやくべるに伝えられたみたいで、ずっと泣いていた。
二人で泣いた。
二人で最後に遊んだ。
二人で最後に寝た。
でもそれだけじゃきっとこの子のことをなだめられない。
「やあだぁ、、、おねえちゃんいかないでぇ、、、おねえちゃん、、、、」
わんわんと泣きついて離れなかった。
「大丈夫だよ。また会えるから。私といない間いい子にできるかな。」
「やあだぁ私お姉ちゃんと遊ぶ!わたし、、、わたし、、、」
「大丈夫。遠く離れてても私がいるからね。それにべるにはお母さんがいるでしょ?あんまり困らせちゃだめだよ?」
「うん、、、、」
そういうと踏ん切りをつけたのがぎゅっと袖で涙を一生懸命拭っていた。
「わたし次におねえちゃんにあったときにはおねえちゃんみたいになれてるように頑張る。だから、、、だから、、、」
ぎゅっと涙をこらえていた。
「だから、、、また会ったらその時は、、、」
「その時は遊ぼうね。」
「うん」
そうして寂しそうに私たちを見送るおかあさんと涙をこらえてるべるを置いてこの家を出るのだった。
ーーーーーー
引っ越してから二か月がたった。
お父さんも私のことと離れたお母さんたちの出費もあるのかあまり家にはいなくなった。
けど休みの日はずっと私と一緒にいて構ってくれる。
今まで一緒に入れなかったことを埋めてくれるように。
ただ一つわかったことがある。
べるがいないのは寂しかった。
正直本読んでいるときに声をかけられるのは少し嫌ではあったけれどあれは贅沢な悩みであった
いないことが寂しい。
声をかけられないことが寂しい。
初めて本当に自分がべるが好きだったことを思い知らされた。
私ちゃんとべるのこと好きだったんだ。
最近は家のおもちゃは飽きて外を見ることが多くなった。
山奥だから人の通りはまだらだが、それでも移りゆくものを眺めるというのは楽しかった。
けどたまに姉妹とか兄弟の姿を見るとべるのことを思い出してたまらなく寂しかった。
もう私のそばにべるはいない。
ずっと甘えてたべるはいまはいない。
お父さんはべるのことを迎えに行くといっていたけどそれはいつなのだろう?
ーーーー
一年後の六月のある日曜日だった。
ずーんと雨が降っていてやけに重苦しかったのを覚えている。
日曜日だからお父さんがお休みで二人で室内で料理をして遊んでいた時のことだった。
全く持ってならなかった置き電話が鳴った。
初めて聞いたその音に圧倒されながら電話を取るお父さんのことを呆然と眺めていた。
「はい、、、そう、、ですか、、、、はい。」
「そうですね、、、、ではいまは少し仕事が立て込んでおりまして、はい。北西部の孤児院にすこし預かってもらうことは可能でしょうか?」
「はいわかりました。はい。では来月に。」
「おとう、、、さん、、、?」
電話がおわったあとのお父さんは見たこともない表情をしていた。
初めて、、、
初めて大人が、、、男の人が泣きそうになっているのを見た。
けど私がいるからなのかそっと向き合った。
「お母さんね、、、死んじゃったみたいなんだ。」
そうはっきりと告げた。
多分私相手にはごまかすよりちゃんと伝えた方がいいと思ったのだろう。
「そ、っか、、、」
おかあさん死んじゃったんだ、、、
べるは、、、、べるはどうなるの、、、?
ーーーーーー
一か月後
私はお父さんに連れられてもといたお家のほうへと戻っていた。
かつての実家ではなく向かうのはその近くの孤児院だった。
昔からその近くだけ異質な雰囲気があって近寄りにくかったのを覚えている。
「すみません。べるを引き取りに来たのですが、、、、」
「えっべるちゃんですか?ってっきり来なかったのでもう引き取られたのかと、、、、」
「えっ、、、、じゃあべるはどこに、、、、」
「ごめんさいね、、、ここにきてないかぎりべるちゃんの居場所は、、、、」
「わ、、かりました。それでは、、、ここらへんで、、、」
二人でもともとのお家に向かう
まだ入居者がいないみたいで大家さんが快く鍵を貸してくれた。
中に入ってみるとまだ大家さんも手が回っていないらしくものが残っていた。
けど家の中にはべるの姿はなかった。
とりあえずお父さんから欲しいものがあるなら持っていきなさいと言われ持っていく。
べるは、、、、
べるは、どこに行ってしまったのだろう。
私には分からない。
べるもさびしかった?
けどならよっぽどここにいた方が寂しくないはずだし、、、
もしかして、、、
どこかに行っちゃった、、?
けどまた会おうって、、、
また一緒に遊ぼうって、、、
「べるの、、、、べるのばか、、、、一緒にあそぼうって、、、いったじゃん、、、」
お父さんも同じ気持ちだったのかそっと背中をなでてくれた。
「べるが見つかるかもしれないから最後に警察署寄ってみよっか。」
「うん、、、」
こうして二人で家を後にした。
荷物はお母さんの形見とお手紙と、べるとのおもいでのおもちゃをもって。
ーーー
「紫髪の六歳の女の子ですか、、、少し調べてみますので少々お待ちを、、、」
お父さんが特徴を伝えると警察官さんはパソコンで調べてくれた。
「特にないですね、、、、」
「そうですか、、、ありがとうございます」
「いいえ、、、こちらこそ力になれなくて申し訳ない。」
そうお父さんたちが会話をして警察署を出るのだった。
「最後の頼みはあそこになるがさすがに行きたくはないなぁ、、、」
とおとうさんはぶつぶつ言っていた。
「けどななっし~を置いていくわけにもいかないし、困ったな、、、」
そうぼそっと言っていたのが聞こえてしまった。
なんでそんな危ないところに、、、
ぼーっとあたりをみまわしてみると住宅街だらけだった。
この中にべるがいるかもしれないと考えても見つけ出すのは至難の業だ
いるといわれても見つかるわけがない、、、
べる、、、
べるはどこにいっちゃったの。
「ななっし~今日はもうかえろうか。」
「うん、、、、」
二人のまま私たちはこの地を去るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家に帰ってきた後もそっとべるがおいていったおもちゃや本をつーっとなぞる。
寂しくてたまらなかった。
悔しかった。
どこに行ってしまったのだろう
お父さんはあちこちの孤児院や警察署に電話しているがどれも返答はいないと帰ってくるばかりだった。
べるは大丈夫なのかな。
一人で寂しくないかな。
私が読書の邪魔であしらうことが多くなってから甘えに来ることはなくなってしまったが、きっと今頃は寂しい思いをしてるんじゃ、、、
どうしよう、、、
わたしは、、、わたしは、、、
どうしたらべるを探し出すことができるの?
そんなことを考えているとポストに郵便物が投下された音がした。
「お父さん取りに行ってくるから、、、いい子にしてるんだよ」
「うん」
べるはいまどうしてるのかな
涼しいところにいるのかな。
ご飯はちゃんと食べれてるのかな。
「ただいま」
「お帰り」
お父さんの手を見てみると二つの紙を持っていた。
一つはよくある封筒に入れられた手紙で、もう一つは紅い異質な紙だった。
「ななっし~お父さん行かないといけなくなっちゃった。」
「、、、、」
「ごめんなぁ、、、、べるも見つけられなかったし、お母さんも、、、、」
目には涙が浮かんでいる
お父さんも悲しいんだ、、、
いまいち本当のことはわからない。
けど、、、、
お父さんもいなくなってしまうことはなんとなくわかった。
きっとまってといったとしても待ってくれない現状は嫌でもわかる。
「大丈夫だよ。私ここで待ってる!べると一緒に。」
「あぁ、、、約束だ」
ーーーー
こうして二週間後お父さんはお家を出て行ってしまった
どれだけ待っても当分お父さんは帰ってこれないから呆然と過ごすことしかできない。
私は、、、
おとうさん帰ってくるまではべるのこと探しにいけないな、、、、
どうしよう
するとふとおとうさんの机のうえにあけたまま置かれていた手紙が置かれていた。
お父さんが行かなきゃいけないと私に告げた時に持っていたもう一つのお手紙。
似たようなもの、、、
あるいは詳しく書かれあものだと思っていたから、あまり深くは気にしなかった。
、、、
別にみてもいいよね、、、?
初めて引っ越してからのお父さんの部屋に入った。
前のお家とは違って簡素なものになっていてベッドと机だけが置かれている。
手紙を手に取って読んでみる。
「差出人は、、、、おど、、、みん、、?へんな名前。」
けどどこかで聞いたことあるような、、、、
うーーーーんと記憶を探るとお母さんが言ってたことを思い出した。
『あっちの方はね、危ない人たちがいるから一人じゃ近づいちゃだめよ。』
その時に行っていた名前がこのおどみんという名前だった気がした。
あまり定かではないけども。
「とりあえず内容読んでみるか、、、」
【当組織にて今月の孤児の保護数および新規所属数は20件以上に上りますが、べるという名前の子は来ておりません。本部からの返信はないため詳しい情報はもうしばらくお待ちください。】
そう淡白な言葉が書かれていた。
住所を見てみると私が住んでいたお家に近いところだった。
もしお父さんはこのあぶない組織にべるがいたらどうするつもりだったんだろう
べるのこと引き取りに行ってくれえたのかな。
、、、っていうかこんなに律儀にやってくれてるのに本当に危ない組織なのかな?
お父さんが使っていたパソコンを使って調べてみる。
「えっと、、、おどみん、、、っと、、、」
『おどみん。〇〇国の中でも最大規模の反政府組織であり、その行動は地域の安心と安全と称して行われている。一般人には実害は出ていなく、反政府組織の中でも温和で親しみやすいともいわれる。しかし反政府組織である以上どこまでが正しいのかは記者にもわからない。噂では去年取引で人員を手にしたといううわさもある。』
、、、
「うーん、、何かむずかしいなぁ、、、」
記事はまだまだ続いている。
お母さんとお父さんはお国が大事といっていたけれど、、、
こんなみんな離れ離れになるのは本当に正しいのかな、、、
、、、
べる、、、
どこでもいいから元気でいてね、、、
ぼぉ~と窓を眺めるともう時間は夜で煌々と星が輝いていた。
、、、お母さんが星を見るの結構好きでよく見てたな、、、
『ななっし~今日は星がきれいに見えるわよ。三人で一緒に見ましょう?』
そういわれておかあさんとべるの三人でよく見ていたのをおもいだした。
大体見ている途中にお父さんが帰ってきて四人で見たっけかな、、、
、、、今はもう誰も一緒に私と星を見てくれない。
ねぇ、、、、
みんな今どこにいるの?
私寂しいよ?
ねぇ、、、、、、
ーーーーーーーーー
お父さんが戦争に行ってしまってから六年がたった。
日々をぼんやりと過ごしていた私のもとに一通の手紙が届いた。
「う、、、、そ、、、、」
お父さんが亡くなった。
戦死だった。
最後までべると私を会わせてあげたいとがんばってお父さんは会えないまま最期を迎えた。
そんな、、、、
そんなのって、、、、
べるは今もなを見つかっていない。
もしかしたら、、、、
ねぇ、、、どこにいるの?
ここでようやく私はべるの気持ちを理解した。
私があしらった後しゅんとしていたのは拗ねてたわけじゃない、無理やりかまってほしかったわけじゃない、、、、、、
どうしようもないことをわかってたけど寂しかったんだ、、、
私は一緒に過ごせたあの時間に突き放すような真似をしたことに罪悪感と後悔を覚え始めた。
、、、、探さなきゃ!
べるを探さなきゃ!
次の日私は最低限の荷物をもって家を飛び出していた。
ーーーー
家の付近を抜けて町の近くに出てみるとみるに堪えない惨状だった
人が倒れこみ、地を這い死んでいる。
それが当たり前化の様にこの街は動いている
こんなのは、、、、
こんなのは異常だ、、、
「ねぇおじょうちゃんここじゃ見ない顔だね」
ある一人の男性が声をかけてきた。
こ、怖いっ!
ばっと走りだしていた
こんな危険な中でも私はべるを、、、!
べるを見つけてあげたい
むしろあんなようなのに声をかけられてるならべるはこわいんじゃない?
見つけてあげなきゃ、、、
お姉ちゃんとしてやらなきゃ、、、、!
さすがにずっとは体力が持たないから少しづつ歩き始めた。
孤児みたいな子もちらほら歩いているからなのか、はたまたそんな余裕なんてないのは大抵の道行く人は声をかけてこなかった。
つまりここで私みたいなのに声をかけてくるのはよっぽど余裕のある人か、おどみんのような反政府組織の人なのかもしれない、、、
後者はよくわかんないけど、なんとなく戦争に関与してなさそうだし。
ーーーー
私は家を出てから約二年間この路上生活を続けていた。
一人でこんな路地裏でぐっすりねるのは危険だからと仮眠程度で済ませることが多くなり、食べ物もそんなにないしで限界に近い生活を送っていた。
みつかんないなぁ、、、
そもそもべるはちゃんと生きてるのかな?
ここまで見つからないとそうも考えたくなってくる。
だってこんなに見つからないのはおかしいよ
だって、、、
お父さんがどれだけ頑張っても、私がどれだけ捜しまわてもいないんだもん。
べるはどこにいるの
「うーん、、、、おなかすいたなぁ、、、、」
もうお金もないし、、、、、
けどこの先に食べ物手に入る確証もないし、、、、
、、、、、このまま、、、、
このままべる合わないまま死にたくはないな
そっと建物の裏に座り込む
今日は体力を温存しよう。
たまにはそんな日があってものいいでしょ。
「君大丈夫?」
いかにもな好青年な同い年ぐらいか年上っぽそうな人が声をかけてきた。
いつもなら怪しいと適当に逃げるのになんとなくもう限界で呆然と眺めていた。
ただなんとなく答えないのも失礼な気がして答えることにした
「さぁね。ただ疲れたのは事実かも。」
「まぁそうだろうね。どうして君はここに?きっと住はここじゃないんでしょ?」
「そんなことわかっちゃうんだね~」
そこでようやく彼の顔を見た。
あぁ、、、、かっこいいなぁ、、、、
一目ぼれだった。
自分でも何をしたいのかがよくわからない。
べるを探すことだけに集中してればいいのに。
「はい。」
しばらく呆然と彼を眺めているとパンをくれた
「お腹すいたんでしょ。」
「で、でも!」
「別にそこで強がらなくてもいいでしょ。」
遠くの方でかすかに声が聞こえた。
「あっ呼ばれてる。俺行かなきゃ。じゃあ。」
そういってどこかに行ってしまった。
その読んだ子も近くに来たのか話し声がかすかに聞こえた
「も~さがしたんだよ?」
「ごめんごめん。けどそっちも勝手に離れないでよ~また襲われたらどうすんのさ」
「、、、さもくんが助けてくれるよね、、、?」
「もちろん。当たり前じゃん。」
この後の会話は遠すぎて聞こえなかった
なんとなく懐かしい感じがした
というかなんで自分あの人に一目ぼれなんてしちゃったんだろう、、、
今日はそのまま意識が途切れた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!