テラーノベル
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はぁ…ようやく朝練終わったぁ…
ほんま…暑いわ…
タオルで汗拭かな汗くさくさになるし…
ほんま…勘弁してほしいわ…
制汗スプレーを振って!って…あかん!
空やんか…最悪や…はぁ…ついてない…
制服は夏物なのに全然涼しくない…
更衣室を出て…教室に向かおうとするとカバンを持って壁にもたれた角名くんがいる…
「あれ?角名くん…どないしたん?」
少し離れて声をかける…私…絶対に今…汗臭いやん!恥ずかしやん!
角名くんは顔を上げて私を見ると
「さっき…なんで俺を避けてるのか聞いたけど…〇〇から返事もらってないでしょ?」
と静かに話す…
「今も…何…この微妙な距離は…?おれたち付き合い始めたよね?」
と少しイラついてる…
「あっ!これは…その…」
なんて言えばええの?この状況よ?
私…汗臭いからあかんとか…昨日のキスを思い出して恥ずかしいからあかんとか言われへんやん…
だからと言って距離詰められるのも恥ずかしやん!
あぁっ…どうすればええのよ?
〇〇が悩んでいる間に角名くんは〇〇との距離を詰めて腕を捕まえて、腕を軽く引っ張っり抱き寄せる…
「ようやく…〇〇、捕まえた…」
角名くんは抱き寄せた私の髪に顔を埋める…
「ちょ!あかんて…角名くん…離れて!」
私は全力で角名くんを押すけど…びくともせえへん…
「あかん!離れて角名くん!私…今汗臭いから」
恥ずかしいけど…もう背に腹はかえられん!
汗臭い匂い嗅がれて嫌われるよりはましや!
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