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お風呂場にやっとの思いで着いた俺はタイルに崩れ落ちるように座り込んだ。

ひんやりしたそれにお尻がついてびくっと肩が跳ねる。


クロノアさんがシャワーのコックを捻って、ぬるま湯がかかる。


「はい、じゃあ壁に手ぇついて」


「へ、ぇ♡⁇」


「鏡に顔向けるようにして」


「!!、や、っ♡やだッ…!!」


クロノアさんのしようとしてることが分かって慌て出す。


「やだじゃねぇの。お仕置きだって言っただろ。どんな顔して他の男の名前呼んだか教えてやんなきゃ、ね!」


「ぁ゛ぅんんンっ♡!!」


「ほら」


顎を掴まれて、強制的に鏡に顔を向けられた。


「〜〜〜ッ♡♡!!?」


緑の目も、表情も全て蕩けきって、俺じゃない俺がそこには映っていた。


「こんな顔で俺以外の名前言ったんだよ。…許せないだろ?」


「しら、な゛ぃっ♡」


「………ふぅん?」


背面のまま両脚を抱え上げられる。


「ひぇ゛ッ♡♡⁈」


「見える?トラゾー。俺と繋がってるとこ」


「み゛ッ♡…みせ、ないれ゛ぇ…っ♡!!」


「俺の根本まで咥え込んでるのに、まだ奥で欲しがってるんだよ♡」


繋がってる部分を撫でられた。


「にゃ゛ぁ゛あぁああ…っっ♡!」


「猫かよ。…あー、そっか虎ってネコ科だったね」


ふはっと、背後で笑ったクロノアさんの吐息にさえ身体は敏感に快楽として拾う。


「じゃあトラゾーは立派な雌猫だね♡」


「ちぁ゛ゔぅ…ッ、ぉれ、めすじゃな゛ぃ♡」


「は?違うの?…こんだけ奥まで咥え込んでナカに注がれて喘いでるのに?」


「ちッ、がぁ…っ♡」


「こんなやらしい顔して俺のこと誘って煽ってんのに?」


「ッ♡、〜ツ♡!」


「…もう一回聞くね?トラゾーは俺の?」


「め…っ、めす、ねこッ、れ゛す♡」


「だよね♡」


鏡越しに満面の笑みを浮かべたクロノアさんが俺の項に噛みついた。


「トラゾー、髪短いから項とか首筋とか丸見えになっちゃうね♡」


「やぁ、ぁあ…っ♡」


「黒髪の短い襟足からチラつく噛み跡ってエロいね……あ、やべ、見てたらまた…っ、」


「ん、ゔぁううッ♡♡!!」


ナカで大きく脈打ったクロノアさん。


「濡れて張り付く髪も、やらしいね…♡」


「く、くろ、ぁさッ♡だって♡」


「俺?」


右側の前髪だけ掻き上げたクロノアさんの色っぽさが限界突破して目のやり場に困る。


「ッ、ナカ締まった♡」


「か、っこよ゛すぎへぅ…ッ♡、ずるぃ…っ♡」


酸欠もあいまって、クロノアさんの雰囲気にあてられて頭がクラクラする。


「そんなこと言ったらトラゾーが可愛いすぎて俺離してあげれないけど?」


「かわぃくッ、なん、か、ない゛っ♡」


「無自覚?ヤバいねそれ♡」


「あン、ぅ゛う〜〜ッ♡!」


鏡に映るだらしない顔をした自分と欲情しきったクロノアさんを見ながら身体が大きく跳ねる。


「(も、う、ダメだ…っ♡)」


後ろにいるクロノアさんに凭れるように俺の意識はそこで途絶えた。














重たい瞼を開けた時、体がとてつもない疲労感と筋肉痛に襲われた。

身動き、それこそ指一本動かすのも億劫なくらい。


「ぅ゛…ぐ、」


喉も喘ぎすぎて痛いし、掠れた声しか出ない。


外が明るいのを見て、どんだけ長い間ヤッて、どのくらい俺は寝ていたんだと察する。

枕元の時計を見れば案の定昼前。


そして、思い出される己の恥ずかしい行動に賢者タイムに入っていた。


「(なにが雌猫です、だよっ…言わせたクロノアさんもクロノアさんだけど、俺も俺だよ…)」


「あ、起きた?」


手に水を持ったクロノアさんが部屋に入ってきた。


「起き上がれる?」


「む゛、り、です…」


試みようにも体は言うことを聞かない。

俺の傍に来て肩に手を回したクロノアさんがゆっくりと体を起こしてくれる。


背後にクッションとかを挟んでくれる時に偶然クロノアさんの手が腰に触れた。

あれだけ長い間、触られ続けた身体が小さく跳ねる。


「ッぁ…」


出た掠れた声は行為を彷彿とさせるような甘さを含んでいて、慌て口を塞ぐ。


「……」


水を持ったクロノアさんは笑みを浮かべたまま、ペットボトルを俺に渡した。


「とりあえず飲みな?」


どうしてこの人はこんなにも元気に動けてるんだと思いつつも渡された水を受け取ろうとした。

震える手でどうにかペットボトルを持ちキャップを回そうとするも力が全く入らず、開けられない。


「あ、けらんない…」


「力、ホントに抜けちゃってんだ」


「……面白がって、ませんか…」


「可愛いなとは思ってるけどね。開けてあげる」


クロノアさんの手元に戻ったペットボトルのキャップは簡単に開いた。


「…なんか、嫌です…ムカつく」


「口移ししてやろっか?」


「!!、じ、ぶんで、飲みます…っ」


開いたペットボトルを両手で持ってゆっくり飲む。

ヒリヒリする喉に冷たい水が染み渡っていった。


「口の端から溢れてるよ」


指で拭ったクロノアさんは小さく笑う。


「……」


「分かった?俺が淡白な理由」


「……淡白なフリをしてた理由が身をもって分かりました」


こんなん毎日毎回されてたら死ぬ。


「残念だけど、もうやめるから」


「え…⁇」


「我慢しないって、言ったでしょ」


身体を引き寄せられて耳元でクロノアさんは囁いた。


「これからは俺も好きなようにトラゾーのこと求めるからよろしくね」


「ぁ、ゔ…ぇ、っ」


混乱と困惑する俺の背後のクッションを抜いたクロノアさんに、俺はベッドに押し倒された。


「ぅ、そ…ですよ、ね?」


あんなにしたのに。


「今はしないよ。流石にね」


隣に寝転ぶクロノアさんは俺を抱き締めるようにしてポジションを整えた。


「一緒に昼寝して、起きたら何か食べに行こうか」


「……何もしないって約束してくれるなら」


「しないよ。今日のところは」


ぎゅっと抱き締められ、心地よさに瞼がおりていく。


「おやすみ、トラゾー」


好意全てを詰め込んだ優しく穏やかな声に、再び眠りに落ちた。

こんな感じだなんて聞いてない(泣

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