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「っ!」
ルギは、激しい息遣いをし暗い森の中目を覚ました。
妙にリアルな夢だと感じ、ルギは冷や汗が止まらなかった。とりあえず動こうと周りを見渡した、すると目の前にスライムが現れた。
夢で見たスライムと同じ形、同じ動き、そして何かが溶けたような跡、金属と何かの肉だろうか、まさかだが溶けた金属は自分の剣、何かの肉は人間って事はないと信じたかった。おや、手はまだ溶けていないようだ。小さくて幼い手、自分くらいの子が自分以外にここに来るはずがない。ここで確信したあれは間違いなく自分の手。さっきのは夢じゃなかったのだろうか?だとしたら自分は〇んだ筈、何故生きているのだろう。そんな事を考える時間などなくスライムはこちらに気づくと襲いかかって来た。
ルギは夢を思い出し、攻撃を避けスライムを斬りつけた。
スライムはルギの一撃が効き、ルギは夢なのか現実なのかわからない場所で1度〇された相手を倒す事ができた。
倒した後、ルギの頭の上に
と表示されていた
ルギは訳がわからなかったが、生き延びたことに安堵した。
そして再び森を進んで行くと黒い何かが蠢いていた。不気味に思ったルギは見つからないように進もうと歩いたが見つかってしまい、逃げようと走り出したら後ろから針が飛んできてルギの背中に突き刺さった。針は毒を含んでおり、毒に侵されルギはまたしても〇んでしまった。
「グハッ!苦しいっ…僕は…ゲホッゲホッ!マだシにたくナ…イ」
ルギは薄れゆく意識の中、最期に猫らしき影を見た。