テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

狂気山脈最高地点、その頃に至る道に立ちはだかる最後の関門。漆黒の、巨大な岩壁。”大黒壁”。

天をつんざく黒い壁が、強烈な威圧感をもって小さな君たちを見下ろしている。

所々に氷が張り付き、あるいは岩肌がむき出しになったミックス帯。

ただし、超低酸素、強風、極寒……

高度1万mに至らんとするその熾烈な環境を抜きにして見れば、その壁自体は、慎重に登りさえすれば、登攀可能に思える。

大黒壁のピッチ数は4。

黒「か、かなりでかいですね。」

直央「1人くらいは死にそう。」

凜々蝶「縁起でもないこと言わないでください!」

前とルールは基本的に同じだが、3人には手記から得た情報がある。

ハーケンなどを岩壁に打ち込む、アックスやアイゼンを岩場に引っ掛けるなど、岩肌を傷つける行動を行った場合…

正攻法で普通に登った場合、壁の傷からどす黒くぬるぬるとした粘性の液体が染みだし、金属や肌を溶かす。

このペナルティを受けずに登攀を進めるためには、氷が張り付いたルートを途切れさせずに登るか、

あるいはアイゼン、ピッケルを捨て、岩肌を真の意味でのフリークライミングで登りきるしかない。

これを成功するためには、ナビゲーターが必要となる。

クライマー、ビレイヤーの他にナビゲーターを準備し、クライマーの登攀と同時に、ナビゲーターがナビゲートでロールを行う。

双方が成功した場合、1ピッチ進むことが出来る。

『クライマー』が失敗した場合は墜落判定。

『ナビゲーター』が失敗した場合は、登攀ルートに繋がらず、登り直し。

壁の途中でビバークすることも可能。

今日は猛吹雪。

凜々蝶「流石にキャンプしますよね?」

黒「ま、これじゃ進めませんよね。」


ーーーーー


18日目(残り食料12日分)

次の日。天候はまた猛吹雪。

凜々蝶「ま、また猛吹雪…」

黒「結構、厳しくなってきましたね。」

直央「このまま待つのにも限界があるな…」


ーーーーー


19日目(残り食料11日分)

続く猛吹雪に眉をしからめながらも、3人は更に追加で1日キャンプをした。

今日は強風。

凜々蝶「ど、どうします?」

黒「ここまでの天気と体力を考えると、今日登るべきだと思います。」

直央「最悪途中のピッチまで登ってビバークもできるし、登れるとこまで登っちゃおうか。」

クライマー、ビレイヤー、ナビゲーター決め。

直央「とりあえず、俺が道の選定を行う形でいいよな?」

黒「まぁこの強風の中まともにナビゲート出来そうなの直央さんしかいませんからね。」

凜々蝶「じゃあ1ピッチ目は俺が登ります。」

黒「となると消去法で俺がビレイヤーですね。」

ここから登攀が始まる。

【クトゥルフ神話TRPGパロ】動画班が狂気山脈に挑む。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

32

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚