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・ノベル慣れしてない、空白開けるの下手
・マリン船長嫌われ
・前世(V)→ファンタジー(海賊)に転生(他同期も同様)
・🦋は故人(ファンタジーの世界線で)
・体調不良、嘔吐吐瀉表現
・長い(多分)
・地雷さよなら
ここは朝8時には集まるギルド。だが、最近はみんなに嫌われている。
マ)あっほ〜い!おはよ〜
ぺ)…
ノ)…
フ)…
なんでだろう。今までベタベタ接しすぎてしまったのだろうか。
それなら私に責任はあるかもしれない。
でも仲間同士でコミュニケーションが取れないのは相当辛いのでは?
と思う。
私達の住むこの国は国力が強い故に、周りから狙われることもあるのだ。
そうなった時のために兵や軍隊として、各区域に長の軍隊を配置し、
そのリーダー同士で警備に回る。
そしてそのリーダーが任務や会議に駆り出される場が「ギルド」。
広大な領土を持つこの国では、
「陸」を担当する騎士、ノエル。
「森」を担当するハーフエルフ、フレア。
「王都の城」まわりを担当する兎の獣人、ぺこら。
「海洋」を担当する海賊、私。
で騎士と海賊には団員や船員を率いる棟梁として
『団長』、『船長』 の称号が授けられる。
そして私はその『船長』である。
自分で自己紹介をしていると、ギルドの管理長がやってきた。
ギルドの管理長とは、リーダーの作戦を1つにまとめて、可決を認めて
軍隊を全体的に動かしていく役目。
「みんな集まったのかね、さぁ今回は隣国の軍が森付近から攻め立てようとしている」
「これについてまずみんなで話し合ってほしい」
ノ)ん〜、森のとこからなんて戦略的には難しい場所を選ぶんやな。
ぺ)そうぺこね、なおかつフレちゃんのところは兵が少ないぺこ…
フ)そうだねぇ…100万程度しかいないからね…
マ)海の次に広いというのにかなり痛手ですね。
ノ)そうだ!団員さん達を森近くに配置して何かあったときは
入り込んでもらえばいいんよ!
ぺ)いいぺこね〜!
「外部調査で森から徹底的に攻めこようとしている。それも隣国の陸軍、騎士も含めてな」
「ノエルくんの言う通り、団員を近くに配置しておくのも1つの手だ」
フ)配置はこっちで決めておくね。
ノ)りょ〜か〜い
マ)あとのところは普通にいつも通りでもいい感じですか?
ぺ)全然おっけ〜ぺこ。
「これで作戦は可決します。何かあった場合はわたくしに連絡を」
…こんな感じで管理長がいるときは普通に話せる。
管理長がいなくなった後は、みんなすぐにギルドを出てしまっていた。
マ)…船長も行きますか。
なんで自分は嫌われてしまったのだろう。
港町へ向かう際もずっと頭の中で疑問が回っていた。
考えられる理由としてはこれしか思い当たらない。
まずこの国で一番大きいとも言えるのが「領海」つまり海がとても広い。
その分、隣国からの攻撃が懸念される場所で船の隻数を増やしたりしていかないと
迎撃が難しい。つまりかなりの戦力、兵が多く必要なのだ。
その海賊団の船員数は350万人越え、他である100万、200万を裕に超えていた。
この国で目安とされている兵数は船員が200万人程度、団員が200万人程度、
森付近に携わる兵が200万人程度、王都付近に携わる兵が150万人程度。
となっている。船員数350万人以上に対して、王都付近の兵が250万人以上、
なのに森付近の兵が100万程度しかいない。あと100万は不足している。
ちなみに団員は目安の200万程度に近い人数だ。
ここからわかる通り、王都兵と船員数が目安よりも圧倒的に多い。
それに対して森付近の兵は不足しているので、団員や王都兵が駆り出されることもある。
だけど船員から兵が駆り出されたことは一切ないのだ。
理由は地理的な問題があって、海と森は国の両端に位置しているから。
臨時の時、兵を送りたくても時間がかかる。
それだったら周りの団員や王都兵を送ればすぐに近くに駆けつけてくれる。
森を守る精霊であるハーフエルフはなんとしてでも森への侵略を避けたい。
彼等にとってはそっちの方が効率がいいのだ。
『同じ仲間なのに助けてくれない』
気づかないうちにそう思わせてしまったみたいだ。
1時間半の時間が経って港町に着いた。
船員…俗に言う一味とは、上手くやっていけている……
“はずだ。”
「船長〜船の確認してきました!」
マ)どんな感じでした〜?
「全20隻、異常はなかったです。」
マ)じゃあ、いつもの人は船長と演習、船動かせる人は警備を。
マ)他の皆さんは船の様子見るとか自主トレしてください〜
「分かりました〜!」
「……はぁ、俺らはいつになったら船に乗って海に出れるんだ?」
「しゃあないでしょ、おばさん船長なんだからどっか鈍ってんじゃね?」
「俺らも早くどっか行こ〜ぜ」
マ)ッ………
仲良くやれてる…と断言できなかったのは、これだ。
もちろんいい人もいるんだけど、たまに年齢を出してきて、ネタ(?)にする人もいる。
許しているつもりではいるが、正直あまり好きじゃない。
やっぱりリーダーというものは、考え方の違いからこの立ち位置を毛嫌いする人
もいるのだろうか。でも私は……文句を言える立場ではない。
なんせ私はそんな一味達と船、そしてこの海を死守しなくてはならない責任者、
『船長』なのだから。
マ)出航ー!!
頭の中で良くない思考が繰り広げられる中、船は順調に進む。
今日はいつもより日差しが強い上に甲板も焼けそうなくらい熱い。
今日の朝の出来事もそうだかこの暑さの所為か、頭がクラクラするような…
汗も尋常じゃない量だ。不快感や気持ち悪さも感じる。
でもそんな状況下でも甘えるわけにはいかない。
大国の海賊団である『船長』たるもの、
如何なる状況でも情けないところは見せてはならない。
マ)しっかり…しなきゃ…。
今日はいつもより波が静かだった。
to be continued……
追記
本当は読切で終わらせるつもりだったんですけど、長くなってしまったので
前編後編で分けますね。
あと管理長の「〜くん」呼びについてですが、偉い人がよく部活の名前つけて
くん付けするやつで、普通に女性にも使うことあるらしい(間違ってたらすみません)
なので管理長が団長のことを男の人とボケて勘違いしてることはないので
安心してください。
それではおつマリオン〜
(良ければいいねどうぞ、モチベーションが上がります。)