紅き跳ね馬が無敗の三冠を成し遂げる数ヶ月前…1人のウマ娘がいた
それは…紅き跳ね馬の同室、クリスタルルージュ
「ローマ、日本ダービーの後オークスに出ようと思ってね」
「そうか、桜花賞に続いてオークス挑戦か!」
ルージュは負けたレースはあるが、トリプルティアラのひとつ、桜花賞を制している
「ルージュが勝つの楽しみ!」
「このまま秋華賞も勝ったら…!」
トリプルティアラとは、桜花賞、オークス、秋華賞の3つを獲るとその称号が得られる。クラシック三冠と同じでもある
「やぁぁぁぁーーーー!」
「はぁぁぁぁーーーー!」
ルージュとローマは併走していた。もちろんレースみたいに
「はぁ、はぁ、中々やるなルージュ!」
「ハハハ、ローマもやるね!」
「オークス、楽しみにしてるよ!」
「日本ダービーもね!」
オークス当日
「ここまでやれてきたことは全部やってきた!後は…」
「気合いが入ってるじゃないか」
「グルーヴさん?!」
室内に入ってきたのはエアグルーヴ。女帝の二つ名を持つウマ娘。
「やる気も十分みたいだね」
「スズカさん!」
サイレンススズカ
とてつもない逃げ足を持つウマ娘。スペシャルウィークの憧れでもある。エアグルーヴとは交流があり、仲がいい。逃げ切りシスターズのメンバーでもある。
「女王の一角のオークス、頑張ってこい!」
「頑張ります!」
「クラシックの女王を決めるオークス!
現在1番人気は桜花賞を制したクリスタルルージュ!果たしてオークスでも勝利をすることができるのか?!」
【女王になるために!】
「ゲートイン完了、出走準備が整いました!」
「スタート!各ウマ娘揃って綺麗なスタートを切りました!」
【よし!いいスタート!】
「好スタートだな!」
「ここからどうなるのか!」
「先頭は7番、11番、5番…」
「まだ抑えとき!!」
「好スタートですね!」
「ローマ?!」
「いや〜同室だからね、けど負けてられないので!」
「ふふ、そうね」
「さぁ第4コーナーに差し掛かり最後の直線!」
【ここ!】
スパーーーーン!
「クリスタルルージュが上がってきた!グイグイ進む!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
「行けー!ルージュ!!」
「クリスタルルージュ!貴方は…」
「おおっと!?後方からかなりの追い上げを見せているウマ娘!フェアレディストームだ!」
「はぁぁぁぁぁーーー!!!!」
「何?!」
「凄い追い上げだ!」
「頑張れ!」
「「はぁぁぁぁぁーーー!!!!」」
「クリスタルルージュとフェアレディストーム!その差は僅かだ!」
勝負は………
「クリスタルルージュとフェアレディストームが同時ゴールイン!これは判定です!!!!」
「どっちだ!!」
掲示板は、クリスタルルージュが8番でフェアレディストームは14番
8番が1着という表示だった!
「勝ったのはクリスタルルージュ!!!!」
「やったぁ!!!!」
「優勝おめでとう!」
「グルーヴさん!ありがとうございます!」
「まさか僅差ゴールだったなんて」
「ローマ?!来ていたの?!」
「応援したくなっちゃって!」
「ありがとう!」
「さて、ウイニングライブがあるから準備してこい」
「あぁそうだった!」
ルージュは控え室に向かった
「ウイニングライブ♩♩♩」
「やたら嬉しそうじゃないか」
「?」
「私は2着だったフェアレディストームさ」
フェアレディストーム
ルージュと同じクラシックに挑戦中のウマ娘
マイル、中距離、長距離と適正の距離を幅広く得意とする
「フェアレディストーム!」
「今日は私の完敗だ」
「まぁさっき僅差だったけどね、このまま行ったらトリプルティアラも行けたりして!」
すると、ストームは手をルージュの方において
「!!!!!」
「と言っても、私は貴方に負けてるので、私は称号得られませんけど」
確かに感じた
凄い威圧が!!!!
「楽しみだねぇ、次の秋華賞!」
「私は勝つから!」
「そう、ならやってみなさい…」
女王の名に、新たな敵
「いや〜、ルージュ凄かったな!」
「何が?」
「僅差ゴール!マジドキドキしたよ!」
「失礼ね!私はローマになりたいのに!」
「ホントかそれ???」
「本当よ!」
「まぁなれるといいな!」
「えっ?」
「んじゃ歯磨きしてくるわ!」
「あっ、ちょっと!」
ローマが部屋からいなくなったあと、あの時を思い返していた
絶対負けたくない!
強いウマ娘になって、女王になる!
ストームの部屋
「貴方を…地獄へ…!」
ルージュの顔写真を、ダーツの矢で刺した
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どうした?!
コンパクトフラッシュさぁぁぁぁぁぁあん