「絶っっ対にいや!!!!!!!」
…….俺、三途春千夜は目の前にいるこの男、灰谷蘭に頭を悩まされている
「いいじゃーん、減るもんじゃねぇし」
そう言いながらちゃぷちゃぷとローションの入った器にガーゼを入り浸らせている蘭
「よくねぇわ!てか良いわけないだろ」
「えー、ローションガーゼくらいやらせてよ….」
「ローションガーゼ”くらい”ってお前ぶち殺すぞ」
「ちぇ」
「ちぇってなんだよ!ちぇって!!!!!」
「兄ちゃん三途に拒否られてんの?ウケるwww」
「りんどー♡竜胆は兄ちゃんの期待に応えてくれる?」
「んー……….むり」
「ガーン」
「ざまぁwwwwクソ谷www」
ローションガーゼという名の危機を乗り越えられた三途は上機嫌で部屋に戻って行った
悲劇が起こったのはその翌日、梅雨の雨でジメジメとした空気の朝だった
「っあ”〜、、やっぱこういう日は気分乗らねぇよなぁ..」
「涼しい室内にいられるだけ楽なほうだろ」
「まーな、てかお前の兄貴遅くね?」
「あー昨日夜中までホラー映画見てたからじゃね?」
「あっそ」
「どっかの誰かさんが 怖いから見たくねぇ! って言ったせいで兄ちゃん一人で見るはめになってたんだからよ」
「怖いとか言ってねぇわ!!!」
「てかそんなんだったらお前が一緒に見てやれば良かったんじゃね?」
「えー..やだよ、あのホラー映画けっこー怖いし…」
「お前の方がビビってんじゃねぇかww乙w」
「てかそろそろ起こしてきた方がいいだろ」
「そうだな、9時から会議だし」
「「……………」」
「俺は行かねぇかんな」
「俺も行きたくない」
「「…………….」」
「ジャンケンな」
「ええー…..」
「最初はグー!!!」
「ジャンケン…..」
「「ぽん!!!!!!!!」」
竜:✌️
春:✋
「くっっそ!!!」
「ふはっww乙ーwwwww」
「まじかよ….」
「あいつ寝起き超悪いから起こしたくねぇんだよ…」
「んなこと俺も知ってるしw何年弟やってっと思ってんだ」
「はー…行ってくる」
「行ってら」
「……..」
さっきも言ったが俺は絶対起こしに行きたくなかった。アイツは寝起きの機嫌がクソほど悪いからだ
「まぁ….でも、大事な会議だし、、起こさないと可哀想か….」
コンコン
「らーん、入るぞ….」
「失礼します….」
「ん、….、、….」
居た。
部屋に入るとダブルベッドの上でモゾモゾと動いている灰谷を発見した
問題はここからだ
さて、どうやって起こそう
ちなみに俺には昔、蘭を無理やり起こそうとして顔面を2発ぶん殴られた経験がある
あんときはクソほど痛かった死ぬかと思った。
「…んー…….」
「優しく起こせば大丈夫だよ….な…?」
「らん、、!」
「………」
起きる気配ZERO
どうしよう、もういっその事放っておくか
いやそれはそれで怒られそうだしな
「らーん…..」
「らん!!!!」
「……..」
もうこいつ何しても起きねぇんじゃねぇの
…いいこと思いついた。
続く
さよなら
コメント
2件
分かりますよこの後蘭ちゃんにえ っちぃことするんでしょはるち。はい好き。
夢小説だー! ふへ♡最高ですな。