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……角名くんの告白の翌日……
朝練の準備をしながら…
昨日は…なんか…ドキドキしてあまり寝られへんくて…めっちゃ…今になって眠い…
わぁ…北先輩…もう来てはる…
「おはようございます…北先輩…」
北先輩は…怒ったりせえへんけど、少し近寄り難い…
「〇〇、おはようさん。朝、早いなぁ…」
普段はおだやかなんやけどなぁ…
パイプ椅子を出して並べて…
テーブルの上をキレイに拭いて
畳んだタオルを置いて…
準備だけでもしっかりせな…
ふぅ…暑いわぁ…夏場の体育館なんて蒸し風呂みたい…汗が止まらんわぁ…
もう…6月も終わり…これからますます暑くなる…スポドリの量は増やさなあかんね…
〇〇が準備をしていると…だんだん部員が増えて来て…
「〇〇…おはよ…」
ひィィ…出たァ!角名くん!
昨日の今日で…私は一体どんな顔で
会えば良いのやら…ドキドキするやんか…
「あ!…おはよう…角名くん…」
しまった…私…今…汗すごいから…
あまり近いのは困るわぁ…絶対に汗臭いわ…
そんな私の気持ちをつゆ知らず…
角名くんは1歩…1歩…と私に近づいてくる…
うわぁ…ほんまにあかんわ!
これ以上近いのはほんまに困るわぁ…