⚠ニーゴ病み(特に絵名と瑞希)
「わたしのアール」パロです。歌詞も何個か出てきてしまってるのでご注意を
歌詞の内容をすこし変えさせてもらってます
問題あったら消します
別の学校にいるとか言う概念は捨ててます
視点→絵名
春になっていくのを実感してしまうような涼しさと生暖かさを感じる空気が頬を撫でる
重たい足を引きずり、そこにたつ
私は今、屋上に立っているようだ
ふぅ、と息を付き、扉に手を伸ばす
少し重たいそれを少しだけ体重をかけて押すと、それはいつもより重たく感じた
力をかけたときに瞑ってしまった目を開けると、そこには先客がいたようだった。
屋上のフェンスに手をかけている髪を一つ結んだ彼女は、私と同じことを考えているようだ
「…」
…ただ、なんとなく思っただけ
別に如何でもいい言葉。
…でも、なんとなく、先を越されるのが癪だった。
「…ねぇ、やめなよ。」
私がそう言うと、彼女は私に気付いたのか、こちらを向いた
「…別に、いいでしょ。…」
「…生きてても、息苦しいだけなのに。」
紫色の少し癖がついた髪を揺らしている彼女は、どこかで聞いたようなことを呟いた
「……ホントの自分じゃいれなくて、…疲れたの」
「……っ、」
ふざけんな。
…そんなことくらいで、
…そう言っても、どうせ、アンタは…、
(…優しくはある、家族も、いるんでしょ?)
私がそう言おうと口を開きかけたときに、彼女が先に口を開いた
「…話したら、少し楽になった。」
そう言って、彼女は何処かに消えていった
今日こそは、
そう思い、重たい扉を開くと、またもや先客がいたようだ、
少し背の低い女の子、
つい、また声をかけてしまった
その子はポツリと話す
「…わたしが家族を離れ離れにしたの。…わたしがいなかったら、そんなことにならなかったのに。」
「………。」
ふざけんな。
そんなことにくらいで、
…どうせ、
(認められてる才能が、あるんでしょ?)
そう言おうとしたとき、彼女は呟いた
「…また、曲を作らないと、」
彼女はそう言うと、そこから消えていった
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子。
何人目かに会った、カーディガンを着た子。
「…やりたいこと、認められなくて、もう、辛いんだ、…だから、ここに来たんだ」
そう言い、少し笑っていた子は、辛そうな顔をしていた。
本当は、言おうなんて思ってなかった。
口をついただけ。
でも、声をかけてしまった
「…ねぇ。やめてよ。」
ああ、どうしよう。
この子は止められない。
私には止める資格がない。
でも、ここからは消えてよ
(君を見ていると、苦しいんだ。)
そう思っていると、私の顔を見たその子は、少し俯きながら、口を開いた
「…じゃあ、今日はやめておくよ、」
そういうと、その子は小走りで走って消えていった
「……。」
(ごめんね。)
今日こそは、誰も居ない。
…誰にも、邪魔されない。
……邪魔しては、くれない
「…ちょっとは、軽くなったかな」
着ていたカーディガンは脱いで、少し結んでいた髪をほどいて、
背の高くない私は
「…今から、飛びます」
『わたしのアール』
コメント
2件
ほんとは瑞希にしようとも思ったんですけど思ったのがこれ書き終わったあとだったのでやめました。わたしのアール、神曲です