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結構グロいです。
要注意。
俺は流れ作業のごとく髪を乾かし、
服を着て、
家を出た。
少し歩くと、廃工場のような、ところに到着する。
ガラッ
シャッターを開けると、椅子に縛り付けられ、口をテープで塞がれた1人の男がいた。
身動きを取れないまま、充血した眼で睨むようにこちらを見つめてくる。
俺はこの短期間で、あの事故が事件であることを知り、犯人を探した。
そうしてようやく見つけた。
この男は、元はただのミセスアンチだったものの、事件の当日、工事の仕事が上手くいかず、むしゃくしゃしていたところ、サービスエリアから高速の下を見下ろしたところ、自分の大嫌いなミセスの大森元貴が車を降りようとしていた。
自分の大嫌いなやつだ。
腹いせにちょうどいいと、自分のトラックを走らせ、1番外側を走っていたトラックにわざとぶつかり、回転させ、落としたそうだ。
この、非常にバカで間抜けなおっさんは、これらの経緯を全てSNSに投稿していた。
だから犯人探しはとてつもなく簡単だった。
もちろん、このまま警察につきだすつもりは無い。
いくらこいつが刑罰を受けても、涼ちゃんと若井は帰ってこない。
なら、自分で制裁を下す。
そうして俺も自害して、2人の元へ行く。
ナイフをジャケットから取り出し、ナイフをおっさんへ向け、おっさんの周りを回りながら
俺はゆっくり問いかけた。
「ねぇ…おじさん、俺さ、どうすればいいと思う?」
おじさんは相変わらず怒鳴ろうとしてくるけど、ガムテープのせいで塞がれて何を言っているのか分からなかった。
「は?なに?」
俺がそういうと、ただならぬ空気を察知しておじさんは黙った。
俺はおじさんの正面にたち、ナイフを首に突きつけ、とあるスマホの画面を見せてこう言った。
「まぁ、いいや、見て、これ。」
そういうとまた暴れだした。
まぁそうなるだろう。
俺のスマホの画面に映っていたものは
『涼ちゃんと若井を殺したおっさんなんて殺した方がいいと思う人〜、』と書かれた投稿文だった。
投票数は、51万8254。
賛成派は96%、どちらでも良いは、3.2%、反対派は、0.8%。
「てことでお前殺すから。」
次の瞬間、首をシュッと深く切った。
血が見たこともないくらい飛び散った。
暴れていた男は首をかくんっ、と気を失った、
というか死んだ。
俺は荒々しく蹴って椅子を倒し、
馬乗りになってザクザクと遺体を刺しながら問いかけた。
「なぁ、どうすれば良かったの゛??」
俺は泣きながらまた問いかける。
「な゛ぁ゛ッ、どうすれば良かっだんだよ゛ッ」
ザクッ
ザクッ、
男からは血が。
俺からは涙が、
ただただ流れていた。