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さて、ハカラのマナを譲り受け普段よりもパワーアップはしたが、どうしたものかな、、
多分今の俺でも勝てない気がするんだよなぁ、、けど今は避けながら考えるしかないか
マナを使わない術はこの世にはない、、はずだからあの線もマナのはずだ。そしてマナは分身したからといって二倍などになるわけではない。つまり分身すればするほど1人ずつの力は弱くなるはず。
考えられる手は4つだ。
線に俺のマナを流す これはどうなるかわからないのがネックだな
引くほど分身させる 相手の攻撃を避ければ避けるほど持ち駒は増やすはずだからな
口だけ番長 正直煽りが一番最強だと思う、後それで相手キレて分身増えたらラッキー
土下座 古代から伝わる最終奥義だ
さてどれにするか、、、、
相手に何かを仕掛けるのはリスクが高すぎる
仕掛けるのであれば相手じゃなくて自分に仕掛けなくては、、、
ウェンディを俺が呼び出せばいいのでは?そうすれば単純に戦力も上がり何かあったら逃げることだって不可能ではない、だがそれは今の俺には不可能である。今の俺にはウェンディを呼び出すほどのマナが残ってはいない。
獣術を使う者の基本だが呼び出すためには対象のものと比例した量のマナが必要となる。つまり強いやつを召喚しようとすればするほど必要なマナは増えていくのだ。つまり今マナの少ない俺に呼び出すことは不可能なのだ。
こうなったらまだできるかわからないがリバーシブル召喚ってのをやってみるしかないな。
リバーシブル召喚というのは術者が獣を召喚するのではなく獣が主人を召喚することだ。
ウェンディならマナも多いし俺を呼び出すことはできるかもしれないが、リバーシブル召喚するにはその獣とのつながりが強い必要がある。お互いを信頼し合うパートナーでなくてはリバーシブル召喚はできないのだ。
今あいつと俺はパートナーと呼べるのか、、そしてこの技は俺が移動する技だ、リバーシブル召喚するということは俺は戦場から逃げるということだ。
つまり簡単に使うのではなく最悪な状況に巻き込まれた時に逃げる緊急回避用として使うのが賢明だろう。
さてどうするか、、いずれにせよ今使ったところで相手が来るのも時間の問題だろう。今は限界まで戦い続けるしかないな。
「さっきからちょこまかと避けるわね、けど私たちが4人で終わると思ったら大間違いよ。連奏・曼荼羅万華鏡!!」
そういうと地面の線がどんどん増えていった
「もともと私たちは2人だけど線が増えるたびに私たちも増え続けるわよ!あとは頼んだわ、お兄ちゃん」
「あぁ、2、4、8、16、32、64、128と時間がかかる度に増えていく、俺の剣からも逃げれなくなってくる、そろそろあきらめたらどうだ、レヴィ」
やばい、、ただでさえ一本に苦戦していたあの剣撃が今や64本もある、しかしその分パワーも1/64のはず!
相手のマナが256だったら今1人のマナは4のはず、勝てる、、、
「食いやがれ!!ハカラのマナものせた俺の拳だ!!」
手応えはある、確実に当たった。どのくらいダメージが入っているか確認してみた。
「はぁ、浅はかすぎる。仮にも俺らはスコンフィットだぞ?俺らが分裂するたびに弱くなるわけがないだろう。そもそもこれらは虚像だ、俺本体ではなく俺のコピー体だ。俺の力やマナをそのままそっくり似せた虚像だ。これは分裂じゃない、増殖だ」
これは絶体絶命すぎるなこりゃ
次回「リバーシブル」