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月守神社__


『んで、何の用?太宰。』


「ここ等辺で”また”増えてきたみたいでね。」


『はぁ~…最近は減ったと思ッたのに…依頼は何?』


「九尾の女が出現してるからそれの退治をお願いしたいんだけど…」


『九尾の狐ねぇ…良いけど、そろそろ探偵社に戻りたいんだけど?』


「それは…社長に云ってほしいな。」


『ま、良いや。何処に出てるの?』


「えーっとねぇ…渚河川敷かな。頼むよ。」


『はいはい。』


「…そろそろ”お兄ちゃん”って呼んでも良いんだよ?」


『うっせぇ!私はもう”太宰”じゃないんだよ。月守になったんだよ。』


「私も月守にしようかな…」


『辞めなよ。月守治なんてもはや誰。似合わない。』


「相変わらずの辛辣…」



神社の外では2人の兄妹を懐かしむかのように

紅葉が散っていた

最強異能力者の秘密

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