ツララとオーターが行為を終えたその一時間後。
「・・・・ん。」
(何でしょう、ひんやりしているのに心地良い。)
自身を包み込んでいる何かに心地良さを感じながら、オーターがゆっくりと目を覚ました。
(ここは・・・ベッドの上?私、どうしたんでしたっけ。)
オーターはボーッとしたまま、今までの出来事を思い返す。
(確か、ライオにツララに書類を渡すように頼まれて、研究室に行って、ツララに書類を渡して、それから、それから・・・そうだ、テーブルの上にあった薬?を飲んで、体が熱くなって、その後ツララと一緒に、いっ、しょ・・・に。)
『あっ、あっ、あっ、ああん。』
『アッ!ツ、ララ!イく!イくぅ!』
『ん。イッて、オーター。』
『あっ!』
『・・・早く、貴方のを入れて?』
『う、うん。』
『あっ、あっ、はぁぁ。これっ、これぇ!』
『アッ!アッ!やっ!イイ!気持ち、イイ!
もっと!もっと突いて!』
『オーター!オーター!』
『ああアアー!』
『うう。』
ボン!
段々と断片的に何があったのか思い出した瞬間、オーターの顔が林檎のように真っ赤に染まった。
(わ、私はなんて事を!勝手に他人の物を飲んだ挙句に、同僚であるツララと関係を持ってしまうなんて!ハッそうだ、ツララは。)
「あ。」
完全に目が覚めたオーターはそこで初めて自身が、ツララの腕の中にいる事に気づいた。
先程からオーターが感じていたひんやりとした何かとは、ツララだったのだ。
「スー、スー。」
ツララは激しい運動と事後処理に疲れたのか、未だ目を覚まさず寝息を立てていた。
その寝顔は幼く、先程までオーターを激しく抱いていた人物とは思えない。
「・・・・。」
オーターはジッとツララを見つめながらもぞもぞと動き、手を伸ばしひんやりしてふっくらとしたツララの頬に触れた。
(今はこんなにも愛らしいのに、私を抱いていた時の貴方はまぎれもなく『男』だった。・・・私は何当たり前の事を。ツララに失礼でしょう。)
そんな事を思いながらオーターがツララの頬に触れたまま撫でていると、
「んー。」
「!」
ツララが声を上げながら身じろぎし、そっと大きな目を開けた。
コメント
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わーいいなーオーターさん。僕もいれてー