同じ言葉を繰り返す元貴に
俺の胸の中で何かが崩れ落ちた。
side wki
そのまま俺はふらふらと廊下へ向かい、
角の自販機の前でしゃがみ込む。
誰にも見られたくなくて、顔を膝に埋めた。
何分間そうしていただろう。
「……わかい?」
焦ったような声が聞こえて顔を上げると、
そこには涼ちゃんが立っていた。
涼ちゃんはしゃがみ込んで俺の顔を覗き込むと、
凄く心配そうな瞳で俺を覗き込む。
「わかい……??どうした…? 何かあったの……? LINEしたけど、反応ないから探したよ。」
その言葉に、今度こそ、涙が溢れる。
「……っ、、涼ちゃん、、俺、、、どうしたらいいんだろう。」
この感情が、どうしても、辛くて苦しくて、
誰かに縋って、逃げたくなる。
涼ちゃんはそっと俺の肩に手を置いて、
柔らかく、優しい声で囁いた。
「…………。 若井…。
ゆっくりでいいから。 はなせる … ?
話したくなかったら、話さなくていいから。」
「…っ、 、、涼ちゃ……、、俺、、よわくて、、ごめ……、、」
「わかい、わかい、、。大丈夫だから……。ねっ……。全部きくから ……。
1回 思ってること、僕に全部ぶつけて いいから。」
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コメント
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うわー、むずかしすぎるこの選択、
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