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【⠀本編 】

ユーリ /

『 兄さん、お早う御座い升 。 』

魔人フョードルに挨拶をし1度頭を下げる彼は フョードルの実の弟。

フョードル /

「 お早う御座い升、ユーラ。 」

ユーラはユーリの愛称。

(面倒になったのでこれからは基本ユーリ視点で進めようと思いますごめんネ)

何時も兄よりも早く起きることが出来ない。

時計に目をやると短針は5時を指していた。

控えめな音量のラジオからは聴き慣れた音楽が流れている。

珈琲を淹れると兄の斜め向かいの椅子を引き腰をかける。

僕への配慮だろうか。遮光カーテンは今日も開くことはなく隙間から朝日が登っているのであろう。だんだんと明るくさすようになる。

『 兄さん、今日の予定は? 』

「 ヒミツです 。 」

何時ものように予定を聞くが変わらず教えてくれてくれない。

_退屈。

夜になるまで基本外に出ないし夜になるとそれはそれでお店は閉まっている。

夜の繁華街に行くことも考えたが眩しい程の明かりに耐えられるとは思わなかッた為諦めた。

粗方本も読み尽くしてしまったし推理小説は途中で真相が分かってしまう。

微かな呼吸音と時計が時を刻む音が規則的に聞こえる以外に何も無い部屋を見渡す。

するとチェス盤が目に入った。

相手など居ない。兄にはいつも勝てないし他は相手にならなく退屈だ。

そんなことを考えていると何かを察したのか兄がこんな提案をして来る。

「 探偵社に行ってみたらどうです? 」

『 太宰とチェスを? 』

「 えぇ、厭ですか? 」

『 …彼は好かないが、退屈よりかは 』

「 手を出してください 」

手を差し出す。

すると兄は何かを手渡ししてくれた。

おそらく盗聴器だろう。安心するのでとてもありがたい。

そんなことまで判ってくれるのは矢張り兄しか居ない。

『 ありがとう 』

礼を伝えると兄は席を外し、外出してしまった。

『 却説、僕も出ようかな。 』

着替え等を済ませる。

羞明気味の僕には欠かせない目元の隠れるフェイスベールを身に着ける。

これでも眩しいがかなり楽になる。

かなりの時間が経っていたようで時刻は7時頃。非常識な時間では無いだろう。安心して探偵社へ向かう。





900字近くになってしまいましたゴメンなさい!

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