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『キョウ!お前すげぇな!?船に乗んのは初めてだろう?マジで酔わねぇのかよ?』アマガサは少し驚きながらキョウに尋ねた。
『全然平気だぞ?爺は昔こんなもので酔っていたのか?』『いや、俺は平気だったがサイエンやモンテロがちょっとな』それを聞いて少し間を空けてからキョウは『モンテロはどんな男だったのだ?』と呟いた。
(あぁ…そういやコイツはモンテロのことを知らねぇよな)そう思ったアマガサはモンテロについて話し始めた。
『アイツは鬼ヶ島でおでんに殺られたけどほんっとうに成長したんだぜ、最初は雑用だったやつが先鋒の隊長になって、それから大看板にまでなったんだからな』とアマガサは懐かしむように少し笑顔で語っている。
『アイツが先鋒の隊長の時はよく先を急ぎすぎる癖があったんだが、鬼ヶ島決戦ではよく周りを見れていたしな』『会いたかったものだ』そう言いキョウは遠くの方を見つめていた。
そのときキョウは空中になにかいることに気づく。
『アマガサ!空から何か向かってくるぞ!』『ん?どれどれ』そう言われアマガサもその方向を見ると仮面を被った男が空を歩いていた。
(月歩が使えるのか…)そうしてアマガサたちはその男を見つめているとその男は船のちょうど真上まで来て船に降り立った。
『おい誰の船…』『助けてくれ!』アマガサが喋り終わる前に仮面を被った男は必死に叫んだ。
『今アイツらに対抗できるのはお前たちしかいねぇ!』『どうした落ち着け、なんでここに来た?名前は?』アマガサはその男をなだめる。
『フーズ・フー、CP0に追われて逃げてきた!』『なに!?CP0だと!?』それを聞いたとたんアマガサは辺りを警戒する。
(厄介なのが乗ってきやがった…)アマガサはフーを船から下ろそうと考えた。
その時、スタッ!と何かが降り立った音がした。
『そこのお前たち、その男を俺たちに引き渡せ』『やめろ!引き渡すんじゃねぇ!』(来やがったかCP0)アマガサは黙ってフーをCP0に引き渡そうとした。
『おい爺、酷いなぁ守ってやろうではないか』そう言いキョウはアマガサを遮るように前に出た。
『ほう、ならば』CP0は両手にアームナイフを装着して腕を前に構えた。
『やめておけキョウ、初めての相手にしては悪すぎる』アマガサは忠告したがキョウはもう前に出ていた。
『獅子歌歌・炎』(早いッ!?)CP0はアームナイフを構えたが腹を斜めに斬られた。
『斑・火突!』次の瞬間CP0は血だらけになって後退りした。
(初めてなのにどんな強さしてんだよ)アマガサはキョウの強さに驚きを隠せなかった。
『ハァ…ハァ…月歩』その時、CP0は空に浮かび上がった。
『その男は必ず取り返す』『なっ!?待て!』キョウはそれを追おうとした。
『待て追うなキョウ!』『なぜだ爺!?』キョウは今すぐにでもあのCP0を殺そうとしていたので少し不機嫌そうにアマガサに聞いた。
『いくらお前とはいえどさっきやりあった奴らが二人、三人じゃ太刀打ちできるかわからねぇ』それを聞いたキョウは素直にそれを聞いた。
(さて、問題はこのフーってやつをどうするかだが…)その時アマガサはフーが腰に刀を差していることに気づく。
『お前刀持ってんだな?それなりに戦えるのか?』『フンッ、俺はこう見えて元CP9だぜ』それを聞いた途端アマガサは何かを思い出した。
『お前…なるほどなぁ、つい最近までロブ・ルッチと張り合ってたあのフーか』『俺のこと知ってんのか』 『あぁ、そりゃあな』(コイツ勧誘してもいいかもな)そう思ったアマガサは思い切った提案をする。
『フー…お前、俺たちの船に乗る気はねぇかお前なら幹部も狙えるし、こちとら人手不足でな 』『そういや前の光月おでんとの戦いで大看板のジャックと傘下のゴウショウが死んでたな』そう言いフーは少し考え込んだ。
『いいぜ、だが俺をワノ国まで生きて連れて帰れたらの話だがな』フーがそう言った船の上空を影が覆った。
スタッ!スタッ!スタタッ!音が鳴る方を見ると次々とCP達が船の上に着地している。
(CP0が四人、CP9が八人か…)直後、一人のCP0が斬撃を繰り出す。
ジャキン!ズバーン!(船が…マズイ!キョウと離れちまった)次の瞬間先程のアームナイフのCP0がアマガサに斬りかかる。
タッ!アマガサはそれを既で躱した。
(CP0の一人がキョウの方にいるってのに…こりゃマズイな)顔に苦悶の表情を浮かべながらも金棒を構える。
『CP9の相手は俺がするぜアマガサさん』『あぁ、頼んだ』次の瞬間二人は同時に敵に向かって飛び出した。
『嵐脚・爪刃(そうじん)!』フーは一瞬で四人のCP9を制圧した。
『そこら辺のCP9とは訳が違うぜ』そう言いフー刀を抜きまた二人切り捨てた。
『雷!』アマガサは金棒を大きく振り下ろす。
『紙絵』しかしその攻撃は軽々と躱された。
次の瞬間もう一人のCP0の拳がアマガサの顔に向かって飛んでくる。
『ストロングフィストォ!』ドカッ!『グァ!』その衝撃でアマガサは辺りを転げ回る。
(なんてパンチだよ、なんかの能力か?)『流石だなアイアン、今度俺とスパーでもするか?』『調子に乗るなよニカイ、さっきの失態をもう忘れたのか?』そう言い男は拳を構えた。
その頃キョウは一人のCP0と立ち合っていた。
『獣爪撃(じゅうそうげき)!』キョウは船の帆の柱を切り崩した。
(瓦礫で封じ込むつもりか?ならば!)『フィクス』その途端落ちてきた瓦礫が鎖によって空中で固定された。
(何かの能力か!?)キョウは空中で固定された瓦礫を見ていると何かがジャラッと音をたて飛んできた。
ザシュッ!(ッ!鎖鎌か!)キョウは今の攻撃で腹を横一文字に裂かれた。
次の攻撃が来ると思ったキョウは慌てて守りの構えを取る。
次の瞬間、CP0が二本の鎖を放つ。
カキン!ジャキン!キョウはそれを刀で弾いた。
『ミガマァ!早くその若ぇのを倒してこっちに来るんだ!』『わかっている!』ミガマは瓦礫を固定していた鎖を操り瓦礫を振り回した。
キョウはギリギリでそれを躱す。
何度も振り回された瓦礫はバラバラと音をたてて崩れ落ちた。
(今だ!)その時、キョウは力強く踏み込みミガマに斬りかかった。
『獅子歌歌・炎ァ!』『チェーンウォール!』ミガマは武装色を纏わせた鎖で攻撃を防ごうとした。
しかし、ジャキン!ザシュッ!キョウの攻撃は鎖を打ち破りミガマを切り裂いた。
『グハァ!』そうしてミガマは地面に崩れ落ちた。
『ハァ…ハァ…勝ったぞ!…初めて!』あまりの喜びにキョウは思わず感情が声に出た。
(いかん、いかん、早く爺達に加勢に行かないとな)キョウは刀を鞘にしまいアマガサ達の方へと向かった。
一方アマガサは劣勢に陥っていた。
(能力を使ってもCP0を三人同時に相手するのは厳しいか…)
『ラオ!一気に決めるぞ』『了解した』そう言い三人はアマガサに飛びかかった。
ガキン!アマガサは金棒で攻撃を受け止めるも思わず後退りする。
(マズイな…相打ち覚悟で一人でもやるしかない!)『ウオリャァ!』アマガサは力を振り絞り三人を振り払った。
(これで一人でも…!)アマガサは大振りの構えをとった。
(マズイ!なにか来る!)アイアンは誰よりも早く危険を察知し守りの姿勢をとった。
『鬼神観音…極雷八卦!』アマガサの狙いはラオだった。
慌ててラオは刀で受け止めようとする。
しかし、バキッ!アマガサの攻撃はそれをへし折りラオを打ち砕いた。
思わずニカイは声を上げる。
『ラオ!マズイ…ん?なっ!?』ザシュ!『クッ!お前…フー!CP9ごときがァ!』『お前の相手は俺だ!ニカイ!』そう言いフーは一気に距離を詰める。
『指銃!』『なっ!?ガハァ!』フーの指はニカイの胸を貫いた。
『クッ…ソが…』その途端ニカイは力無くその場に倒れた。
『フンッ、ザマァみろ!ん?』ニカイを仕留めたフーが何かに気づく。
『ドカンインパクトォ!』『グオァ!』フーはアイアンの拳をくらい船の端までぶっ飛んだ。
『フー!グァ!』(蹴りかよ、これも威力が段違いだ…)アマガサはその場に崩れ落ちた。
『蹴り殺してやるよ』そう言いアイアンは足を振り上げた。
『フンッ!』アイアンが足を振り下ろすと同時、ザシュ!ボタっ…『グァァ!なんだ!?』何かがアイアンの足を切り落とした。
『キョウ!無事なのか!?』『あぁ、爺の方がまずいだろう!』そう言いキョウは刀を構える。
『クッソ…任務が…』『終わりだ』キョウは刀を振り下ろした。
(本当に危なかった…キョウがいなきゃどうなってたか)『大丈夫か爺!?』『まぁ、一応な、そうだフーも起こしに行くぞ』そう言いアマガサはフーの元へ向かった。
『フー!大丈夫か!』『すまねぇ!ありがとうアマガサさん!』『あぁ、帰ろうワノ国へ』そう言いアマガサはフーの手をとった。
アマガサと共に困難乗り越えたこの二人は後に百獣海賊団で大いに活躍することになるのだった。
第20話 完