私 「んで、どうなの?」
優雅「…諦めたくは、ない。けど、向こうの迷惑にならない程度に、アプローチしようと思う」
私 「…そ。自分で決めたならそれでいいと思うよ。頑張れ」
優雅「…ありがとう笑」
優雅は柔らかく笑った。
その目には滴が光っていた。
私が黙って優雅の正面に行き、頭を撫でると、彼は声を殺して泣いた。
次の日の朝。
結局夜は眠れなかった。
優雅に、別れて泣いてしまうほど大切な人がいたとは。
知らなかったことが、悲しかった。
私に相談してくれたのは嬉しいような悲しいような…
偉そうなことばかり言っちゃったけど、あれでよかったのかな、。
ううん。優雅なら責めたりせず、ありがとうって言うだろう。
きっと大丈夫だ。
学校にて。
莉音「なんか元気ないじゃーん。どしたぁ」
私 「…なぁ?」
莉音「?」
私 「優雅に彼女がいること知ってる?」
莉音「それがどしたん?」
私 「知ってるんや」
莉音「まぁな。私の元彼やし。」
……ん?
ちょっと待って。え?
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