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ウーパーイーツに目がいってしまった
みぅ🤍🥀です。読んだよ……「mmmr」第2話。 最初の鉄格子のシーンから、mmntmrさんが「ようこそ!」って言うまでの空気の変わり方がすごく良かった。閉じ込められてたiemnくんが、個性強すぎるメンバーに囲まれて「ここなら大丈夫かも」って思えるようになる流れ、じんわり温かかった。 znkpsくんがぴょこぴょこしてるところとか、Itさんの無理やり挨拶させられるシーンとか、みんなの関係性がちょっとずつ見えてきて楽しかった。この先、何が待ってるのかすごく気になる……また読みにくるね🌙
ガシャン。そう音がして目が覚めると、目の前には黒い綺麗な長髪に、青のインカラー、透き通った青い瞳を持った女の子(?)が立っていた。
「…..ふう、これでここは最後ですかね…」
そう呟きながら、俺が不思議そうにその女の子を見ているのに気づくと、その女の子はこちらを見て微笑んで言った。
「あら、もう目が覚めたんですね。….お体は大丈夫ですか?」
鉄格子を退けて、冷たい床を踏みしめながら俺の近くまで来るとその女の子はしゃがんで俺を見つめた。大丈夫、と言うようにこくこくと頷くと安心したように笑った。
「それじゃあ、あの光を目印にして外に逃げてください。助けが既に来ていますので」
そう言って女の子は非常灯のようなものを指さして、俺に部屋から出るように促した。今までずっとここに閉じ込められて、外に出られるのは実験の時だけ。そんな生活だったせいであまり上手く歩けなかったが、それでも立ち上がって去っていく女の子に手を伸ばした。
「……待って。…..俺も…連れていって」
その俺の様子を見て、女の子は困ったように、驚いたように笑った。そして…
「…良いですよ。もし、あなたにその覚悟があるなら」
と、一言そう言って再び背を向けて歩き出した。
───────────数日後
気づけば俺はとある裏路地にある、明らかに怪しい建物の入口で立たされて待っていた。結局、あの後あの女の子に連れられて来たが、今は何かを準備しているらしく中には入れて貰えなかった。
「入っていいですよー!!」
しばらくすると中からあの女の子の声が聞こえてきて、少し迷いながらもその扉を開けた。
その先に広がっていたのは廃墟でもパーティー会場でもなく…..
「ようこそ反政府組織へ!!」
とんでもなく愉快で、頭のネジが数本飛んでいて、優しい人たちだった。
「ほらほら!なにぼーっとしてるんですか!」
にこにこと笑いながら女の子は玄関でおずおずしていた俺を無理矢理室内に押し込んで、満足気にふんと胸を張った。
部屋の中に入ってみると、女の子の他にここには四人の人が居ることがわかった。その内三人は人間か怪しい見た目をしていたが…
「お!君が新入り?よろしく〜!!」
一番テンションが高そうな、角が頭に生えている女の子が走りよってきて、俺の手を取って楽しそうに笑った。
つられて俺とふっと笑いながらその手を握り返し、連れられるがままにリビングのような場所のソファーに座った。
「私の名前はupprn!これからよろしくね〜! 」
ソファーに座ると同時にその女の子は自己紹介をしてきて、俺にも自己紹介をして欲しいという目で俺を見つめてきた….が、俺は肝心な名前が分からない。名前なんてかっこいいもの、俺は聞いたことすらなかったし….
「あら、そういえばiemnさんには名前を言っていませんでしたね」
「いやもう言っちゃってんじゃん」
顎に手を当てて俺を見ている青いインナーカラーの女の子に、天使か悪魔か女が男かわからない人がツッコミを入れて漫才のようにペシン、と頭を叩いていた。それに対して青いインナーカラーの女の子は、「レディーには優しくしてください」と言いながらハリセンでよく分からない人を吹き飛ばしていた。
「……えーっと、ということであなたの名前はiemnです!」
吹き飛ばされて壁に埋まっているよく分からない人には目もくれずに笑いながら俺の名前を教えてくれた訳だが、吹き飛ばされた人は大丈夫なのだろうか…とも思ってしまう。
それに…さっきこの人は、ここのことを反政府組織と言っていた。この現代に暮らしている人なら知らない人はいないというぐらいに有名な組織で、構成員全員が子供で何年も前からずっとある組織、と俺も施設にいる時に職員が話しているのを聞いたことがあるぐらいだ。
俺はそんな化け物の集まりのような所で上手くやっていけるのか、今更不安になってきていた。
「….?そんな不安な顔しないでくださいよ〜。大丈夫ですよ、私たちがいますから!」
「そうです!心配しないでくださいっ!」
俺の不安そうな顔を見て、ばしばしと背中を叩いてくる青いインナーカラーの女の子に、さっきまでは喋っていなかったくま耳のついた男の子(?)も俺の近くに来て飛び跳ねていた。
「えっと…..じゃあ….よろしくお願いします….っ」
俺がそう言うと、青いインナーカラーの女の子は笑いながら俺の手を取った。
「こちらこそよろしくお願いしますね!私はここ、反政府組織のリーダーmmntmrです!」
彼女…mmntmrが挨拶をすると、待ってましたと言わんばかりにくま耳の男の子も口を開いた。
「ぽれはznkps!よろしくっ!」
その小さなくま耳をぴょこぴょこと嬉しそうに動かしながら、背伸びをして俺と並ぼうとしているznkpsさんを見ているとなんだかふっと笑えてきてしまい、後になってから失礼かもと思い口元に手を当てるが遅かったようだった。znkpsさんは俺の様子に気づくと、頬を赤く染めて恥ずかしそうに俺のことをぽこぽこと殴っていた。
「チビが調子乗るからそうなるんだよ〜」
知らないうちに瓦礫の山から抜け出してきていたよく分からない人は、悪態をつきながら俺の前まで来ると頭の後ろをかきながら俺に手を差し出した。
「ん、まあよろしくな〜!俺はmtw、最強の天使と悪魔のハーフであ〜る!」
mtwさんはそう言って自慢げに笑いながら、頭につけていた伊達メガネをくいっと人差し指で上げ、ドサッとソファーに腰を下ろした。
「……ちょっと….邪魔なんだけど」
その腰を下ろした先には、白いパーカーを深くまで被った女の子がおり、不満げに片手でmtwさんをぐいぐいと外側へ押していった。半ば押し合いのような形になり、最終的にはmtwさんが溜息をつきながらソファーを譲り、床に座り込んだ。
パーカーの女の子は再びパーカーを深く被ると、私は関係ないというようにソファーの端にうずくまってパソコンのキーボードを叩き始めた。
「ね〜ほら、かわいい新人だよ?挨拶ぐらいしなよ〜!」
upprnさんがその様子を見て、ずかずかと歩いていくと躊躇いなくそのパーカーを退かし、パーカーの女の子の素顔を顕にした。
パーカーを退かされた女の子は年頃の女の子というように可愛く、むすっとした様子で俺のことを睨みながら諦めたように口を開いた。
「….私の名前はIt。よろしく」
それだけボソリと呟くように言うと、またフードを深く被ってソファーの端に行きパソコンをいじりだした。
mmntmrさんはそれを「いつものことです」なんて言って、キッチンの方へ歩いていった。
「そういえばウーパーイーツでお祝いの寿司を買ってたんですよ!食べましょ食べましょ!」
俺が来たお祝いと言っておきながら、一番mmntmrさんがテンション高そうだったが、それを言うのは野暮というものだろう。それに賛成しながら俺も席に着いた。
….俺は施設にいた時の職員の会話の断片的な部分から、mmmrは恐ろしい場所だと思っていたがそうでもないらしい。どちらかと言うと、個性豊か…というか豊かすぎる人達の集まりと言った方が正しい気も…しなくもない。これからここで俺が何を見て何を経験するのかは分からないが、新たな何かが見えてくると直感が言っている。
「ほら、iemnさんも!いただきますしますよ〜?」
mmntmrさんにばしばしと背中を叩かれてはっとする。そして言われるがままに手を合わせて….
「「「「「「いただきます!」」」」」」
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