8人目ノンデリ少年翔
「あ。鈴。おはよう。お前太った?」
この人は見れば分かる通り色々酷い。
「翔!私太ってない!」
「そうかー?お菓子でもいっぱい食べたんじゃねーの?」
ニヤニヤしながら、頬を引っ張る。
「ほら、沢山食べてんなー! 」
「やめなさいよ!最低男!」
現実でされて見てください。心開いた人からされても結構刺さる時もあるよ。
「あ。鈴ー、俺より点数低いじゃん。勉強し直したら?」
ずっとからかってくる攻略対象である。
「なら、教えなさいよ。」
「俺天才だから、購買のパン奢ってよー。授業料ってやつ〜。」
その後教室で勉強を教えてもらった。
「貴方じゃない人に教えてもらえば良かったかしら…何でいちいち煽るのよ…」
「俺のこと嫌いだもんねー。知ってる。」
煽りながらも翔は勉強を教え続ける。
私はそれを理解し続ける。
勉強会が終わった後、私達はすぐに解散した。
「鈴…俺みたいな嫌なやつと一緒にいてくれる…俺がもっと優しくなったら、離れずにいてくれるのかな…何で俺こんな気持ち悪いこと考えてんだろ…」
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