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9人目早口言葉だけ話す少年。
「不幸な夫婦は古い服で除雪車除雪作業中」
「え…えっと…?」
今私は生きてて一番困っている。
早口言葉だけで話す少年に話しかけられているからだ。
この少年の名前は疾也
何と言っているのかさっぱりわからない。私はどうしたらいいのか…
「な、何て?」
「…。肩なのか、刀なのか、長袴なのか…」
困ったように話されても、何が伝えたいのか全く分からない…滑舌いいな…という現実逃避しかできないのだ。
「…え、えっとちょっと待っててね。疾也君。ノート持ってくるから、そこに書いて欲しいな。」
疾也は大人しく待っている。
ノートを持ってきて戻って来る鈴。
「はい。これに書いて。どんな用事?」
「向こうのお山に旗たてかけた旗立てたくて旗立てかけた…『科学の先生はどこでしょうか…?課題を出したいんですけど…』」
課題…科学の先生ってどこだったけ…?
あ。思い出した。図書室だ。
「図書室にいるよ。」
『ありがとうございます。鈴さん。』
疾也は可愛らしく微笑んでから去る。
…よく分からないけど…会話通じて良かった…。