テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
高校生活が始まって一ヶ月半ぐらい経った頃、中学の時の思想がギリ曲がった悪友のアイツが声をかけてきた。
「暇だからインターネット上で有名人にでもならないか?」
「は?」
この腐れ縁兼悪友の名前は志鷹・フューレン・貴狼。
容姿端麗、ハーフ、秀才、家ボンボン、思想がギリ曲がってるという特徴を持った男だ。
そんな奴が俺、星林 一鉄に声をかけた時点で大抵はとてもろくでもない話だ。結果ろくでもなかった。
「いきなり過ぎて話についていけないんだけど」
貴狼は一鉄の問いを無視して話し始めた。
「放課後ファミレスか、お前の家で話そうではないか」
戸惑いながら一鉄は返事をする。
「お、おう……俺の家でいい?」
貴狼はその返事を聞き優雅な笑みを浮かべた。
「ああ、わかった」
「誉も誘っているからな」
「帰りのホームルームが終わったらお前の席に行く」
そう言い残し貴狼は自分の席に戻って行った
一瞬、そいつの背中がどこか遠くを向いてるように見えた。
帰りのホームルームが終わり貴狼がやって来る。
「早く行くぞ!一鉄!」
星林は呆れたように返事をする。
「はいはい、行きますって」
星林はリュックを背負い自転車の鍵をポケットに入れて教室を出た、そして教室の前では誉が待っていた。
「来たよ。貴狼」
完土 誉。
俺と貴狼の中学時代の腐れ縁兼悪友であり、貴狼と同じく秀才である、ただの陽キャの糸目野郎以上。
誉はのんびりした様子で一鉄に聞く。
「今日どこ?」
「俺の家」
「りょうかーい、早く行こー」
三人は廊下を歩きだした。
歩くこと数十分後。
表札に星林と書かれた家についた。
俺は家の鍵を開けてドアを開き中に入った。
「おじゃましまーす」
誉は少し大きい声で言いながら靴を脱ぎ家に入っていく。
そして3人はリビングに入る。
一鉄は麦茶と菓子をテーブルに出して貴狼に聞く。
「で、ネット上で有名人になるってどういうことだ?」
「それなー俺も少しわからなかった」
貴狼は優雅そうに話す。
「そのままの意味だ」
「そして星林。お前には動画編集をしてもらうぞ」
「お前はぐう有能だから動画編集もできるだろ?」
一鉄はコイツが何を言ってるのか分からず口を少し開けてポカーンとしてから少し突拍子な声を出した。
「ハァ????」
この日、一鉄は非日常的な毎日が始まろうとしてることはまだ知らなかった。
238
30
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!