テラーノベル
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公園で1人で考えてみよう。なんで怒ったのか?
もう。ここまできてるのに出てこない!
「ママー!あのブランコ勝手に揺れてる!」
「風が強いんじゃないのかな?」
「でも一つしか揺れてないよ?」
「ぎゃー‼︎」
「ママー?まってー」
「あ、違います、待ってく…」
そうだ、僕は独りだ。
なぜあの時、1人になったのか。なんでひのりちゃんは怒ったのかな?余計なことをしたから?でも、
あれは、
助けた
だけで…
苦しい。
でも、仕方がない。過去は過去だ。
今と未来を大切にしないと、もったいないか。
「嫌なことも、遺伝はしてしまう。」
「僕がこの世界に遊びに行ったあと、1人の少女にオバケと言われたことがある。」
「でもあの子は小5生。オバケを信じる?なんて馬鹿馬鹿しい質問はあえてしなかった。」
「…」
「僕は何年か前に他界した。理由は、誰かと同じで独りになってしまったからだ。取り残された、最終手段として。いいタイミングで車道に…」
「まって!あのさ…」
「なんで、『自殺』はしなかったの?」
「ごめん」
「なんで今謝るの?」
「この間、ひのりちゃんとクラスのみんなに迷惑かけて。」
「オレンジジュースの件も、喜ぶかな、と思って。」
「え?あのさ、早く答えてよ…」
「自分で死ぬのが怖かった。家族に迷惑がかかると思って。お節介で、みんなからは距離を置かれて、味方は家族しかいなかった。だから僕は家族に迷惑をかけたくなくて、『自殺』ができなかった。」
家族が大好き。私もその気持ちは同じ。
「私でよろしければ、是非お悩みをどうぞ。」
「うん。あのね…」
コメント
1件
第3話、すごく胸にきたよ……。主人公が公園で独り考え込むシーン、ブランクが勝手に揺れてる描写が不気味で切なくて、現実と幽霊の境界が曖昧になってる感じがたまらなかった😢「自分で死ぬのが怖かった」って言葉に、彼の優しさと苦しさがぎゅっと詰まってて泣ける……。ひのりちゃんが「私でよろしければ」って手を差し伸べるところ、本当に温かくて、続きが気になるよ!