何でも許せる方のみお進み下さい。
ゾ ムside
「ふむふむ、此奴がショッピ君の言ってたチーノ、か」
まじまじと、ショッピ君の腕の中で眠る少年を見やる。
綺麗な髪やなあ。
親友、仲間…かぁ。ええなあ、
「何言ってるんすか、ワイらもう仲間でしょ?」
「あり、声に出てた?」
「ばっちりと」
「そかw」
「嬉しいこと言ってくれるやん」
「まぁ…w」
そう言い、ショッピ君はチーノの頭を撫でる。
仲ええなぁ…。
何やかんやで我々国に着く。
?
なんか外がうるさいな
ショッピ君と医務室で分かれる。
「…」
「いったん、統領室で報告するか…。」
やたらと一般兵からの視線を感じる。
…好奇の視線か?
不思議に思いつつ、
統領室の扉を開ける。
「…えと、ゾムです」
すると、ガタンッ!と勢いよく音が鳴る。
「…ゾムか?」
不思議と統領様の声は震えている。
「何かあったんですかッ?」
…あれ?
なんで、書記長様居ないんやろ
嫌に心臓が大きく波打つ。
「トン氏が…」
「トン氏が攫われたんだゾ」
トントンside
勢いよく頭をパイプで殴られる。
生暖かい血が頬を伝う。
…こんなの聞いていない。
本当になんのつもりなのだろうか
誰も…
巻き込みたくない。
護衛について来たロボロは大丈夫だろうか
今度は腹を蹴られ、壁に叩きつけられる
手足が縛られていて、自由に動くことが出来ない。
「さ〜て、情報を吐いてもらおうか?」
「我々国書記長、トントンさん?」
俺の名前までバレているとは、
まずいな。
でも、
グルさんに迷惑がかかってしまう。
「…たとえ俺が死んでも、情報なんて吐いてやるかよッ」
「そ〜ですかい」
銃で容赦なく肩を撃ち抜かれる。
すまん…。ゾム
せっかく会えたのに
せっかく目指してくれたのに
「…俺は、ヒーローにはなれないよ」
小さく弱音をこぼす。
俺の右腕何てちっぽけで、
ゾムとは比べられないくらい
お前はすごいよ
だんだん意識が遠ざかっていく。
最後、緑が見えた気がした
「うんにゃ、俺のヒーローは、 トントンだけやで」
乾いた笑みが漏れる。
俺が憧れちゃうじゃねえか
投稿めっちゃ遅れました💦
回覧ありがとうございました。
next♡ 2500
コメント
6件
どれだけ遅くなっても 待ってるのでゆっくり 書いてください!