ループ話好きだから咄嗟に書いてしまいました🫠
⚠︎キャラ崩壊?あり、ネタバレ含む⚠︎
それでも良い方はどうぞ!
1回、10回、100回、1000回….もう何回ループしたか覚えてへん。
「北大路組のヤクの件売人と接触できることになりました(疲れたわ、何回も繰り返しとると)」
「ほうか、俺も粛清行くか?」
ここの時点でOKしたら生きれるけど、試したらあかんかったわ。OKした時点でまた北大路組のヤクの件からセリフが始まる。やから諦めて俺は毎回おんなじセリフを繰り返しとる。
「いや、僕とコイツの2人で十分ですわ。簡単な仕事なんで(まあ、簡単とか自分で言うとるけど1000回以上はループしとるからな俺)」
色々まあ同じ作業を繰り返すように粛清して…ここからやな、帰り道からが勝負や。おんなじセリフ繰り返さんとまたやり直しされるから同じセリフを繰り返す。頭いかれそうやけどな。
「ヤクなんか身を滅ぼすだけやのになぁ」
「何でわからなんのすかねぇ」
血生臭い血の匂いも嗅覚がバグり始めとるせいか慣れてしもうた。毎回正確に返り血が同じ場所に付くからちょっと不便やけどな。やって顔に付くと鬱陶しいやん。
「….(ここやな、飯豊が出てくる場所。でも避けたらまたやり直しになるから攻撃受けへんと…)」
しばらく歩いとると何千回殺されたかも分からへん飯豊の出現場所に近づいて行った。正直やり直しにならへんかったら今頃銃で撃ち殺しとるやろうな。
「今日渋谷の兄貴がお好み作ってくれねんてぇ」
これ言うた数秒後に飯豊が出てくるねん、おもろいやろ?
「岸本ぉおお!ココがテメエの墓場じゃぁあああ!」
ほら、出てきた。ほんまにもう一周回っておもろなってきたわ。一応オーバーリアクションで反応はしとくけどな。
「なんやぁああああ!(あー、刺されるなもうすぐ)」
「もらったぁあああああ!」
で、このセリフが終わったら刺されるねん。
「外道がぁああああ!死にやがれぇえええ!」
「ぐぅううううう!(あー、あかん感覚麻痺っとるせいでなんも痛み感じへん)」
「何晒しとんじゃクソガキィィイ!」
俺の舎弟、優秀やから俺の為に戦ってくれるんやけど、まあ、毎回死ぬねん。俺の目の前でな。でも、何故かもう悲しないねん。小さい虫が殺されたぐらいの感覚しか思わんくなってきたから。
「死んどけやぁああああ!」
「ぐぅううううう!」
「….(あー、刺す場所ヘッタクソやな。)」
まあ当たり前やけど飯豊がこんなんで止まるわけない。コイツの執念悍ましいねん。
「ゴフ、それがどうした」
で、そのまま俺の事もっと刺すわけやろ?ど畜生にも程があるやろコイツ。まあ痛み感じへんから別にどうでもええんやけど。
「岸本ぉおおおお!テメエだけは殺るぅううう!」
「がぁあああああああ!(あー痛い痛い…)」
で、ここで俺の舎弟が心配してくれんねん。優しいやろ?ほんまよう出来た舎弟やわ。
「岸本の兄貴ぃいいい!」
優しいんやけど、油断したらあかんやん。
「テメエも死にやがれぇえええ!」
「ぐぉおおおおおお!」
「があぁ・・・・・・(あー、アホやなぁコイツ)」
ほら、刺されてもうたやん。もっと周りよう見とけや、俺の事心配してくれるのは嬉しかったけど。
「おらぁあああ!もう一発じゃぁあああ!」
「ぐぇええええええ!」
あらら、これはあかんな。終わりや。可哀想やけど俺も自分の事で必死やねん。
「ぐ・・・は・・・」
「お前はどうでもいい・・・」
飯豊最低やな。俺の舎弟を虫ケラのように殺した挙句にお前はどうでもええて、やっとる事俺らより酷いんとちゃう?これ。
「ガハ・・・クソッタレェ・・・(あー痛い痛い)」
「岸本ぉ・・・殺してやるからあの世でカシラに詫びろぉ」
俺は直接的にあんたらのカシラ殺しとらんやん。そんなカシラの仇取りたいんなら戸狩の兄貴狙えよとか思うけど、まあ思っちゃあかんし心の中にそっとしまっておこか。
「(病院行かんと死ぬんやっけ)もうアカン・・・俺の負けや遺言聞いてくれ。俺の負けやぁ」
ここで六角手裏剣投げるんやけど、まあ当たりはせんのよな。設定上?って奴。
「やっぱりお前の遺言聞くわぁあああ!」
「うぅ!」
「(どうせ避けるくせに、白々しい反応しよって。まあしゃあないか、コイツからしたらまだ一回目やもんな)」
で、飯豊はこのまま避けるねん。腹立つけど見事やわ。
「うぉおおおおおおお!!」
「うぉおお・・・(ま、そうやよな)」
で、飯豊がそのまま接近してくると。そのまま帰って欲しいわ、ほんまに。
「テメエとは一回やってるからわかるんだよこのペテン師が」
「ふざけるなぁ!死んでたまるかぁあああ!(アホがこちとら1000回以上お前と戦っとんねん)」
でやっとここで飯豊に攻撃出来んねん。でもここで仕留めてまうとまたやり直しになるからわざと浅く斬るんや。
「お前とは格が違うんじゃああ!」
「ぐぅうううう!」
ここで吐血が来るんやよな。血の味がするんけどそれもなれてもうた。
「グフゥウッ・・・(あー、吐血やすごーいすごーい)」
「ぐぉあ・・・背中がぁあ・・・(背中なぁ、俺が思っとる以上に酷いらしいし、俺可哀想ー)」
飯豊にこのセリフ終わったら煽られるんやけどちょっっと腹立つねん。キレ散らかしたいけど俺ええ子やから我慢するわ。
「力が入ってねえなぁ岸本・・・そんなもんで天羽組の人間が死ぬかよ」
「(はいはい、分かった分かった。もう嫌やねん何回も聞かされるこっちの身にもなれや)」
で、ここや。ここで失敗せえへんかったら俺は生きて帰れるねん。こっから不思議と違う行動してもやり直しされへんからほんま神さんに感謝やわ。飯豊のここのドスで良ければ俺の勝ち。避けれんかったら俺の負け。今回はどっちになる事やら。
「もらったぁあああああ!っては…?」
「残念、お前の負けやわ。飯豊」
よし、上手くいったわ。あいつ今どんな気持ちなんやろな。あんだけ瀕死で弱っとる俺に負けるなんて悔しくて堪らんやろなぁ。ま、でも俺は何千回もお前に負けとるねん。たまには勝ってもええやろ。
「ぐはッ・・・」
「さ、これで俺も帰れるわ」
勝ち誇って一歩踏み出した瞬間
「ガハ・・・(あ、れ?あかん、意識が…)」
駄目やな、刺されたところが悪すぎたわ。
「北大路組のヤクの件売人と接触できることになりました(また、ここ、か…)」
「ほうか、俺も粛清行くか?」
あーあ、また
やり直しや。
コメント
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ループものいいですよね!あと小説神です!
なんでこんな素敵な小説が書けるんですか?本当にあいすさんの小説見る為に毎日頑張れます!