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ある夏の暑い日、君と私はある話題で
盛り上がっていた。
「ねぇ、曇って触ったらふわふわなんだろうね!」
「そう思うなら僕が取ってあげるよ」
「本当?」
「うん」
そう言って君は空を握り、
手の中を私に見せた。
「え?何も無いじゃん!」
「うん、手の中で消えちゃったんだ!」
そう言って君は空を見上げた。
私もつられて見上げるとそこには
君が言ってたように雲は消えて、
青空だけが残っていた。
その後、縁側で一緒にラムネを飲んだっけ?
もう随分、前のことだから覚えてないな。