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え、なんでセンシティブ判定なってるん?
注意
この小説は、主のOCがいろいろするものになっています。
苦手な方は読むのをご遠慮ください。
二章 神噺
14話「神噺・弐」
「お前さぁ…なんで何かやらかすときは唐突なわけ?もっと予兆とかないの?」
「分からんよ…だって僕のせいじゃないもん」
どうも、幼児退行してしまった海魔碧です。
なんでこんな唐突にも…と思っていたのだが。
「碧…本当に心当たりないの?」
「そう言われても…あっ」
そう、これまた唐突に思い出したのだ。
「あの時かも…ほら、先月の会合の時」
「あー…あいつか…」
先月、会合の帰り道に会った見知らぬ魔法使いが、僕に向かって魔法をかけたのだ。
「…今何した?」
「己に降りかかる災いは…一月後に分かるでしょう…」
「は?シメるぞ?」
「どうぞお構いなく…」
「確かに、あいつがやったとなれば辻褄が合うな…」
あいつはうp主に並ぶ二級魔法使い。幼児対抗なんざ簡単に扱えててもおかしくはない。
「ま、そいつは議場の近くにに住んでるらしいから。会合の後探せばいるっしょ。」
「そうだな…え?僕このまま議場に出るの?」
そんなのやだよ?この姿じゃうp主に何されるか分からん。
「ん?そうだけど?何か悪い?」
「嫌に決まってんだろ」
「あ?」
「ひっ」
何故だろう、いつもなら返す睨みつけが、今は怖く見える。
これも幼児退行の仕業なのだろうが、いま、ものすごく泣きたい。
「う…う…」
「わあああごめんごめん」
「うぅ…」
「ごめんね…まさか幼児退行が精神にまで及んでるとは思わずに…」
…恥ずかしいな。でも…怖いからしょうがないよね。
「…だっこ」
「え?」
「だっこして…」
「…わ…かった…」
だっこをお願いした瞬間、しょこらの発する言葉が途切れ途切れになってしまった。
しょうがないのか?
にしても、眠いな…
「…くぅ…」
「おやすみ…。」
「碧〜ついたぞ〜」
「…はっ」
「会合行くから降りてくれ〜」
「…そうだった。」
会合があることをすっかり忘れていた僕は、ゆっくりとしょこらの肩から降りる。
周囲の視線が痛い。
そうだよな。まさか三大次元の創造主様がこんなあられも無い姿になったらそうなっちゃうよな。
「しょこら…皆の目が痛いよ…」
「ああ…でもこんなとこでキレてたら後で『導』になんて言われるか分からないから…我慢してくれ」
「わかった…お邪魔します…」
そう言って、『導』の屋敷の扉を開ける。
「おーい『導』ー?ついたぞー!」
「反応ないね…」
議場に選ばれるだけあってすごく大きいので、『導』本人を探し出すだけでも一苦労なのだ。
「しょうがない…30分早いけど先に議場行ってるか…」
「そうだね…」
「…お前…先に来てたのか…。どうりでいないわけだ。」
「先に来たら悪いか?」
僕たちが議場につくと、そこには『導』の姿があった。
「ところで誰だ?そのちびっこは」
「碧だよ…多分二級爺さんにやられた」
「あぁ…あの人ならやりかねないな…」
事情を説明すると、『導』は納得したように頷いた。
それほど二級爺さんがそういう性格をしていると言うことだ。
「まあ帰りに二級爺さんのとこに案内するからいいや…」
「ありがと」
「じゃあ、会合を始めます」