テラーノベル
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「さい、…っま゛て、♡」
龍水はとてつもない性感から逃げようと、シーツを皺になるくらいに掴む。
そんなのでは、気が紛れないようで相も変わらず龍水は汚い嬌声をもらす。
「龍水がっ、悪いんだからね?」
部屋に、肌と肌がぶつかる音が下品に響く。
元はと言えば龍水が、自分自身に関わる危ない交渉を、無断に受けようとしたのが悪い。
「ぐっ…んぁ゛、さい…、っさい」
龍水はSAIの名前を訴えるように喘ぎながら呼ぶ。
だがSAIは暖簾に腕押しだ、龍水が何を言ってもSAIはお構い無しに動き続ける。
「ぁ゛あっ─── っ〜、」
片手で口を抑え、嬌声を出ないようする。空間に、龍水は無様に射精をしてしまう。そんな姿を見てSAIはうちに秘められる加虐心が刺激される。
「ぅう゛…、さ、いっ…?」
動かなくなったSAIを虚ろな目で見る。やっと終わったと思い安堵し、溜息をつく。
「龍水」
急に名前を呼ばれ、体が一瞬跳ね上がってしまう。SAIは龍水の手を絡め取り、そのままベッドに押し込むようにキスをする。 SAIと龍水からでる、いやらしい水音が時計の針の音を掻き消す。
「はぁっ…ん゛、ぷは…」
酸欠で気絶寸前のところで口を離され、龍水ははぁはぁと短い呼吸音を立てながら肩で息をする。
「龍水がっ、悪いんだからね?」
いつもおどおどしている兄は、今目の前で1歳下の自分より身長が高い弟を抱いている。
「だ、だめだ…明日はロケット制作が、…っ」
「最近働きすぎだから、千空に連絡して休ませてもらうよ。」
それなら文句ないだろなんて言いたげな目でSAIは龍水を微笑みながら見つめる。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
コメント
3件
お疲れさまです、たこすさん。拝読しました。 龍水さんが必死に耐えながらも抗えず、SAIさんの「龍水が悪いんだからね?」という台詞が繰り返されることで、お仕置きの場面にぎゅっと緊張感が宿っていましたね。加虐心を秘めたSAIさんの静かな怒りと執着、対照的に弱々しい龍水さんのいじらしさ。兄弟のねじれた関係性が、たった1話でくっきり立ち上がっていて引き込まれました。続きが気になります……!