テラーノベル
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初めまして。『気まぐれ』と申します。
初投稿なのでお手柔らかに
主人公
名前 白川 旭(しらかわ あさひ)
年齢 高2
性格 マイペース、芯は強い
特徴 日記、太陽のヘアピン、犬好き
能力 忘れられた記憶の断片を拾う
主人公
名前 ���
年齢 17歳、?
性格 ???
特徴 無口、狐のハーフ、月のヘアピン
能力 ???
この物語には自傷表現、戦闘シーン、少々恋愛表現が含まれております。苦手な方は閲覧をご遠慮頂けると幸いです
ある日、俺は1冊のノートを拾った。
放課後の寄り道
いつもなら寄り道なんてしない。家に帰って、適当に何か食べて、眠くなったら寝る。
それが旭の日常だった
だけど、今日は違った
「……ん?」
足元に見覚えのないノートが落ちていた。
古びているわけではない。むしろ妙に綺麗だった。
表紙には何も書かれていない
旭はしゃがみ込み、それを拾い上げた。
「誰のだろ……」
その瞬間。
──頭の奥に知らない景色が流れ込んできた
月。
夜。
誰かの鳴き声。
そして──
「……好き。」
少女の声
旭は思わず目を閉じた
「……今の、何?」
手の中のノートが、ほんの少しだけ震えている。
旭には昔から、不思議な力があった。
誰かが忘れてしまった記憶。
忘れようとした記憶。
誰にも話されないまま消えていった記憶。
そういうものの「断片」を、拾ってしまう。
だから旭は、他人の大切なものに極力触らないようにしていた。
けれど
この記憶は、ノートから溢れてきた
「……このノートの持ち主、相当だいじなこと忘れてるのかな」
旭はノートを閉じた。
そのときだった
『──それ、どこで拾ったの』
背後から声がした
旭が振り返る。
そこに、一人の少年が立っていた。
月明かりを溶かしたような黒い髪。毛先にかかって紫のグラデーションがかかっている
年齢は、自分とそれほど変わらないように見える
けれど、
目が違った。
長い時間を知っている人の目だった。
「……これ?」
旭がノートを見せる。
少年は何も言わない。
ただ、じっとノートを見つめている。
「君の?」
『……違う』
「じゃぁ誰の?」
『知らない』
即答だった。
旭は少し首を傾げる。
「でも、これを見たとき……君みたいな子の記憶が見えた」
『……』
少年の表情が、ほんの一瞬だけ変わった。
ほんの少し
でも旭には分かった。
「やっぱり君のなんだ」
『……余計なこと、しないほうがいいよ』
声は冷たい。
突き放すような言い方だった
旭は少しだけ目を細めた
「そう?」
『そう』
「じゃぁ返す」
旭は素直にノートを差し出した。
少年は受け取ろうとして──
止まった。
『……』
「? 」
『……君』
「ん?」
『怖くないの』
旭は少し考えた
「何が?」
『僕が』
旭は少年を見た
月明かりの下
その姿は綺麗だった
綺麗すぎて、どこか寂しかった。
「別に」
『嘘』
「ほんと」
『普通は怖がるよ』
「じゃぁ、俺は普通じゃないのかも」
旭はふわっと笑う
少年は黙った
その顔を見て、旭は思う。
──この人、寂しいんだ。
だけど、
それを言ったら、きっと怒る
だから言わなかった。
「名前、なんていうの?」
『……月城』
「月城くん?」
『月城 朔』
「そっか。俺は白川 旭」
『……旭』
「うん」
『太陽みたいな名前』
旭は自分の髪につけていた小さな太陽のヘアピンを触った。
「朔は月だけどね」
『……』
朔は目を逸らした
『……嫌いなんだ』
「何が?」
『朝』
旭は少し黙った
「じゃぁ、夜は好き?」
『……好き』
「そっか」
それだけ言って、旭は笑った。
「じゃぁ俺、朝だからちょうどいいね」
『……何が』
「朔が夜なら、僕は朝」
朔は呆れたように旭を見る
『意味分かんない』
「俺もわかんない」
『……』
「でも、なんか似合う気がする」
朔は答えなかった。
ただ、
ほんの少しだけ
口元が緩んだ
旭はそれを見逃さなかった
──この人は、笑えるんだ
その夜
旭の小さなノートには、新しい一行が増えた。
《月城 朔。夜みたいな人。》
そしてその下に、もう一行。
《でも、本当は朝を知っている人かもしれない》
この日から
僕の、いや
僕達の長い物語が始まった
この作品のパクリ、無断転載等はすべて禁止しています。 完全自作のオリジナルです。
コメント
1件
旭目線の第一話、すごく良かった……! まず、ノートを拾った瞬間に記憶が流れ込んでくる設定がもう“らしさ”全開で、一気に引き込まれたよ。太陽のヘアピンと月のヘアピンの対比も美しくて、旭と朔の距離感がすごく繊細に描かれてる。特に「じゃぁ俺、朝だからちょうどいいね」って台詞、心に残った。この先の物語がすごく気になる……!
羽海汐遠
13,240
埜著(やち)ショタ化中 🎨🎀
40
もな
23