テラーノベル
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あなたの影を踏んだ
あなたを捕まえられるとおもった。
ただそれはするりと通り抜けるだけで
なんの収穫も得られなかった。
前を見た。 あなたがいた。
どうしたの?と不思議そうに首を傾げた
ううん。なんでもないよ。私はそう答えた
あなたがほしい
あなたの心がほしい
いつになれば手に入るのだろう?
私はまた影を踏んだ
影の心臓を踏んだ
やはりするりと通り抜けるだけだった
あなたの心は手に入らなかった。
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