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爽やかな風が私の肌にふんわりと当たる。
目を開けると大きな晴れた空、無限に続くかのような草原が広がっていた。
本当に現実世界じゃないみたいで、新鮮だった。
「わぁ…」
綺麗な景色に思わず声が出てしまう。
「結依、感動しちゃってるじゃん〜」
「ふふっ、かわいい、」
サクラがくすっと微笑んだ。サクラが笑うところ久しぶりに見たかなぁ…
「あっ、ああ、つい、綺麗だなぁ、って…」
「たしかに最初はびっくりするよね。」
「でもホントに現実味が無いよ、すごいねぇ〜」
そよ風が私たちの髪を靡かせる。
「いつもこんな感じだよ。それより、早く七瀬さんの所に行かなきゃね…」
サクラが歩き出そうとした。
「え?!うるちゃん、会えるの?!?ずっと画面の中だけかと思ってたよぉ〜」
湊がサクラの方へと少し駆け足で向かい、
それに結依も急いでついて行く。
「そんな事ないんだよ、湊ちゃん」
「へぇ〜すご〜い!結依も楽しみだねぇ 」
「う、うん…!」
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