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家に帰り、さっさと横になった。涙があとからあとから溢れてくる。
独寝の夜は寂しい。
別にそういうことがしたいんじゃない。
大好きだった人が他の人とそういう関係になっていて、放っておかれてることが悲しい。
文字通り枕を涙で濡らして、眠りに落ちた…。
夢を見た。
阿部ちゃんの夢。
💚「翔太なんてもう好きじゃないよ」
💙「やだ。阿部ちゃん…」
💚「俺はめめのものだもの」
💙「なんでそんな意地悪言うんだよ」
💚「翔太には照がお似合いだ」
💙「やだよ、阿部ちゃんが好きなんだ」
💚「ばいばい」
💙「阿部ちゃん……っ…」
枕はぐっしょりで、やっぱり本人と話がしたくて、俺は阿部ちゃんにメッセージを打った。
💙『阿部ちゃん、俺とデートしてくれませんか』
隣りに目黒がいても関係ない。
ここの世界が俺の知ってる世界じゃなくても構わない。もう一度、阿部ちゃんと、やり直すんだ。