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[妖怪退治はラクじゃない!]

【初めての妖怪退治】

神社から久しぶりに出た…見渡しても永遠に続くかのように森が広がっている。

「神社には陽の光が差していたのに…ここら辺は差さなくなったんだな。」

「えぇ、そうですね。恐らくこれも妖怪の仕業かと。」

輝夜さんもついて来るのか…さすがに危ないかと思ったけど…言ったとしてもここで引き下がる女性ではないことは我が一番知っている。

「妖怪?大袈裟な。木が大きくなったから葉とかで陽の光が入んなくなっただけだろ」

「ふふふ…分かりませんよ?」

「はぁ…輝夜さん妖怪依存性にでもなったんじゃあないの?」

「そんな事ないですよ」

適当な雑談をしながら森を進む…森はまだまだ続く…


「こんな森って長かったっけ??」

「えぇ…確かに。朝来た時より長い気がしますね……。これこそ、妖怪の仕業ですよ。」

「はは…まさか…」

……

「…まさか…ほんとに妖怪がいr」

ガシャン

急に我の周りの木が倒れていく。

それも我らを目掛けて。

「危ないライムさん!上!」

その声を聞いて上を見上げる…

箒を上に慌てて向けた。

バーン!!

木が止まった…あぁ危なかった。もう少しで大きな木に押し潰されるとこだった。

「木が...」

「輝夜さん我の能力です。」

「えぇ。知ってます。ですがいざ見ると…なんて言うか…不思議な感覚ですね。」

ガシャン!

妖怪は間違いなく我らを狙っている。でも妖怪の姿が見えない。これじゃあ戦えない...

恐らく妖怪は遠距離から物を動かす能力と透明になる能力。めんどくさいな…

「輝夜さん!離れて!」

輝夜さんは静かに我から離れて行った。


まずは風の向き…北向いて吹いている。

そして葉の動き…我の右側の葉が南に動いた。

そして静かに葉の動きが止まる…居場所は分かった。見てないふりをして土を大量につかみそこにいた妖怪に投げつける。

茶色くなったその妖怪を我は見逃さない。素早く箒を向けての妖怪の動きを止める。そのまま近ずき妖怪に問う。

「何が目的だ?」

「…あの家の路地裏には行かせない。」

「はぁ?」

「行ってはダメだ!殺されるぞ」

「我だってすきで行く訳では無い!構わずお前は森を元に戻せ!」

「…分かった。だが俺は忠告したからな!」

めんどくさい能力にめんどくさい奴。

動きを解除し、森を元に戻させる。綺麗になった森は陽の光を差し、すっかり元の森へと戻った。

「だが…俺はお前が心配だ。だから…お前に俺の持ってる力を貸す。」

「あぁ…どうも。」

ありがた迷惑だな。

「俺はここにいるから終わったら返しに来てくれ。」

「はいはい…」

「お疲れ様です。」

「あ、輝夜さん。」

「力を貸してもらったようですね。」

「あ、そうだな。」

「今の貴方なら妖怪も余裕なのではないでしょうか?なら、早く行きましょう!!」

「わかったから引っ張るな!」

そして我らは出口が見える森を進み始めた。



【おまけ】

よぉ。俺が誰かわかるか?まぁ知らねぇか。俺は「ドイ」。

まぁライムって奴と初めて戦って力を貸したヤツさ。

今日は俺がアイツを止めた理由を教えてやるよ。

まぁ路地裏にいる奴は言わば中ボスみたいな感じだ。そこら辺のやつよりも強い。もちろん戦って勝っているから力も様々あるんだ。

俺もあいつに喧嘩を吹っ掛けたんだ。だけど…ボロ負けだ。それでもあいつは俺を殴り蹴りをする。何とか逃げた俺は路地裏に行くって言っている奴を止めるためにライムの森に来た。

それだけさ。それでもライムは向かったけどな。あいつは勇敢だ。

じゃあまた次のストーリーでな。

妖怪退治はラクじゃない!

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