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「スクーデリアローマ…戦うのが楽しみだ…」
私の名は周尹宣(じょういんせん)
中国生まれで、GIを制している。だけど、ここ何戦か結果が残していない、限界なのかもしれなかった。トレーナーから言われた
「最後は日本の有馬記念に挑戦したらどうだ?」
有馬記念…
数々のドラマを生んできたあの有馬で…
「周尹宣、見事優勝しました!」
会場が歓喜に溢れた。
この歓声、この興奮、全てが最高!!!!
「周尹宣さん、今のお気持ちは?!」
「最高です!!」
私は強いと思った
けど…
「ゴールイン!!!!
勝ったのは1番…!!」
それ以降、1着が遠のいている
私の結果は…散々だった
中国のトレセン学園
「周!」
「凛(りん)」
凛朴真(りんぱくしん)
周と同期、同室で、カンフーが得意なウマ娘で、闘争心が強い
「どうするのよこの先」
「さぁね、自分で決めることだし」
実は
GIでも全て5着以下、怪我や病にかかっていた
限界だと思っていた
「はぁーーーーーーーー!!」
スパーーーーーーン!
「くっ!タイムが伸びない!!これじゃ勝てない!!」
「いかにも苦しんでるな」
「トレーナー!」
トレーナー(周淋腱(じょうりんけん))
宣のトレーナーで、父でもある。二人三脚で歩んできたが、父は病を負っていた
「父さん、休んでいなきゃ!!」
「このぐらい平気さ」
「けど……」
「宣、引退した後どうするんだ?」
「それはまだ決まってないけど?」
「そうか…」
「それが何?」
「日本で有名なウマ娘と最後の戦いにしろ」
「日本で有名なウマ娘?」
私はそれについて色々調べた
翌日
「ダメだぁ〜見つからない」
「何か調べ事?」
「凛、実は日本で有名なウマ娘が気になって…」
「日本…あ〜スクーデリアローマね!」
「スクーデリアローマ?」
「彼女は史上2人目の無敗の三冠、まさに紅き跳ね馬!!」
「紅き跳ね馬?」
それだけすごいウマ娘だったことは知らなかった
それ以来、スクーデリアローマの過去のレースをひたすら見まくった。
「あいつ、何かが足りていないな」
何かが足りないということは…
「スクーデリアローマは未だ負け無し、しかも有馬記念で出走する予定か!」
「父さん!私日本の有馬記念で最後にする!」
「有馬か…あのウマ娘が出ることは知っている」
やはり父さんも知っていた、スクーデリアローマを
「彼女は無敗の三冠、未だ負け無しだが、何かが足りていないな」
「私も思ってたけど、わからなくて…」
「え?」
スクーデリアローマは負けたことがなく、周を絶対勝たせたい!
「宣、有馬記念は絶対に勝て!」
「父さん…分かった!!」
それから私は、スクーデリアローマを倒すべく、走りやフォーム、戦略などを考えた。
それが2ヶ月は続いた
12月上旬
「父さん、行ってくる」
「頑張れよ宣!」
そうして私は、日本に向かった