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注意事項
 ・wrwrd
・軍パロ要素有り
・本人様とは関係ありません
・捏造
・この作品に出てくる”好き”などは全て友情です
 
 ちょい長です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ___________________________
 心が綺麗なやつほど生きにくい。
そんなこの世をおかしいと思わないか?
 なんとなく学校、会社に行って
なんとなく周りに合わせて笑ってる。
 少しでも休めば怒られる。
 おかしいと思うでしょ?
 ルールに従って生きるだけで虐められる。
 なんで虐められなければいけないのか
当たり前のことをしているだけなのに
自分には何もわからない。
 …だから
 ci「教えてくれや、笑」
「俺が、今までどんだけ辛かったと思ってるん?」
 sho「っ…すまん…」
 ci「それは何に対しての”すまん”なん?」
「同情?それとも今まで気付けんかったこと?答えてや」
 wrwr「……」
 ci「黙らんでや〜笑」
「もしかしてやけど、 気付けんかった自分をダサいまま終わらせたくないから謝って自分を守ろうっていう?笑笑」
 sho「それはちゃうっ、!」
「俺はほんまに申し訳なくてっ」
 ci「やーかーらー、なんやねん」
「その一言で今までのことがチャラになるわけちゃう」
 ut「俺もほんまにすまん。気付けんくて悪かった」
 ci 「…笑」
「お前らが気付いとったら、まぁ、当たり前に今とはちゃう結果になっとったやろな〜」
 kn「っ゛、」
 ci「それこそ、”ハッピーエンド”みたいな?笑」
 
 ✱
 
 syp「チーノ…」
 ci「ショッピ、やっぱり俺無理やったわ笑」
 syp「…」
 ci「そんな泣きそうな顔せんでよ〜笑」
「気まずくなってまうやん」
 俺の、何よりも大切な人が
フェンスの上に座っている。
 syp「じゃあはよそっから降りてやっ…」
 ふざけでも遊びでも何でもない。
 ci「それは無理やな」
 少し体を傾けるだけで落ちてしまいそうだ
 syp「なんで、っ」
 ci「だってもう疲れてもうたもん」
「俺な、ずっとずーっと、頑張ってたんやで?」
 ut「、…」
 utが近付くと
 ci「近付いてこんとってや」
 ciは冷たい一言を放つ
 ut「お願いや、お願いやから俺の手をとってくれ…っ!」
 ci「…… 」
 ciは一言も言葉を発さず、 utの手を見つめる。
 ut「なぁっ、…チーノっ」
 utがさらに一歩、ciのに近付こうと足を進めると
 ci「こっちに来んな」
「これ以上近寄って来たら俺は今すぐ落ちる」
 ut「っ……」
 zm「は、だめや!絶対!」
 ci「これ以上近寄ってこんかったらええ話や ろ?」
 kn「今からはもうやり直せへんのか…?」
 ci「当たり前やろ」
「心に残った傷は一生消えへんねんで」
 風が吹いて、 ciの髪はさらさらと揺れている。
あぁ、綺麗だな。
 こんな状況でもそう思ってしまう自分がいる
 ci「そろそろええかな…」
「俺もう行くわ」
 そう言ったciは手をフェンスから離し、体の重心を後ろに傾ける
 syp「チーノ、っ!?」
 
 ✱
 
 kn「今からはもうやり直せへんのか…?」
 ci「当たり前やろ」
「心の傷は一生消えへんねんで」
 ずっと、ずっと残ってまうんや
 優しい風が吹いて髪が揺れる
少しくすぐったい。
 よし
 ci「そろそろええかな…」
「俺もう行くわ」
 そう言葉を言い放って、体の重心を後ろに傾ける。 これで俺も終わりかぁ笑
 今まで辛かったけど、 やっと終わるんや。
この地獄が
 でも最後にみんなの顔と声聞けたのは嬉しいな。
 みんな必死な顔しとった
面白かったなぁ〜、くふふっ笑
 
 
 突然、俺の意識はそこで途切れてしまった
 
 ✱
 
 ci「ん…?」
 目を開けると、真っ白な天井が映る。 何回も見たことのある、あの白い天井が。
 ci「は、?」
 ciの声は震えている。
それはそうだろう。
 ciは飛び降りたのだ、 屋上から。
あの高さは誰が落ちても死んでしまう。
 な、なんで生きとるん…??笑
絶対に飛び降りたはずなのに
 屋上から飛び降りたんだ
生きているはずがない、ならなぜ?
 ci「っ、ふぅ…」
 ゆっくりと、重たい体を持ち上げる
 辺りを見渡すがカーテンが閉まっていて何もわからない。 そりゃそうか
 ここはいつでも薬品と匂いがする。
医務室だから当たり前なんやけど笑
 耳を澄ましてみるがなんの音も聞こえない。
しいて言うのなら聞こえるのは風の吹く音だけ。
 近くには誰もいなさそうやな…
snもおらんのか…?珍しい
 ci「…なんで生きとんやろ…笑」
 ふいに口から言葉が出てくる。
 ci「死なせてくれよ…神様…」
 神様なんているわけないのに
いたとしたら神様は俺のことが嫌いなんだ。
 たくさん頑張ったのに
やっと地獄から抜け出せると思ったのに
 ci「こんなんってないよ…」
 
 ✱
 
 ciが飛び降りたあの日から一ヶ月経とうとしている。
 俺は知っていたのに、わかっていたのに
ciのことはできるだけ、いやずっと気にかけているつもりだった。
 だから相談もたくさん乗った
ciが少しでも楽になれるように。
でもそんなの意味なかったんだ。
だからciは飛び降りた
 間一髪で俺が足を掴んで持ち上げられたが、本当に危なかった。
 あと動くのが0.1秒でも遅ければciはそのまま…
 なんて考えたくもない
 仲間1人救えずに
何が親友だ。 何が仲間だ。
 syp「俺、お前がいなきゃだめや…」
 sypの頬に水が垂れる
 
 ✱
 
 複数の足音がこらちに向かっている
 3人…?いや、2人か…
誰やろ…
 ガチャと扉がある音が聞こえる
 ci「、…! 」
 2人の声だ
俺が1番大好きな、大切なあの2人の声。
 段々とこちらに近付いて来る
もうすぐそこまで来ている
 ut「チーノぉ〜、来たで__」
 カーテンの隙間から顔を出したut先生がこちらも見た瞬間フリーズした。間抜けなアホヅラ笑
 syp「?どーしたんすかって、…は………」
 ci「久しぶり、ショッピ、鬱先生笑」
 
 ✱
 
 ut「ショッピくん、行こか」
 syp「、はい」
 ciが飛び降りて約一ヶ月。
俺とsypは毎日ciのところへ行く
 でもciは一向に目覚める気配が無い
ずっと眠っている。
 snいわく、今までの疲れや、傷、我慢していたものが身体に負荷をかけているらしい。
 ciが起きないのはそれを回復させているだとか。
 一ヶ月、そんなにも時間のかかるくらいのものをciはほぼ1人で抱えていたんだ。
 それに気付けなかった自分がとても情けない。あんなに近くにいたのに。なにも気付けなかった。
 ごめんな、ci
 お前がいいなら
この言葉を直接、お前が起きているときに言わせて欲しい。
 
 ✱
 
 ut「ショッピくん、行こか」
 syp「、はい」
 今日もまた、ut先生と一緒にciに会いに行く。
 はやく、
会いたい。
喋りたい。
謝りたい。
また一緒に
ふざけたい。
笑い合いたい。
 そんなことを考えていたらいつの間にか医務室に着いていた。
 時間が過ぎるのはとても早い
なのにこの一ヶ月がとても長く感じる。
 utがカーテンの隙間からciの方へ顔を出す。
 ut「チーノぉ〜、来たで__」
 ut先生が急にその場でフリーズする
 syp「?どーしたんすかって、…は………」
 何かあったのかとカーテンを開くと
そこには いつもの、あのチーノがいた
 ci「久しぶり、ショッピ、鬱先生笑」
 ciは微笑んだ後、優しい声で俺達の名前を呼ぶ
 syp「っ、チーノ、!!」
 俺は勢いよくciに抱きついた
ut先生も俺に続いてciに抱きつく。
 ut「チーノっ…やっと起きたんやな…」
 syp「、会いたかったぁ、ずっとっ…」
 ci「俺が寝とる間に随分泣き虫になったんやぁ…笑」
 ふわっ、と頭に手を置いて
優しく撫でてくれる
 あぁ、こんなにもciの手はあたたかい
 
 ✱
 
 カーテンの隙間からベッドを除くと、ciが起きていた。あのciが。
 そしてあの優しい声で、名前を呼んでくれた。
 俺とsypはciに勢いよく抱きつく。
 ut「チーノっ…やっと起きたんやな…」
 syp「、会いたかったぁ、ずっとっ…」
 ci「俺が寝とる間に随分泣き虫になったんやぁ…笑」
 ciが俺らの頭を優しく撫でてくれる
久しぶりだ、ciに、人に頭を撫でてもらうのは。
 ut「ごめんなっ、気付けんくて…」
 syp「ごめッ、ごめんっ…」
 ci「謝らんでよ〜笑」
「悪いんは2人ちゃうんやからさ笑」
 ut「ちーのぉ…っ」
 syp「ぅ、あぁ…」
 ci「んふふ、笑」
 ciは慰めるように俺らを抱き返してくれた。
 あぁ、なんてこんなにもciはあたたかいのだろう。
 
 ✱
 
 しばらくすると2人は泣き止んだ。
 ci「どーお?落ち着いた?笑」
 syp「おん…」
 ut「一旦はな、笑」
 俺のことで、こんなにも泣いてくれるなんて。そんなにも自分は愛されていたのか、と少し嬉しくなる。
 ほんまは少しやないけど笑。
 syp「もういなくならんといてや」
 ci「当たり前や笑」
 こんなあたたかい場所
 もう離れたないわ!笑
 
 ✱
 
 起きてくれてほんまによかった
 起きへんかったら俺ら壊れとったかもな…笑
 “あ”と、ciが声を出す
 syp「どーした? 」
 ci「俺ってどれくらい寝とった?」
 ut「大体一ヶ月寝とったよ?」
 急にどうしたのだろうか
 ci「俺、一ヶ月ぶりに起きたんよな?」
 syp 「そーなるけど…」
 ci「…俺が起きたん報告した…?笑」
 syp.ut「あ」
 
 ✱
 
 tn「なんですぐ報告せんのや!!」
 sypとutはtnの前で正座させてられている。
なぜかって?
 そんなんわかるやろ。
ciが起きたんをすぐ報告せんかったからや
 ut「チーノが起きたんが嬉しくて…」
 tn「ならすぐ報告せぇや」
 ut「ごめんなさいぃぃ…」
 はよciほう行きたいって〜…
 os「美味しい紅茶見つけたからお茶会しようめ ぅ!」
 ci「オスマンが言うからほんまに美味しいんやろな笑」
 ht「チーノが好きそうなお菓子も見つけたよ笑」
 ci「やった〜!笑」
 rp「今度訓練付き合って欲しいです、!」
 ci「俺でええならいくらでも付き合うで笑」
 em「ciくんにおすすめの本があるんです!」
 ci「エミさんのおすすめいつも面白いから嬉しいわ!笑」
 syp.ut.tn以外の幹部は皆、ci共に楽しそうに話している
 ずるい
俺も早く話したい
 tn「…はぁ」
「残りの話は後ででええわ」
 syp「!…」
 tnさんは俺らの表情を見て察してくれたのか、残りの説教は後でにしてくれた。
 ありがとう。神。
 ut「ほんま!トントン神!!」
 そういったutは一瞬でciの方へ向かう
 tn「動くん早すぎやろ…笑」
 syp「笑トントンさんも一緒行きましょ」
 tn「おう笑」
 
 ✱
 
 こんなにもあたたかい場所から、 俺は消えようとしていたんだ。
 目が覚めるまではあんなにも辛かったのに。
 syp「チーノ…」
 ci「、笑」
 俺はよしよし、とsypの頭を撫でる
 すると横から”ci”と呼ぶ声が聞こえそちらに首を曲げる。
 ci「んー?」
 その声の主はgrだった。
 grか書類を数枚、俺に見せてくる
 ci「え」
 よく見てみるとそこには
《一般兵 〇〇 処理済み》
と書かれてあった。
 ci「こ、これって…」
 gr「そのままの意味だ」
「私のお気に入りを傷付ける者などこの世には必要無いからな」
 “お気に入り”
 一般兵が、俺を虐めていたやつがいなくなったと知って嬉しい気持ちがある。
 でもそれ以上にgrに”お気に入り”だと言ってもらえたことか嬉しい。
 俺は愛されていたんだ。
 gr「改めて…チーノ、今回の件は本当に済まなかった」
 grが深々と頭を下げる
 ci「え、ちょ、頭上げてや、!」
 tn「俺もすまんかった」
 ht「ごめんね…」
 ci「えぇ、…」
 grに続いて全員が謝りながら頭を下げる。
 別にみんなが悪いわけじゃないのに
 それに気付けなかったのは当たり前だ
俺が頑張って隠していたんだから
 だってバレたらみんなうるさいだろ?
 ………….
 でも、本当は心のどこかで気付いてほしいと思っていたのかもしれない。
 ci「いい加減頭上げてぇや」
「俺は別に怒ってへんし」
 zm「で、でも__」
 ci「”でも”ちゃう」
「悪いことをしたんはお前らちゃうし」
 sho「それでも、俺が気付いとったらこんなことにはっ」
 ci「はぁー…」
 深いため息をその場にはき出す
 ci「やからお前らは1ミリも悪くないって言っとるやん」
 それなのにコイツらは”でも”、”でも”。
 ci「張本人の俺が言っとるんやからお前らは悪くないんや!!わかったか?」
 wrwr「……」
 コイツらほんますぐ黙るな
都合良いときだけ喋りよって
 ci「返事は!!」
 wrwr「はい……」
 ci「それでええんや」
 
 ✱
 
 ci「張本人の俺が言っとるんやからお前らは悪くないんや!!わかったか?」
 wrwr「……」
 ci「返事は!!」
 wrwr「はい……」
 ci「それでええんや」
 なぜ君はそんなに優しいの?
 気付けなかった自分達を”悪くない”と言ってくれた。そんなわけないのに
 お人好しどころじゃない
 ci「さぁー!こんな辛気臭い空気は捨てて楽しい話でもしよーや!!」
 zm「!そうやな!」
「この前な!______ !」
 kn「_____!!笑」
 rb「_________笑」
 君のその一言で
さっきまでのあの暗かった空気はどこかへ飛んでいった。
 誰が見ても楽しい、そう思える雰囲気に一瞬で塗り替わったのだ。
 凄いな、本当は君は凄い。
 こんな凄くて、優しい君に
二度とあんな思いはさせたくない。
 これからはもっとたくさん努力しよう。
そう思った。
 君がいなくならないように。
 ずっと
 くだらない話をできるように。
君と笑い合えるように。
いつまでも一緒にいれるように。
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 今回もオチ弱ですね
てか没作品。
 
 あと余談なんですけど
今回の話ってut. syp.ciの鬱軍団3人の視点を回しても使ってたんですけど
最後の視点は誰とでも捉えられるようにしたんですよね。
 だから一人称とかはあんまり出さないようにしたんですけど………
 まぁ、お好きに解釈してくださいってことです!!