テラーノベル
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深夜になって、眠る瑠加君の横で私がウトウトし始めたとき、天音からLINE電話がかかってきた。
「──っ」
私は慌ててマナーモードの振動を止めた。瑠加君の状態を確認すると、すやすや眠っていた。
「はあ……」
ホッとして溜息が漏れた。
私はベッドからそっと抜け出した。瑠加君の部屋の外へ行こう。このタワマンの高層階には住民向けの共用スペースがある。ジムやプールや大浴場、ラウンジ、ワークスペースだ。
ラウンジに行ってみたら、誰もいなかった。私はソファに腰を下ろして、スマホを眺めた。発信ボタンを押したいが、指先が震える。SELENが天音を排除しないよう、守るために友達になろうとしているわけだが、水に流せるほど簡単な過去ではない。
ただ、たまに考えることがある──。天音がいなければ、私はお金を稼ぐことも、瑠加君と付き合うこと******
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