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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
第18話 引き裂かれた双子
ジャラッ……。
部屋に閉じ込められ、足に鎖を繋がれた。
『まるで囚人じゃない、おばあ様、ここまでして私を閉じ込めないと気が済まないの?』
『口の利き方には気をつけなさいな。』
バシッと手を扇子で叩かれる。
『っ!』
『そうやってわがままが通用するのも今だけよ。結婚式の当日。式と同時にテレビに公表してあげるわ。』
『っ……。私は結婚なんてしない!おばあ様の言いなりになんてならないんだから!』
『…そう。それなら仕方ないわね。結婚式まで貴方を家には帰さない。スマホも没収させて貰うわよ。』
『おばあ様なんか大嫌い!べー!』
バタンッ。
『長い鎖…窓には鉄格子か。本当に牢屋じゃないの…。ドアのところまでしか鎖がいけない…おばあ様ったらいやらしいことするんだからっ。』
(百合菜達は大丈夫かしら……。)
一方その頃――
『百合菜…ごめんなさい。私何も出来なくて。お母様は1度決めたことはてこでも曲げないから……。』
『ママのせいじゃないよ…パパ、どうやったらお姉ちゃんを助け出せる?』
『撫子様は厳格な方でね、昔から跡継ぎのことになると厳しいんだ。特に麻里衣には姫神の為に政略結婚させると昔から言っていたし…。』
『そんな!政略結婚って…』
『うちと同等…またはそれより上の家系を選ぶだろう。金銭的にも優遇されてる家系を。』
『そんなことさせないわ。麻里衣には確かに家を継がせるように色々と幼い時から仕込んできたわ。でも、結婚の相手…将来一緒にいる相手だけは自分で選ばせてあげたいの。だから許可したのよ。貴方たちと……暮らすことを。』
『紫子さん……。』
『…お願い。私にできることなら何でもするわ。麻里衣を…どうか助けて。』
私は頭を下げる。
『任せてください、必ず麻里衣さんを助けてみせます!』
『一郎君…。ふふ、貴方みたいな正義感の強い子が麻里衣の相手なら安心だわ。』
『なっ!』
『一郎てめぇ…抜け駆けしやがって!』
『今のは不可抗力だろ!』
『まりぃちゃんのお母さんに色目使って点数稼ぎなんてずるー!』
『乱数お前…っ。』
『ふふ、2人は面白い子達に好かれたのね。蘭。』
『えぇ。この人達といるようになってからお嬢様達は以前より明るくなりましたから。』
『そうと決まればまずは計画を立てましょう。僕のパソコンでまずセキュリティをハッキングして…。』
『おばあちゃんの屋敷ってセキュリティ頑丈なんだよね、ママ。』
『えぇ…。恐らく、麻里衣が囚われてるのは
ここよ。』
私は屋敷の地図を広げる。
『ここの部屋ね。桔梗の部屋よ。窓には鉄格子があって外からは助けられない。だから中から行くしかない。 』
『正面突破は避けられないってことか…。』
『スマホも没収されてると思うから…お姉ちゃんに連絡はできないし…。』
『この部屋にたどり着くまでにきっと護衛や罠を潜りくけないといけない…結婚式の当日までに助け出さないと。』
『はい!』
一方その頃――。
『むむ……。』
カチャカチャ、ガシャンっ。
私はヘアピンを使って部屋の鍵を開けた。
『開いた…っ!』
『はい、残念ね。』
『なんでドアの前にいるのよ…っ。』
『監視するのは当然でしょう。もう諦めなさい。』
『嫌よ、おばあ様の言う通りになんてさせないんだから!』
『どうしてそこまであの人達の味方をするの。私はあなたの為に相応しい相手を選んであげるって言うのに。』
『相応しい相手は私が決める!あの人達はおばあ様が思うような人達じゃないの。』
『……貴方がどう思おうが関係ないわ。
私は絶対認めない。分かったら部屋に戻りなさい。』
『っ…。』
キキッ。
バタンッ。
屋敷の前に車を止める。
『でっけぇ家……。』
『麻里衣の家の2倍はあるんじゃ…』
『なんだおまえらは!』
『麻里衣を助けに来たに決まってんだろ!』
俺たちはマイクを構える。
『撫子様。お嬢様方が来ました。』
『思ったより早かったわね…。この部屋に近づけてはダメよ。』
『はっ!』
次回
第19話 私の意思
コメント
1件
わあ、第18話「引き裂かれた双子」、めちゃくちゃ胸が熱くなりました…!麻里衣が鎖で繋がれて閉じ込められちゃうの、本当に辛い展開でしたね。でも、おばあ様に「大嫌い!」って抗う姿が印象的で、彼女の強い意志が伝わってきました。そして一郎たちが「絶対に助ける!」って名乗り出るシーン、仲間の絆が感じられてグッときました💛 次回、どうやって麻里衣を救い出すのか、すごく気になります!
#ツイステッドワンダーランド
霜
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椎名
219
#ヒプノシスマイク