テラーノベル
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つらです
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廃墟って、独特な寂しさがありますよね。そのたたずまいに物語があるというか。
かつて、そこで生きていた人がいて、そしてその人はもう今ここにはいない。その日たちはどうなったのだろうか――。
廃墟を見ていると、そんなことを考えさせられる。
それと同じような感覚を、ネットで放置されたブログとか、HPを見ていると感じるんですよね。まあいわば「デジタル廃墟」といったところですか。テラーノベルで言うと更新の止まったユーザーページとか。
「みなさんおひさしぶりです! 今忙しいけれど、時間が出来たらまたストーリー書いていきたいと思います!」(最新記事 2020年7月29日)
とか。ああ、この人どうしているんだろう、とか。まあ、どこかで元気にしているんだろうな、と思うんですが、たまに気になる終わり方をしているやつもあったりしますよね。
実際にあったわけじゃないですけど、例えば「なんか急に入院することになりました。退院したらまたストーリーの続き書くから、みんな待ってて!」(最新記事 2019年7月29日)とかだと、「えっ? いや、きっと退院後バタバタして、そのうち興味が移っちゃっただけだよね?」とか、妙に不安をかき立てられる。
ゲームとかで、毎日デイリーこなしていたけど、体調くずして1週間くらいできないと、「まあ、もういっか」と思って辞めちゃうこと、ありませんか? 面白くてやってたとか、好きでやっていたわけではなくて、なんとなく始めて、何となく惰性でやっていたゲーム(ここまでやったのにもったいない……)とかだと、途切れたタイミングで離れてしまったりするんですよね。そういう感じで、離れてしまっただけだと思いたい。
ああ、書いてて思いましたけど、ログインしなくなったゲームのキャラクターとかも、「デジタル廃墟」かもしれない。
突然断ち切られた物語たちの行く末に思いをはせて、僕は少し切なくなる。
コメント
3件
「デジタル廃墟」ってタイトル、すごく沁みました…。更新が止まったページやログインしないゲームキャラ、確かに"廃墟"だなあって。最後の「突然断ち切られた物語たち」って一文に、胸がぎゅっとなりました。私もよく読んでた人の作品が途切れてて、「元気にしてるかな」って思うことあるから、すごく共感できました。こういうエッセイっぽい回も好きです、重田さんの新しい一面が見れて嬉しい🌙