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ピッピッピッピッ…………
悠「ん、んー……あ……れ?……此処は」
真っ白の天井 見覚えのない部屋……
此処は……
悠「病院……?」
悠(あ……れ?何で病院……に……)
「悠!!!???」
ビクッッ!!!!!!
悠(えっ……??何……)
「あ……良かった……目が覚めたんだね!あ!今ナースコール押して先生に来てもらおうね」
悠「…………」
悠(あ……そうだ……この人は)
髪がちょっと長くて、目がパッチリして、とても可愛らしい顔立ち……
でも、滲み出てる優しさ……この人は……
悠「……れ、ん……」
蓮「え?……っ!悠!僕が分かるの!」
自分が名前を呼ぶと蓮はワンコのようにはしゃいだ
犬耳としっぽが心無しか見えた
ガラララッ……
担当医「あ、悠さん!起きたのですか!いやぁ〜これは奇跡ですね……六階の校舎の飛び降りから生き残ったのは奇跡ですよ」
看護師「本当に奇跡ですね!」
悠「え……あ、……」
担当医「どうですか?体調とか悪い所とかありますか?」
悠(……どうしたら、今、何故か呂律が回らない……)
蓮「……先生、今はまだ本調子じゃないと思うのでまた、あとで僕からお伝えしても宜しいですか?」
担当医「あ、そうですね。いやぁ〜すっかり抜けてましたぁwもう歳ですかねぇ〜」
蓮「えぇ、全く……」
スッ
蓮は担当医の耳元で
蓮「………………」
何か囁いていた
すると、慌てて担当医の人は
担当医「はは……そ、それじゃあ悠さんっ……何かあればまた、それでは」
と、そそくさと去っていった
看護師「……それでは悠さん、夕方辺りにお熱などの体温を測りたいのでまたますね。」
ガララララ……パタンッ
悠「……あ、……う……」
今、病室には2人だけだ
悠(……気まずい……とにかく……今までの経緯とか聞こうかな……)
悠「……あ、の……れ、ん……」
悠(………呂律が回らない……何も喋れない……どうしよ、)
蓮「悠……無理して喋らなくていいよ、まだ本調子じゃないでしょ?フフ、焦って喋らなくても大丈夫だよ、」
悠(でも、なにか話さないと2人きりで何も話さないは気まず過ぎる……)
蓮「……ねぇ、悠、何も話さなくていいんだけど……その聞いて欲しいことあって」 第33話 終わり