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僕の名前は黒神奏(くろがみしん)
24歳
年齢=彼女いない歴である
奏「ただいま」
っと、いつものように誰もいない家に、ただいまを言い、自分の部屋に入る
僕の家は、2階建ての一軒家である
そんな家に住めているのも、今亡き両親のおかげである
すると突然、天井が”黒い何か”で広がるのを目にする
奏「なんだ…これ」
呆然としていると、そこから、人型の何かが現れた
奏「か、鎌!?」
現れたのは、大きな鎌を手にした少女だった
奏「君は、誰だ?」
死神「あれ、君…誰?」
奏「は?」
死神「え?」
待て待て、状況がつかめない
鎌を持ってるってことは、多分彼女は死神というものなのだろう
つまり、僕の魂を貰いに来た
のだと思ったら、まさかの僕のことを知らない??
え?じゃあ何しに来たんだよ
奏「えっと、まず君は誰なの?」
死神「私は44体の内の死神の1人。固有名は、長いのでアイでいいです」
奏「あ、アイさんは、なぜ僕のところに?僕のことを知らないってことは、僕の魂を取りに来たわけではないでしょう?」
死神アイ「そうですね。どうやら、手違いでここに来てしまったようだ」
奏「えぇ…なんでそんなことに」
死神アイ「わからない…なんでだろうな」
奏「ちなみに帰れます?」
死神アイ「いや、無理だ。ターゲットの魂を取らないと、帰ることができない」
奏「じゃあ…ちゃっちゃっと殺してください」
死神アイ「それは無理だ。私のターゲットはいない。手違いで、人間界に来てしまったからな」
奏「帰れないと」
死神アイ「そうだな。帰れない。困った」
奏「困ったようには見えないのだけんど」
死神アイ「私たち死神には感情がない。君たち人間と違ってな」
奏「そ、そうなんですね。ちなみに、アイさんはどこから来たのですか?」
死神アイ「私は、魔界から来た」
奏「魔界…」
死神アイ「私たち死神や、悪魔などが住まう世界よ」
奏「悪魔とかって、位とかあります?」
死神アイ「もちろんある」
アイさんが言うには
悪魔の位には8種もあるのだとか
上から
王、君主、公爵、侯爵、伯爵、騎士、総裁、下級
名無しは全員下級
ソロモン72柱の面々以外は、全員下級の悪魔なのだそうだ
奏「死神には位ってある?」
死神アイ「ある。死神帝、死神公、死神爵、死神将、死神見習い」
奏「ほうほう…ところでアイさんは、どの位ですか?」
死神アイ「死神帝」
奏「一番上じゃないですか…」
死神アイ「死神帝は私含めて4人しかいない」
奏「四天王みたいな感じなんですね」
死神アイ「四天王?なにそれ」
奏「ご存知ないのですね」
死神アイ「私たち死神は、人間界の知識は皆無に等しいわ」
奏「は、はぁ…」
あれ?ってか僕何普通に死神と会話しているんだろう…
まぁいいか
死神アイ「聞きたいことはそれくらいか?」
奏「まぁ…はい。今のところは」
死神アイ「そうか。それじゃあ、これからよろしく頼む」
奏「わかりました。謹んで、お受けしましょう」
これが…彼女との最初の出会いなのであった