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死と伴う少女の失恋記

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死と伴う少女の失恋記

1 - #1《死神がやってきた》

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2024年10月20日

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僕の名前は黒神奏(くろがみしん)

24歳

年齢=彼女いない歴である

奏「ただいま」

っと、いつものように誰もいない家に、ただいまを言い、自分の部屋に入る

僕の家は、2階建ての一軒家である

そんな家に住めているのも、今亡き両親のおかげである

すると突然、天井が”黒い何か”で広がるのを目にする

奏「なんだ…これ」

呆然としていると、そこから、人型の何かが現れた

奏「か、鎌!?」

現れたのは、大きな鎌を手にした少女だった

奏「君は、誰だ?」

死神「あれ、君…誰?」

奏「は?」

死神「え?」

待て待て、状況がつかめない

鎌を持ってるってことは、多分彼女は死神というものなのだろう

つまり、僕の魂を貰いに来た

のだと思ったら、まさかの僕のことを知らない??

え?じゃあ何しに来たんだよ

奏「えっと、まず君は誰なの?」

死神「私は44体の内の死神の1人。固有名は、長いのでアイでいいです」

奏「あ、アイさんは、なぜ僕のところに?僕のことを知らないってことは、僕の魂を取りに来たわけではないでしょう?」

死神アイ「そうですね。どうやら、手違いでここに来てしまったようだ」

奏「えぇ…なんでそんなことに」

死神アイ「わからない…なんでだろうな」

奏「ちなみに帰れます?」

死神アイ「いや、無理だ。ターゲットの魂を取らないと、帰ることができない」

奏「じゃあ…ちゃっちゃっと殺してください」

死神アイ「それは無理だ。私のターゲットはいない。手違いで、人間界に来てしまったからな」

奏「帰れないと」

死神アイ「そうだな。帰れない。困った」

奏「困ったようには見えないのだけんど」

死神アイ「私たち死神には感情がない。君たち人間と違ってな」

奏「そ、そうなんですね。ちなみに、アイさんはどこから来たのですか?」

死神アイ「私は、魔界から来た」

奏「魔界…」

死神アイ「私たち死神や、悪魔などが住まう世界よ」

奏「悪魔とかって、位とかあります?」

死神アイ「もちろんある」


アイさんが言うには

悪魔の位には8種もあるのだとか

上から

王、君主、公爵、侯爵、伯爵、騎士、総裁、下級

名無しは全員下級

ソロモン72柱の面々以外は、全員下級の悪魔なのだそうだ

奏「死神には位ってある?」

死神アイ「ある。死神帝、死神公、死神爵、死神将、死神見習い」

奏「ほうほう…ところでアイさんは、どの位ですか?」

死神アイ「死神帝」

奏「一番上じゃないですか…」

死神アイ「死神帝は私含めて4人しかいない」

奏「四天王みたいな感じなんですね」

死神アイ「四天王?なにそれ」

奏「ご存知ないのですね」

死神アイ「私たち死神は、人間界の知識は皆無に等しいわ」

奏「は、はぁ…」

あれ?ってか僕何普通に死神と会話しているんだろう…

まぁいいか

死神アイ「聞きたいことはそれくらいか?」

奏「まぁ…はい。今のところは」

死神アイ「そうか。それじゃあ、これからよろしく頼む」

奏「わかりました。謹んで、お受けしましょう」


これが…彼女との最初の出会いなのであった

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