時刻は23時。
俺はその日真っ暗になった夜道を急ぎ足で歩いていた。
向井)(トラブルで仕事長引いてもうた…、本当は7時には帰るはずやったんやけどなぁ)
〇〇にはすでに連絡を入れてある。きっともう寝ているだろう。
家の鍵を回し、〇〇が起きないよう、そうっとドアを開ける。
家の中は真っ暗でしんとしていた。
向井)(もう寝てるんやなぁ…)
わかっていたのに少しがっかりしてしまっている自分に少し笑ってしまった。
当然だ。まだ出会ってばかりの〇〇には誕生日を教えていないから。
静かな廊下に足を滑らせ、リビングに向かう。
その瞬間ー
パァンッ!
〇〇)康二!誕生日おめでとう!
リビングの電気がぱちっと点いて、辺りにクラッカーの音が響き渡った。
向井)わぁ!
目が光に慣れてくると、リビングの真ん中に〇〇がクラッカーを握りしめて立っているのがわかった。
机の上にはたくさんのご馳走が並べてある。
向井)え?え?どういうこと?
〇〇)え?こーじ今日誕生日なんでしょ?
向井)そうやけど…、何で知ってんの?俺の誕生日教えたことなかったやん。
突然のことに頭が混乱している。
〇〇)私の友達がもうすぐこーじの誕生日なんだよね、って言ってたから。
〇〇)調べたら一週間後だったんだね。びっくりしちゃった笑
〇〇)彼氏の誕生日祝わないなんて彼女失格でしょ?
得意げに笑う〇〇は世界一頼もしくて愛おしかった。
向井)〇〇ぅ…、(泣
〇〇)どうしたの泣いちゃって、笑
向井)大好きやぁ、…!(抱
もう我慢できなくなって〇〇の胸に勢いよく飛び込んだ。
〇〇)わ、!
向井)俺の誕生日なんてどうでも良いと思ってたんやぁ、!(泣
〇〇)そんなわけないじゃん、喜んでくれてよかった。ね、プレゼントもあるんだよ。
向井)え、うそぉ、!
〇〇は机の上の紙袋をゴソゴソして、高そうな金文字の刻まれた小さな箱を取り出した。
〇〇)はい、!
〇〇がの渡してくれた箱を開けると、そこにはきらりと輝く銀色の時計が納められていた。
向井)わぁ、めっちゃ綺麗…、!
〇〇)どう?気に入って…、ん⁉︎
向井)(口付
〇〇)こ、こーじぃ⁉︎//(口離
向井)ははっ、照れた〇〇もかわええなぁ、
向井)こんなええもんくれてありがとうな、毎日つけるわ、
〇〇)…//
向井)さ、これ食べよ?〇〇頑張って作ってくれたんやろ?
〇〇)あ、そうだった!これこーじが好きな青椒肉絲!ネットで調べて頑張って作ったんだ、!
向井)わぁ、ありがとお!めっちゃ美味そうやん、!
嬉しすぎて〇〇の誕生日にめちゃくちゃ高いネックレスをプレゼントし、しっかり怒られてしまう康二くんでした。
今回ちょっと短かったですね…、
1日遅れたけど向井くん誕生日おめでとう。
これからもsnowmanのムードメーカーとしてテレビや雑誌で活躍することを願っています。
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