ガガガギギギギッ
【何の音⁉︎】
末香は驚く。
【ゴメンッビックリサセテ】
(置物じゃなくてAIだったの⁉︎)
末香はまたもや驚く。
それにしても見た事ある……。
末香は疲れてるのかな、と呟きその場を後にした。
【ねぇ、皆んな、ここに助けは来ないと思うの】
末香は言う。
皆んなはざわめき所々【んな訳無い】【何言ってんだ】と批判の声が上がる。
末香は動揺せずに続ける。
【作品が一つ増えてる。誰も来てないのに。そして、小雪や麻里奈が消えている。消えた次の日、作品は増えているの。だから…】
【だから、転生をした、か】
背の高くスラッとした男子が言う。
【そう!私達は作品となってしまうのよ!だから…脱出を計画しよう】
すると批判の声はまさかの無く、皆んなが肯定する。
【ありがとう皆んな!さぁ、反撃を始めよう】
末香は笑った。
【気づいた様ですね。】
狐の面を被った少女は階段からそんな皆んなを見下ろしてそう呟いた___。
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