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「あ……レイくん」「はぁぁぁぁ」


 俺……レイモンドは大きくため息をした。

 胸のうちにある不安が的中してがっかり、それらを全て吐き出すような大きなため息をだ。


 ここは王立魔法学院の敷地内にポツンと建っている一軒家。

 とある才女のために特別処置として作られた新築研究施設。

 その家内は荒れていた。

 

 服は散乱し、机の上は資料が積み上げられる。床そこらじゅうにくしゃくしゃになった紙屑に、何の用途かわからない魔法陣の描かれた用紙が無造作に置かれている。

 そんな人がゴミ屋敷の床に積み上げられた洋服の上に寝転がる無気力の女の子が1人。


 腰まで伸びた薄ピンクの寝癖がひどい髪。髪。

 世間一般では美少女だが、目の下にあるクマのせいで台無しである。


 その人物の名はイヴ=ニコラ、ニコラ家のご令嬢。

 学園で最も優秀な彼女は探究心が強く魔法工学の分野のみ特化している少女。

 この施設も彼女のために用意されたのだ。

 だが、イヴ=ニコラには欠点が存在する。


「イヴさんや……なんでこんなに荒れてんの?」

「……わかんない」


 俺の問にイヴは力のこもらないやる気のない声で平然としていた。俺は壁に吊された時計を指差して聞いてみる。


「イヴさん、今何時かわかる?」

「ん?……夜中の10時?」

「違う、朝だ。もう窓から日がさしてるだろ?」

「あ……ほんとだ」

「いや、ほんとだじゃねぇよ」


 イヴ=ニコラは才女である。

 だが、その才能に全振りして生まれた結果、生活力は壊滅的なんだ。


 このゴミ屋敷も俺が昨日掃除をしたばかりだ。

 それなのに、次来たらあら不思議、ゴミ屋敷に変わっていた。


「はぁ……」

「……レイくん疲れてるのね……汚いところだけどゆっくりしてね」

「誰のせいだよ」

「……だれ?」

「お前だよ」


 ゆっくりと話す彼女に辛辣な言葉をかけるようだけど、許してほしい。この散乱した部屋と同じように心が荒れてしまっているんだ。


 ……しょうがない。


「俺が1日空けただけなのに」

「え?……まだ1日も経ってないよ?」

「……イヴ、最後に寝たのは?」

「……わかんない」


 まさかイヴは一睡もしてないのかよ。

 俺はこめかみに触りながら確認する。


「とりあえず風呂に入って来い」

「大丈夫、浄化玉使ったから」

「そういう問題じゃな……いや、なんでもない」


 言っても無駄かと思い、これ以上言うのをやめた。ちなみに浄化玉というのは簡易的なお風呂みたいなものだ。

 使うとその玉は消えてしまうが、体の汚れがなくなる。


 そんなことを思いつつも俺はまずサイキック魔法を使い窓を開けて、微弱な風魔法を使い籠った空気を換気した。


「失礼」

「ん」

 

 それが終わると服の上で寝ているイヴに断りをいれ、お姫様抱っこをする。

 するとイヴは少し顔を赤らめた。


「どうした?」

「……優しくしてね」

「何もしねぇよ。いつものやつ」

「……あーうん」


 何を勘違いしてるんだか……内心そう思うもイヴを椅子に座らせる。

 彼女はされるがままに抵抗なく背もたれをつく。


 俺は懐からミスリル製の櫛を取り出す。


「いつものね」

「仰せのままに」


 イヴを座らせた後俺は椅子の後ろに立つ。


 水と火の魔法を櫛に流して一定温度を保つ。

 いわゆるヘアアイロンのようなものだ。

 水蒸気を使い、髪の手入れをする。

 このまま髪を解かすことでイヴの本来の艶のある髪になる。

 ゆっくりと丁寧にイヴの髪を梳かしていく。


「よきかなぁ」


 イヴは気持ちいようだ。

 おっさんくさい言動をよくする。

 何回も指摘しても治らないので今では放置している。

 そう思いつつ、俺は手を止めずにイヴに話しかける。

 

「せっかく綺麗な髪なんだから、手入れくらいしたら?」

「……綺麗」

「あと少し清潔を意識したら?お淑やかにと言うか……こう……もう少し清楚にというか」

「……お淑やか……清楚……照れる」


 注意とアドバイスで言ったつもりだけど、イヴは褒め言葉として受け取ったようだ。

 なんともまぁ都合のいい耳だこと。


「褒めてない」

「……いたい」


 髪を解かし終わると右手で軽くイヴの頭にチョップをした。

 そう言ったが、イヴは特に気にしたそぶりを見せずに両手で自分の頭を撫でる。


「……さらさら」

「はい、終わり」

「え……終わり?」

「また今度な」


 イヴはショックを受けたらしく、俺を椅子に座ったまま見上げてくる。

 しかも目をうるうるとさせて。


 何故捨て猫のように見つめてくるんだよ。

 

「……わかった」


 お、今日は素直だな。

 いつもならもう少し粘って延長させるのに。


 するとその原因はすぐわかる。


「なら、もう二度とお風呂入らない」

「……は?」

「そうすれば万事解決」


 うん、一周回ってその発想はなかった。

 天才の発想ってやつか?……いや、ズレてるだけか。


「後でやってあげるから風呂には毎日入りなさい」

「……うい」

「その前にご飯食べてまず寝ろ」

「……うい」


 甘やかしすぎるのは良くない。

 イヴは立ち上がりおぼつかない足取りで研究室を出て台所に向かった。

 そんな姿を見ながら俺は台所に向かったのだった。


 「……ここは綺麗なんだな」

「うい」


 台所に移動するとでた一言だ。

 俺が掃除した後のままだった。


「とりあえず座ってて、今から作るから」

「……ありがと」


 片付けから入らなくて済んで良かったと思いつつ、調理に入る。


 まぁ、料理といっても簡単なも野菜スープだ。


 初級の風魔法で一口サイズにサイズに野菜と肉を切り、鍋の中に水を魔法で出して火魔法で沸騰させる。

 そのまま出汁を取るための乾燥小魚を入れる。


 料理時間短縮のためにフライパンで豚肉を少し焼く。

 それから刻んだ野菜、肉の順に入れて煮込んでいき、最後に野菜を乾燥させて作ったコンソメを入れる。


「……すごい……初級魔法上達したね」

「そりゃどうも」


 そんな光景を見ていたイヴが微笑み褒めてきた。

 俺がやっているのはすべて初級魔法を応用してる。

 初級魔法だけならこの学院では俺の右に出るものはいないと思う。

 無詠唱と魔法を複数同時に使えるので周りで俺だけだし。


 でも、これは学院では評価されない。この世界でいかに強い魔法を扱うかが重要視される。


 魔法使いに求められるのは魔法範囲、破壊力の二つ。


 初級魔法は戦闘では使えない、子供が最初に覚えるような魔法をここまで極めるのは誰もいない。

 

 実は俺も初めはここまで極める気はなかった。必要に駆られて使っているうちにここまで上達したのだ。

 イヴの世話を如何に楽をするか。


 無魔法のサイキックも部屋の片付けで必要、風魔法も換気のため、水も火も髪を解かしたり、洋服のシミ落としや洗濯、アイロンをするため。


 そんな生活を半年続けていたら、気がついたら念じればできるレベルに上達した。


 継続は力なりと言うがまさにそれだ。

 これは俺が誇ることであり、イヴに感謝していたりする。


「はい、出来上がり」


 イヴと話しているうちに完成した。

 ちょっと時短したので何のアレンジをないただのスープ。栄養は取れるので十分だろう。

 鍋からスープを容器に入れ、スプーンをイヴの前に置く。


「うん……ありがと」

「……」


 イヴは礼を言ったあと……何故か口をぽかんと開ける。

 ……なんだよ。

 

「……あ」

「えと……なに?」

「……あーん」


 あ、食べさせろと言うことか。……しょうがない。ご所望とあらば叶えよう。


 ……俺はイヴに甘いんだ。

 俺はスプーンを持つとスープを掬い上げる。

 水魔法を応用した氷魔法を使ってイヴが食べやすい適温に冷まして食べさせる。


「はいあーん」

「……ん……美味しい」

「そりゃ良かった」


 丸一日ぶりの飯に満足なようだ。

 食べると口角を上げる。


 俺はそんなイヴに微笑みつつ、食べさせてあげる。


 そのまま食べ終わるとイヴは歯を磨いてもらい、寝室へ移動する。

 寝巻きに着替えた。


 ここまで1人で行ったことに俺は驚く。


 今日の反応からベッドに連れて行けとか、歯を磨いてとか言うと思っていたが。


 そのことを聞くと。


「レイくんにそんなことさせられないよ」


 と照れながら言われた。

 いや、イヴさんや……髪を解かしたり食べさせてもらったの忘れたのかい?


 そう思ったが、イヴが自発的に動いた理由はすぐにわかった。


「……レイくん、眠るまで手を握ってて?」


 なるほど、それをお願いするためか。

 つまりそれをお願いするためにベッドに行くまでの行動をしたと。


 そんな甘えてくるイヴに鼓動がドキリとするも、俺はイヴの手を握ってやる。


「わかったよ、掃除しなきゃだから寝るまでな」

「……うん」


 イヴはとても嬉しそうだった。

 俺は緩んでしまう口を我慢する。心臓がバクバクとするもそれに耐える。


 ……イヴはそれから10分ほどで寝息が規則正しくなる。

 熟睡したのを確認したことで寝室を出る。


 俺は音を立てずにドアを閉めるとそのまま壁に額をつける。

 ピタッとつけた時、溜まっていた身体中の熱が冷えていくのを感じる。


「……かわいすぎだろ」


 甘えてくるとどうしても甘やかしてしまう。

 俺はイヴに甘いんだ。



  イヴの寝室を出ると俺は早速掃除に取り掛かる。

 片付けといっても服や散らばった工具品を片付けるだけ。


 基本魔法陣が書いてある用紙には一切触れない


 以前、大惨事になったからだ。

 魔道具はいくつもの魔法陣を組み合わせて作る。

 イヴは研究所で魔道具を作るのだが、書いた魔法陣は床に落ちたままにしてしまうことがある。


 以前誤って触れてしまい床が水浸しになったり、魔法陣の書かれた用紙を重ねて魔法が起動してしまい火事になる寸前になったことがある。


 だから、基本触れずにいる。


 触れてはいけないものを確認しながら見渡すと……とある設計図が目に入った。


「……これが原因かぁぁぁ」


 台座に置かれた一つの魔道具の設計図を見て頭を抱える。


 おかしいと思ったんだ。

 普段生活力が壊滅的なイヴ。

 だが、1日も寝ずに作業するのはよほど過集中をしている証拠。

 たこ焼き機だった。

 実は俺には前世というものがあり、そのことをイヴも知っている。



「そういえば言ったなぁ……まさかそれを」


 しくったと思った。

 実は俺が私用で出かける前日、イヴとこんな会話をした。


『ねぇ、レイくん』

『どうした?』

『たこ焼き食べたい』

『いや、道具がなきゃ無理だよ。そもそもこの世界には機械がない』

『どういうやつなの?』


 ……とこんな感じで軽く特徴を教えたことがあった。


 イヴは天才だ。

 前世での科学機械に興味が強く抽象的な説明だけでそれを魔道具としての設計図として書き上げてしまう。


 それを元に工房にお願いして作ってもらい、いくつか商品化したこともある。


「まさかずっとこの設計図を書いていたのか……散らばってる魔法陣もこのための……」


 イヴは容姿端麗で才女だ。だが、天は二ぶつを与えない。


 服を着る、ご飯を食べるなど基本的なことは指示があればできるが、それ以外はからっきし。

 誰かが生活を管理しなければ彼女は1人では生きられない。

 

 魔法研究の分野だけに特化しすぎた天才。

 誰にも理解されない孤高の才女は1人では生活できない。


 俺はイヴの世話係みたいな立場にある。


 いや、詳しくは婚約者だ。

 俺も貴族であり、わずかだが魔法の才能があったため魔法学院に入学でした。


 ちなみにイヴとは幼馴染でも親同士が仲が良いわけではない。

 

 出会ったのは学院、もしかしたら運命だったのかもしれない。


 前世がある俺と才能溢れる少女は神が意図的に会わせたのだろうと思う。


 俺は自分の才能のなさに無気力で過ごしていた。

 俺のフルネームはレイモンド=セージ、賢者の末裔と言われる魔法使いの名家だ。


 そんな家に俺は3男として生まれた。


 もちろん初級魔法しか使えない才能のない俺は落ちこぼれだ。

 そのせいで家族から見限られた。

 

 卒業したら家を出て行けと勘当を言い渡された。

 まだ恵まれたほうだ。こんな俺を魔法学院に入れてくれたのだ。


 公の場で家名を名乗ることを禁止され、貴族であるが平民みたいな立場。


 前世があり、貴族の面倒なしがらみから逃げられ、別にこんなものだと自分に言い聞かせて入学した。

 

 俺がイヴを知ったのは入学式。

 新入生代表挨拶を辞退し、入学式をばっくれて大騒ぎになったのでなんとなく覚えた。


 出会ったのは人気のない本、古本ばかりを集めた第二図書室。古代魔法や歴史本が置かれていて、普通の生徒は立ち寄ることがない。何となく、古代魔法使えないかなぁ、という淡い期待を抱いてのことだった。


 その時、制服を着ていたイヴがいた。


 つまらなそうだった。目に正気がなくただひたすら機械のように本を捲るだけの彼女。


 本が大量に積み上がっていた。

 机ではなく、床にだ。


 初めはなんだよこの人と思うも、何となく好奇心から適当な本を読みながら彼女の様子を窺った。

 

 だが、時間は終了間際になったので、お節介で俺は声をかけた。

 

「もう終了時間だよ」


 そう声をかけるとイヴは床に座ったままゆっくりと俺の方を見た。

 

「……何?」


 イヴはキョトンとした顔をして首を右に少し傾ける。

 

「だから、時間。片付けないと」

「……わかった」


 俺がそう言うと読んでいた本を閉じて立ち上がろうとして……前へ倒れた。

 ガラガラ……とイヴが倒れたことにより積み上げられた本が崩れ、下敷きになってしまう。


「……痛い」

「大丈夫?」


 そう言いつつ、俺はサイキックでイヴの上にある本をどかしてやる。

 そのまま手を差し出したのだが。


「……足がビリビリする」

「痺れたのか、何時間いたの?」

「……わかんない」


 おかしなやつだなぁ……それがイヴの第一印象だった。


 声をかけてしまった手前、放っておくことができず、痺れて動けないイヴを放置して本は全て片付けた。


「……ありがと」

「どういたしまして」


 終わった後声をかけるとイヴに表情を変えないまま礼を言われた。

 これが俺とイヴとの出会いだった。


 その日がきっかけで関わるようになった。


 婚約者になったきっかけは出会ってヶ月経ったある日だった。

 イヴが「もうレイくんなしでは生きられない」「毎日レイくんを感じてる」と親を勘違いさせ激怒するような手紙を送られ呼び出しをくらい、誤解を1時間にわたって解いたり。

 ニコラ家にはイヴ以外後継がいないということで急展開で婿入りが決まり婚約者となったりと。


 色々な過程を得て現在に至る。

 今では婚約者兼世話係である。

 

「あ、お部屋もう綺麗になったんだ」

「まだ1時間も経ってないぞ」


 サイキックで片付けて終わり、散らばった洋服を洗って干し終わったタイミングでイヴが寝ぼけたまま右手で掛け布団を引きずってきた。

 まだ右手で目を擦っているので眠そうだ。


「なんで……せっかく寝たのに」

「レイくん成分が足りない……膝枕して」

「……わかったよ」


 眠そうな声でそう言われたので、俺はイヴの願いを叶えることにする。

 そのまま、この部屋にある魔法で掃除したばかりの綺麗なソファに移動する。


 俺がソファーの端に座るとイヴはトタトタと歩き俺の太腿に後頭部をおき枕がわりにする。

 イヴの深みのある綺麗な瞳は俺を見続け、ゆっくりと目を閉じていく。

 俺は頭をゆっくりと優しく撫でる。


「……おやすみ」

「ゆっくり休むように」

「うん」


 端的なやりとりをしてイヴは目を閉じた。

 

「レイくん……今度たこ焼きしようね」

「わかったよ」


 最後にイヴはそう言葉を発して眠りについた。


 俺はイヴが大好きだ。

 イヴがいたから俺は誇れることができた。

 イヴがいたから毎日が楽しいと思うようになった。


 大変なことは多いけど、俺はイヴとのやりとりを気に入っている。


「イヴ、ゆっくりおやすみ」

「……ん」


 そんなイヴが大好きだ。

 起きたら美味しい晩飯を作ろう。


 明日は規則正しい生活のため買い物に一緒に出かけよう。

 たまには外に出ないと暗い気持ちなってしまう。

 人は陽に浴びると肌の免疫も高まるし、ずっと部屋に引きこもってたイヴにはぴったりだ。

 そう決意を改めると、気持ちよさそうに眠るイヴを見て気がつけば俺も、うとうとし気づいたら座ったまま寝てしまっていた。



 


 



 











「……レイくん」


 目が覚めると目の前には大好きなレイくんの顔があった。

 規則正しい寝息を立てている。


「かわいい」


 普段は男らしいレイくんは寝顔がかわいい。

 まつ毛結構長いんだな。

 少し癖っ毛の茶髪はよく見ると艶があるし。


 レイくんは恥ずかしがり屋なので顔を間近で見るのはこの機会しかない。


 私に膝枕をするとすぐに釣られて寝てしまうレイくん。

 こうなると大抵起きるのは私が先。

 だから、レイくんの顔を見るために膝枕をお願いした。実を言うと1時間で起きたのはレイくんが掃除を終わらせる時間を見計らってのこと。

 レイくんは中途半端が嫌いだ。だから、キリがいいタイミングを狙って起きてきた。


「こりゃたまらんなぁ」


 思わずニヤけてしまう。

 そんなことを思いながら、私は再び目を閉じる。


 今は2人で過ごす時間を大切にしたい。


 二度寝は私の得意分野、レイくんの規則正しい寝息を子守唄にすれば10秒で眠れてしまう。


「おやすみレイくん」


 レイくんは私の人生を華やかにしてくれた。

 私の知らないを教えてくれた。


 ……灰色だった私の人生がまさか色とりどりになるとは思わなかった。


 私はレイくんなしでは生きていけない。

 こんな何もできない私に尽くしてくれるこんないい人はもう二度と現れない。


「……だい……すき」


 意識が遠のくとき、私は最後に気持ちを伝えたのだった。


 

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