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はーい百合です
何だろうね?もうなんかもう定番に…w
僕と言ったら百合って感じない?
ないか。(即)
でもねー、今回雰囲気百合だからそんなザッと百合って要素はないよ
というわけで今回は 神様崇めよ☆系でございます
てかなんか最近キリストの墓?ってやつがtiktok出よく流れてくんだけどさ
あれ実際本物なのか偽物なのかで言ったらどっちなんだろね?
とりあえず本編どーぞ
僕は宗教に入っている
巷ではそこそこ有名な宗教
いい噂もあれば悪い噂が大半
宗教は基本的に “神を崇める” という翻訳が多いだろう。
まぁ実際その通りで
会話の大半は神について語られる
信じてないやつもそこそこ多いが信じてる人が大勢いる。
それにつられて信じるやつも…ね。
でも僕は信じてない
だって神様は……
「僕を裏切ったんだ」
X月X日
今日も神に祈りを告げる
無意味な祈りをひたすら唱える。
あぁ…相変わらずこの臭いは慣れない
煙が漂うような臭い匂い
そして少し花の匂いが交わる
数年間嗅いできたものの…未だ吐き気がする
この服も、この冠も、このチョーカーも
全て黒で面白味がない
…
神に祈る必要は本当にあるのだろうか
僕はないと思うんだ。
こんなクソみたいな神様。
必死に生きている人間を不幸に導くような神。要らない。必要無い。
そんなことを一言でも口にすると…
【神様になんてことを言うの!】
【神様だって必死に生きている!】
【祈りを告げればきっと救ってくれる!】
【偶然が導き出しただけだ!】
【きっと君がまだ不幸だったからだ!】
【神に願えば幸せを見つけてくれる!】
【神様は皆様の味方なんだ!】
【神こそが世界!神こそが勇気!】
【神様がいるからこの世はある!】
【貴方を本当に愛してくれるのは神様だ!】
【神様がいるから貴方は生まれてきた!】
【神様に救われたのに!】
うるさいなぁ…ッ
神様神様うるさいんだよ。
今すぐにでもこの場を立ち去りたい
僕は “普通” に恵まれなかった
神様がいなくてもきっと産まれてた
たった1秒の命だとしても
生きた証はちゃんとある
だから神様に頼らなくても…
僕は生きていたんだ
神頼みも呆れてしまう
「ぅッ……ぁ……っ」
あれ…。
目眩がする
視界がだんだん見えなくなって……
バタンッ……
まだ意識が微かに残る中、祈る声が聴こえる
誰も助けてくれない
この世は不公平だ
一人の人間のために数人が死ぬ
そして数人のために1人の命が死ぬ
そして死ねないままなにかに押しつぶされて生きていく。
こんな世界を導き出した神様はクソだろう?
きっとそうなんだろう?
頭の中でぐちゃぐちゃになった答えを考えて言ったら意識は消えていった
「んッ……ここ…は…っ…?」
『夢の中だよ』
「夢…?」
「…貴方は…誰…っ?」
『んー…神様?』
「…は?」
『あははッ…wそりゃそんな反応するよね!』
『というか君随分神様が嫌いなんだね』
『なんでそんな嫌いなの?』
「ッ…僕を…助けてくれなかった」
「病気で両親を失った僕を、宗教の人々は助けてくれた…」
「凄い嬉しくてッ…涙が出てた…」
「そしたら…」
【神に祈れば助けてくれる】
「そういったんだ」
「小さい頃の僕は簡単に信じて…」
「きっと助けてくれるって願ってた」
「だけどいつまでたっても助けてくれなくて」
「助ける所か死まで追い込まれて」
「怖くなって辛くなって」
「もう…ッ」
『もういいよ』
『だいじょーぶ、君はよく頑張った』
ポンポンッ…
「ぁ…」
『私もね〜、神なんて信じてなかった』
『でも神になって分かったの』
『きっと神は不幸の原型なんだって』
『だから疫病神になっちゃったのかも』
『ごめんね。でもよく頑張ったね、耐えたの凄く偉いよ』
「…神様じゃなくて…ッ…女神様でしょ…っ」
『…そーかもねw』
「ッ…ぅ…ぐッ…グスッ…ふっ…ぅ゛…」
『…よしよし、』
「ぅう゛う゛……っ…グスッ」
この夢を見た時に
僕は思った
この神様は…好きだな
って。神様なんて大嫌いだけど
世界なんて憎くて仕方ないけれど
この神様がいればきっと
きっと…
まだ生きていられる
でも…なんか長いな…
いつ起きるの…?
現実世界ならもう…5時間はたってるよ…
ただの目眩なのに…?
なんで…っ…ねぇ…ッ…なんッ……
ぇ……?
なんで…僕が見えるの?
あれ…ッ…肌…白…ぃ…
北向きのベッドに真っ白な服…
顔にかけてある白の布…
そして…青色の…花…?
待って…待ッ…て…?
死んじゃ…ッ…ぇ…?
というか…皆…ッ…死んで…る?
何この大量の死体…ッ
ねぇッ…夢じゃないの…っ?
待ってッ…やだ…やッ…
ぎゅぅ……ッ
「ぁッ…」
『君は本当に幸運だよ』
『君だけ楽に死ねたんだ』
『きっとこれは神からの最後の幸せだ』
『まさに安楽死…ってやつ?』
「…ほんとに…ッ…死んじゃったの…?」
『君が願ったんだよ?』
「ぇッ…」
「ぅそッ…僕!死にたいなんて思ってなッ…」
『私何も言ってないけど』
「あッ…」
『願ったんだよ?って言っただけなのになんで死にたいと願ったって分かるの?』
「そ…れは…ッ」
「死んじゃったのって言った後に言ったから……ッ!!!」
『それなら他の願い方もあると思うけど』
『全員を死なせて僕だけ生きる』
『そんな願い方とか出来たんじゃない?w』
「…」
「僕…死にたかった…?」
「ぃやッ…違…う…」
「でもッ…こんなの…」
「やッ…なんで……っ」
『大丈夫…』
『僕が着いてるから』
「……」
『天国で幸せになろうね?』
(地獄)
「……うん…」
僕ってホント…
(不)幸せ…なんだから…ッ
とりあえず解説書くね
まず彼女がいた宗教は “神様” を崇めるのではなく、 “死神” を崇める宗教
そしてその宗教は死神を崇める為、常に死について考える宗教
そして煙の匂いと交わる花の匂いは毒
水で薄めた時間式の睡眠毒ミスト
幸い彼女は考え込みと日々のストレスで限界を迎え、毒で苦しみながら死ぬということを免れた
だがガスを体内に含んだ為寝ている間に死亡
そして遺体安置所に移送された
そして神様と名乗った女神は死神
困惑と混乱、恐怖でキャパオーバーになった彼女は考えることをやめ、天国という名の地獄で死神と過ごすことを決意した
うむ我ながら没を産む天才
流石ですわ
まずまず死神を崇める宗教とは?って思ったそこの君へ!
わしも知らん(定期)
いやまぁ…神崇めるんなら死神崇めるところもあるやろって思いまして…ヘヘッ
とりあえずここまで見てくれてありがとう!
おつにだんごー!!!